ゴルフ
今日は、本当はたーくさん勉強してテストに備えるはずだったんだけど……そんな時に限って多趣味になる。アイデアだけだった小説を書いてみたくなったり、本棚に眠っていた文庫本を読破してみたり。どうやら勉強以外の面で充実した一日になったようだ。
そのうちの一つがゴルフ観戦。
やはり注目は石川遼くんである。まだ18なのに、日本の頂点を取ろうとしているのだからすごいという言葉では表しきれないくらいの偉業だ。私と大して年の違わない人とは思えない。
最近、ブレイクの若年化が進んでいるような気がする。
年齢の若い人ばかりがピックアップされて取りざたされるから、よく目につくだけなのかもしれないけど、遼くんをはじめとした若返りは確かに起こっているはずだ。
例をあげるとするならば、斎藤祐樹やマーくん、巨人の坂本。野球のほかにも水泳の入江選手や、この間はバイオリンの世界的な賞をとった高校生もいたはずだ。
芥川賞でも受賞するようなことがあったら、私も有名になれるのだろうが。彼等は女神に微笑まれたごく一部の存在にすぎないということも忘れてはならないだろう。
嫉妬するわけではないけど、才能はうらやましいと思う。それに対する責任や重圧がのしかかるのももちろん承知している。この日記を書いている時でさえ、文才のなさはつくづく感じる。
努力すればなんとかなるとは言うけれど、努力することも才能のうちなのだ。
誰にでもできそうだけど、誰もができるのならこんなに世界は殺伐としてはいない。
持てる者と持てない者は居るのが当然なのだ。
自然界で弱者は排除されてきた。
けれど敗者は必ずしも存在する価値のなかったものなのだろうか?
彼らが生を受け、育ち、食べ、子孫を残すことを望んでいたとしてもかなわなかった。だからといって本当に仕方のなかったことで、運命だったと諦めていいことなのだろうか?
大器晩成という言葉がある。
能力はいつ開花して世に認められるようになるのかわからないものだ。
焦る必要はないと思う。
私はゆっくりと自分を磨いていくタイプだと自覚しているから。
例の水泳のすごい友達は「水泳なんて嫌いだ」と漏らしていました。
好きでやっていられるうちはいいのでしょうけど、それがつまらなくなってくるとつらいです。
いまの部活とおんなじ。
もの好きでやっているなら楽しいのですけど、勝利だとかにこだわると、とたんに色褪せます。
そりゃ勝てばうれしいし、負ければ悔しいのですけど。
でもね、最初の目的を見失っちゃいけないんですよ。
人生、楽しくないと。
さてと、今夜は仁だ。