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強くてニューゲーム(仮)  作者: しゅがぞう
第一章 聖剣・魔剣・伝承・呪い編
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第27話 報告とフィンドールさん

初めてS級魔物に遭遇するというハプニングがあったが、無事に討伐を終えた

俺達はギルドの用意した馬車に乗り込み、ルミナーゼの街に戻った。


ルミナーゼの街に到着したのはすでに深夜を迎えていたため、討伐完了の

報告だけを行い、詳細についてはフィンドールさんが出勤する明日行うこと

となった。


四人と別れた俺たちはゲートにて村に戻り、身体を休めたのだった。


...


翌日、知らぬ間に村に戻っていた俺達にタイレンが恐縮していたようだったが、

タイレンにも軽く事情の説明と報告を行い、ゲートにてルミナーゼの街に

戻ったのだ。


「しかしカノン様、昨日は見事でございましたわ」


「うん。ありがとうユウリ。ユウリも大変だったね」


「えぇ、でもカノン様がいらっしゃいましたので、大丈夫だと思ってましたわ」


ユウリも初めて遭遇するSランクの魔物であり、当然恐怖は感じたであろうが、

そう言って俺を称えてくれた。


「でも...もしかしたら今日の方が大変かも知れませんわね...」


「?」


...


ギルドに到着したが、残りの四人はまだ来ておらず、一足先に個室に通された

俺たちは、しばらく個室で四人の到着を待つことになった。

途中、ユウリが席を外したタイミングで、俺はステータスを確認し、驚くことになる。


----------------------------------


【レベル】 測定不法

【職業】  クリエイター

【種族】  六獣(虎)

【性別】  なし

【 HP 】  15000

【 MP 】  14800

【称号】

聖精霊の加護:ウィプス

魔精霊の加護:シェイド


【装備】  

聖剣:オベリクス     

武器効果 反射:(リフレクション)


魔剣:エクスキューション 

武器効果 停止:(ザ・ストップ)


旅人の服


短剣 


投擲武器


【常用スキル】

万能言語

レアドロップ


【習得済魔法】

探査:(サーチ)

身体強化付与:(ブースト・グラント)

加速付与:(ソニック・エイジット・グラント)

硬化付与:(プロップ・テクト・グラント)

浮遊照明:(フロート・ライト)

空間照明:(スペース・ライト)

雷光の轟:(サンダー・ボルト)

雷光矢 :(スパーキング・アロー)

水散弾 :(アクア・ショット)

火炎の槍:(ヒート・ジャベリン)

岩礫  :(ブロック・スロー)

岩の防壁:(アース・ウォール)

岩操鉄槌:(アース・マニュアル・ハンマー)

氷の防壁:(アイス・ウォール)

氷拘束 :(アイスバインド)

氷結爆弾:(アイス・ボム)

深淵の絶対零度:(アブソリュート・コキュートス)

聖光護化:(セイル・デクション)

聖光浄化:(キュア・エーション)

聖光回復:(シャイン・ヒール) 

次元の門:(ゲート)

重力監獄:(グラビティ・プリズン)


【聖剣印スキル】

龍種召喚

(剣技上昇)

(身体強化大)

(聖属性魔法極大化 魔力増大)

(聖属性耐性)

(魔力回復速度上昇)

▼聖光護化:(セイル・デクション)

▼聖光浄化:(キュア・エーション)

▼聖光回復:(シャイン・ヒール) 


【魔剣印スキル】

龍種召喚

(剣技上昇)

(状態異常無効)

(魔属性魔法極大化 魔力増大)

(魔属性耐性)

(魔力回復速度上昇)

▼次元の門:(ゲート)

▼重力監獄:(グラビティ・プリズン)


【聖魔印スキル】

(全属性魔法適正:(オール・マジック))

(体力上限突破)

(魔力上限突破)

(弱点鑑定)

(連続魔法)

(魔法無詠唱)

(並列魔法展開)

(魔法合成)


【ユニークスキル】

進化

分身

マジックリング作成 ▽ Lv.2 ▽


----------------------------------


(え、HPとMPが増えている?レベルアップしたってこと?

それに...マジックリング作成にレベル表記ができているぞ?スキルって

レベルアップすんの!?)


...昨日の戦いで、使用できる魔法が増えていることは事前に理解していたので、

それを確認するためにステータスを確認したつもりだったのだが、

違うところに驚いてしまうことになった。


(んー。詳しいことは分からないが時間ある時に実験してみよう。

それより魔法はだいぶ増えたな。デザイアに感謝しないと...)


