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大勝した夜は危険な話

教科書通りの対処は最低限しなければならない。

左軍の勝利は決定的になったが、日も暮れ出し敵の中央後方軍からの援軍もあり完全な決着は今日もつかなかった。



ガーメインが負傷しガークスを失ったが

カミラスを討ち敵右軍を壊滅状態にしたことにより、アルベリア軍の士気はかなり高かった。


俺はいくつか指示を出した。

「大勝した夜は夜襲される可能性が高い。休ませる兵はここより後方の陣で休ませろ。」


「動ける歩兵は前方の陣のテント内で酒盛りしてような声や雰囲気を出して、敵襲に備えよ」


「騎馬隊は陣より少し離れたところで待ち、合図が上がったすぐ駆けつけよ。」


「飛龍隊は半分は上空の監視、残り半分は丘の上で待機、半刻ごとに交代し敵襲があれば全員で攻撃を開始する。」


指示が出揃いみな動き出し、俺も隊を率いて上空へ上がった。



数刻が経った頃

「ご主人様、敵影が見えました。陣の左右を挟むように近づいて来てます。」

メープルが敵を感知したようだ


「マウラ!カエデに隊を率いて上空に来るよう伝えてくれ!」

「魔法矢を2本放て!左右から来る時用の合図やから」

ナギが2本魔法矢を放った。


「地上軍の交戦が始まったら俺たちも動く。みんな送れるなよ!」

(敵もなかなかやってくれる。左のルートから来て途中で分かれたか。)



敵の騎馬隊が(かぎ)付きの縄を陣の柵にかけ剥がしていく。

「放て!!」

テントに火矢を打ち込みながら敵の騎馬隊が陣に突入していく。


「なんだ?敵はどこだ!!」

敵は陣の両端のテントから襲っていったがどこにも兵はおらず困惑している。


「かかれぇ!!」

中央付近のテントから一斉にアルベリア軍が夜襲して来た部隊に襲いかかる。


「続け!!」

交戦したのを確認して俺は飛龍隊で上空から投げ槍、龍による火炎弾、火属性魔法ファイア

辺りが昼のような明るさになる。

敵夜襲部隊は大混乱に陥った。


さらに

「突撃!!」

一通り攻撃を浴びせた飛龍隊が上空に上がると、伏せていた騎馬隊が混乱しきった敵部隊に突撃していく。

敵は外と内から挟まれ身動きが取れないようだ。


「ファルマイルズの者共よ!助けに参ったぞ!!」

俺たちが降りて攻撃をしている間に敵の援軍が右側から来ていたようだ。


「どりゃあ!どりゃあ!」

1メートルほどの幅の広い大剣を両手に持った壮年の騎士が包囲に穴を開けた。


陣の右側から敵兵が逃げていく。

自軍騎馬隊が追おうとしたが

「深追いするな。兵を伏せている可能性がある。」

(敵にまだあれほどの者がいるとは)


黒猫隊に先程の敵将の素性を調べさせる命令を出し、伏兵隊にはそのまま朝までの警備を命令した。


夜が明け左軍に中央軍から兵を送り、俺はまた中央軍に戻った。


「陛下!昨日の敵援軍の大将が判明しました!」

(早いな)

「名将として名が通っており、すぐに情報が集まりました。」


「ダイルビス将軍、ファルマイルズ王妃の実父で、大メルベーゼ王国の譜代の家臣で王家の血も入っております。」


「大メルベーゼ王国とファルマイルズ王国との同盟のためダイボロスの養女となり嫁いだ娘の護衛のために騎士団を率いて、ファルマイルズ王国貴族となったようです。」


「ダイルビスは第一王子のダイゲルド派でしたが、領地が南東にあったためダイボロスの配下となり神山朝に情報を送っていたようですが、ダイボロスはそれに気づき、婚姻同盟のついでに明山朝にいるダイゲルド派をファルマイルズ王国に追い出すことに成功したようです。」


「敵の軍構成が判明、敵左軍金山朝18000、敵右軍はザリスを大将にした金山朝10000に昨日の夜襲に来たファルマイルズ王国の残兵1500を加えた11500」

「中央軍はルーカスを軍師に従えたダイルビス率いる19000」


敵軍約40000、アルベリア軍は44000ほど。

兵数差が逆転した。



「陛下!カミラ王国から早馬が来ております!直接伝えることがあるとのこと!」

右軍を突撃させようと命令出す直前にカミラ王国から伝令が来た。


話を聞くためにカミラ王国の使者数名を本陣招き入れた。


「直接の用件を聞こう!」

10人ほどのカミラ王国の兵から5名が陣に入ってくる。


「フランクス将軍を大将にした援軍25000兵がもうすぐ到着いたします。場所は敵の左軍の側面にある丘の裏。」


これによりアルベリア王国側の兵は7万近くになった。

この地の戦いも大詰め

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