人を褒める
学校に行くとは言っても、クラスの全員と話ができるわけでは当然ない。
もちろんできればそれに越したことはないのだけれど、どうしても仲の悪い人や、しゃべる機会のない異性なんかもいるわけで、これがなかなか難しい。
一年間を通してほとんど会話したことのない人だっているだろう。
私の友人はまだクラスメイトの名前を全員分覚えていないという。「後ろの席は?」と私が聞いたら「○○さん……たぶん」とのこと。
私も名前を覚えるのは苦手ですが、さすがにこれはわざとやっているとしか……。
ちなみに彼とはクラスが違うのですが、あえて後ろの人を指名したのは彼女がちょっと可愛かったから――というのは秘密。
私はあんまり口が上手なほうではない。
まあ会話が成り立たないわけではないし、友達とは自然に話している。
原因はだいたい分かっているのだ。私はあまり頭の回転が早いほうではない。だから面白い切り返しもできなければ、無茶ブリにこたえることもできない。
あと後になって「ああ、こうすれば面白かったなあ」と後悔することがたくさんあります。それなら笑いをとることができただろうに。
だったら小説を書けばいいじゃないか、文なら後からいくらでも手直しができる。と思ったのが小説を書き始めた一つの理由ではあるのですけど。
そう考えると悪いことばかりでもないのですが、どうにもこれがコンプレックスで仕方ない。
話上手な人の周りには自然と人が集まってくるし、そうすれば楽しいことでしょう。
私だってそういう人は好きです。
正直、トラウマなくらいに口べたが嫌いです。
これが原因でかなりつらい思いをしたことがありまして。
いやなもんです、自分を嫌いになるのって。
で、最近はグーグルを使うと何でもわかるというじゃないですか。
残念ながらウィキペディアには載っていませんでしたが、話がうまくなるコツを検索してみたところ、いろんなサイトが出てきました。
その中で共通しているのが、「話上手は聞き上手であること」
相手の心情をうまく察して話を引き出してあげることが、つまりは会話を発展させることにつながるそうで。
なら私にぴったりじゃないですか。
話すより聞くほうが得意なんですから。
でも、「うん」とか「ああ」じゃつまらないでしょう。
ロボットに向かって話しかけているみたいで。
そこんとこ、凄く難しいです。
あともうひとつ。
こないだも書きましたが人は褒めると喜びます。
印象が良くなれば、話も弾みます。
これも悪いことじゃない。
「きれいなものきれいと言える私でいたい」
これは私の好きな言葉。
無理をする必要はない。きっと誰にでもいいところはあるから、そこを見つければいい。
全員がどうしようもない悪人だったら、私は天使になってしまうから。
ちなみにソフトは、4-1くらいで勝ちました。
あんま面白くなかったけど。