ステータス画面をちょっと確認するつもりだったのだが、

思わぬ内容にすっかり色々と考えてしまい、

ドアがガチャっと開く音で慌ててステータス画面を閉じることになる。


「カノンさん!この度はお疲れ様でした!」

「皆様もご到着されましたよ!」


フィンドールさんに続いてユウリを含む他のメンバーが部屋に入ってくる。


「カノン昨日ぶりー」


「...おはようございます...」


「よぉ!カノン」


「カノン殿、お疲れ様でしたな」


軽く挨拶を済ませ着席し、今回の討伐の詳細についてフィンドールさんに報告をした。


「なるほど...ダンジョンに3層が...」


「いやぁ流石に驚いたぜ...なぁ」


「...3層でミノタウロスでた...」


!!!


「え!ミノタウロスですか!?」

「ミノタウロスってミノタウロス!?」


「うむ。そうだ」


「えぇ!?ちょっと意味が分からないんですけど!?」


「だから3層があって、先に進んだらミノタウロスが出たんだってー」


「えぇ!?ちょ...ちょっと待ってください!」

「ミノタウロスってS級のミノタウロスですよね!?」

「じゃあなんで皆さんこうしてお戻りになれたんですか!?」


「ちょ...失礼ねー」


「あぁ...つい取り乱してしまいました...。いやいい意味でですよ?」


「まぁフィンドール殿がそう言うのも無理はない。」


「...悔しいけど間違ってない...」


「だからさぁ、簡単に言うとカノンがさ...」


ウィルがそう言うと俺に視線が集中する。


「ハハハ」


乾いた笑い


「...あぁ...なるほど...そういうことでしたら、

みなまで言わずともなんとなく理解できました...」

「...そーゆーことなんですね?」


「「「「そういうこと!」」」」


「あぁー...なるほど...」

「そういうことなんですか。わかりました...」

「...いや...それより本当に皆さん無事で良かった...」


「そーよ。あたし危なかったからねー」

「これはギルドに責任を取ってもらわないとー」


フィンドールさんが立ち上がり、俺達に頭を下げる。


「皆さん、この度は大変申し訳ない...。そして本当によく無事にお戻りになられた。」

「3層の件については関連する機関で共有し、調査を進めることとします」


フィンドールさんの謝罪の気持ちは本心なんだろう。

「思ってたより敵が強かった」じゃすまない事態が発生する可能性があった

ということなのだから。 だが、俺も他のメンバーもそれについて頭を下げて

欲しいわけではないのだ。 なぜかと言えば、無事に戻ったことを本当に

安心して、喜んでくれている方が嬉しいのだ。


「いやいやフィンドールさん!頭をあげてください!」

「俺達冒険者なんですから!」

「むしろ俺達がこうして冒険者やってこれてるのもフィンドールさんのお陰だぜ」


「うむ。こうして戻れたのだから全く問題はない」

「そもそも、3層を発見した時点で報告しなかったワシらにも責任がある」


「あたしは全然大丈夫だし...ちょっとおまけしてくれれば...」


「...シーアのそういうとこ嫌いじゃない...」


「少し焦ったけど、最悪そーゆーところ見越してのカノンだったってことでしょ?」


「うむ。そういうことだな」


「...むしろ凄い抜擢だった...」

「...フィンドールさんのそういうところ凄い...」


「えぇ?本当に許してくださいます...?」


「許すも許さないもないわよ!...ったく。」

「こっちは元からそーゆー覚悟できてんだから!...おまけさえしてくれれば...」


「そうだぜフィンドールさん!あんたにゃ感謝してんだから!」

「ってシーア五月蠅い...」


「...いや...シーアはむしろそれで良いと思う...」


「そーよウィル!こういう時はね、おまけで解決するくらいの方が後に残らないからそれでいいのよ!」

「フィンドールさんの気持ちが嬉しいからそーするわけってこと!」


「...むしろ優しさ...寛容ともとれます...」


「うむ...ほどほどにな」


「フフフ」


シーアはもしかしたら本当におまけが欲しいだけなんじゃないかと疑いつつも、

「許すも許さないも元からないんだ」ってのは本心なんだろうと感じた。

多分これまでもフィンドールさんを含むこのメンバーはこうして関係を

築いてきたのだろう。多分ユウリもそう感じている。


持ち帰った魔石の鑑定と精算などはまた後日とするため、冒険者登録カードを

ギルドに預け、 俺たちはギルドを後にする...。

ご覧いただきありがとうございました!モチベに繋がりますので、よろしければブクマと評価頂ければ幸いです!

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