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強くてニューゲーム(仮)  作者: しゅがぞう
第一章 聖剣・魔剣・伝承・呪い編
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第31話 改革の始まり

「カノンさぁ!あの装置は凄いね!」

「魚がピューって落ちてくるんだもん!」


「そうそう、あれにはたまげたぜ!」


「うむ。目を疑った」


「...凄いこと考えつく...」


朝食を取りながら、取水装置についての話題になる。


「海水も凄いけど、真水がじゃんじゃん出てくるのも凄いよね!」


「あれはゲートを利用してるんだろ?」

「すげー魔法だよな!」


「...デザイアも使いたい...」


「カノン殿、あの装置は村の生命線になる。整備計画でもあの装置を中心に整備を

進めることが良いと思うのだが、ゲートはどこにでも設置できるのであろうか?」


「えぇ、どこにでも設置できると思います」

「今のところいくつ設置できるかは確認してないですけど」


「うむうむ。なるほどな」

「制限があるといけないから、可能であれば確認だけしておいていただけるか?」


「えぇ、わかりました!」


「...クオーツさぁ、あの装置の横に生簀とか作れない?」


「生簀かぁ。そうだな、必要だと思うぜ?」


「...魚いっぱいでしたからね...」


「うむうむ。それは名案だな。よしわかった整備計画に組み込もう」


「ギルドは明日行くってことでいいのかな?」


「...三日後って言ってたから明日でいい...」


「じゃあさ、今日はあたし達さ、エルフの人達とラクレットにでもいってこようかな?」


「ラクレットに?」


「うん、ほらもっと堂々としていこうって感じだったじゃん?」

「エルフの皆にも慣れて貰わないとだしー」


「そうだな!ユウリに聞いたらラクレットの宿屋の女将さんにも挨拶したいって

言ってたぜ」

「そうだ、レイミーも連れていこう」


「じゃあ獲れたての魚を持ってさ、卸せるところがないかもあたってみようか?」


「...この辺だったら新鮮な魚は貴重です...」


「うむ。この国はあまり漁業は発展していないからな」


次々に色んなアイデアが出てくる。うまくいけば一気に村が活性化するかも

しれない。 開かれた村にしていくにはエルフの村人自身が、外の世界と

交流していく必要もある。 ウィルもシーアもデザイアも冒険者だし、

護衛にもちょうどいい。


移動についての問題点はあるが、ゆくゆくは道を整備して、

村人が使える馬車とかを用意してもいいかも知れない。ルメリオさんに相談して

みよう。


...


ひとりになった時間を利用して、先日未確認だったマジックリングの

レベルアップについて確認をしてみよう。


ステータス画面を開くとマジックリングのチュートリアルの他に、

増えたレベル表記部分にもタップボタンがあることに気が付いた。


『やあ!元気にしてるかな?』

『まずはレベルアップおめでとう!マジックリング機能をアップさせる「融合」が

解放されたよ!』


『マジックリングが、道具やアイテムにも効果を及ぼすようになったんだ!』

『「融合」することでアイテムにマジックリングの効果を乗せることができ、

そのアイテム自体が効果を発揮こともできるようになったよ!』


『つまり、マジックリングを媒介しなくてもアイテムで効果がでるようになったんだ!』


『及ぼす効果はこれまでと同じ、マジックリングを作成する要領だよ!』

『作成したマジックリングと効果を乗せたいアイテムを「融合」してね!』


『安全機能として、「融合」で作成されたアイテムの効果は作成者の任意でОNとОFFを切り替えられるようになっているよ!念じてみてね!』

『管理機能として、「融合」で作成されたアイテムは作成者が見ればわかるようになっているよ!』


『色々な効果のマジックリングを作ることができるから、色々チャレンジしてみよう!』

『それではチュートリアルを終了するよ!』

『このチュートリアルは何度も確認できるから安心してね!』


これは便利に使えそうな能力である。少しわかりにくいが、

要するに「魔道具」を作れるようになったということなのだろう。


気になるのは「アイテム」という定義が「装備」にも適用されるかどうかだ...。

「装備」に適用されるのであれば、無敵に近い能力を誰もが身に着けることができてしまう...。


できれば適用されないで欲しいのだが...。果たして...。

ご覧いただきありがとうございました!モチベに繋がりますので、よろしければブクマと評価頂ければ幸いです!

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