詩 黄金の月の呪い
「貴方をこれから魅了します」
「貴方は私に惹かれていく」
「そこに疑問はなくてもいい」
きらきら 光の粒を振りまいて
楽しそうにしてた光る金色の月
ひとたび瞳に映せば
もう貴方は虜になって
私のそばに寄り添いたくなってしまうの
夢のような時間を恵んであげる
それは無償の愛情だから
喜んで飛びついてもいいの
月の輪郭を指でそっとなぞってみて
きっとすぐに笑いが止まらなくなるわ
私の隣で星の数を数えましょう
正確なんて分からないから
永遠に遊んでいられるの
「終わらない夢を見せてあげる」
「けれどその代わりに」
「永遠に私のために働いてね」