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後悔
もし、私が一生分の後悔を先に経験できるのだとしたら、私は何だってするだろう。もっとも、それなら後悔とは呼ばないのだろうけど。
後悔、の一番の無力感は、後からどうしようもないことだ。悔やむことしかできないから、じたばたしたって仕方無い。それはわかっているのだけど、何度も「もしも――」のことを考えてしまう。
たとえばタイムマシンができたとして。
それが人類の後悔という感情を消すことにはなるだろうか。どうしてだろう。私はタイムマシンを作ってしまったことを後悔しそうな気がするのだ。そしてそのマシンで過去に戻り、作っている最中を邪魔する。
で、いつかまた後悔する。貴重な存在を消してしまったことに。
私にはいろんな後悔がある。
もちろんその大半は忘れてしまっているのだけど。
今日はここで筆をおきたい。
辛い日もある。
そういうことだと思ってほしい。
そのうち、この短い文章を投稿してしまったことも後悔するのでしょう。