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天の二つ名を持つもの達の話

古からある業物を持つものには二つ名が与えられる。

「さすが団長、十天槍の1人を倒すとは流石です」

手当てが終わり、黄金の槍を携えたガーメイン軍長官を労った。


「あの青二才に腕一本持つてかれたわ!ガッハッハッ!あともう団長じゃなく軍長官じゃ!!」

ガーメインは豪快に笑いながら槍を渡してきた。


「勝ち取った槍なのですからお納め下さい。」

一騎討ちで勝ち取った武具は勝利者の物と古より決まっている。


「これは陛下への祝いの品として贈る。武術大会優勝、中央騎士団の幹部就任、初陣の祝い、結婚祝い、出産祝い、全部まとめてじゃ!ガッハッハッ!」

(そういえば祝い品が来たこと無かったな。)


「では有難く頂戴致しますが、報奨品として使う可能性もあるのでご理解下さい。」



ガーメインが下がり、代わりに副将のガークスが勢いのまま攻めている。


「ガークス様の勢い凄まじく敵右軍後陣が後退していきます。このまま敵本陣まで上がる模様」

伝令から報告が上がってくる。

(ちょっと早すぎないか)


「ドラセナ隊とガーフォクスに左軍の増援に向かわせろ!たぶんこれは罠や!」

急いで二部隊を援軍に送ったが


カーン!カーン!カーン!カーン!


少し鈍い金属音が左軍の戦場に響き渡る。


「敵の奇襲部隊がエグランテリア地方軍に襲いかかり分断されました!」

こちらの援軍は間に合わず、前方にいた部隊は完全に囲まれた。



後退していたファルマイルズの右軍は奇襲の鐘の音と共に反転し分断されたエグランテリア地方軍に襲いかかった。


「ランカの荒熊ガーメインはここにはいないのですか。つまらないですね、引きましょうか。」

緑のオーラを纏った騎士を先頭にした部隊がファルマイルズ右軍の真ん中を割って出てきた。

「カミラス様!陣を割って引くって何考えておられるのですか!やる事やってから引いてください!」

副官がキーキー怒っている。


「まあ落ち着きなさいボーウィン。ちゃんと最低限のことはきっちりこなすのが私の流儀ですから。」

そう言うと自分の体を覆う膜のようなオーラを纏いガークス率いる囲まれたエグランテリアの前方軍に突っ込んで行く。


緑のオーラを纏った太刀から炎の剣撃が飛び次々とエグランテリアの兵が倒れていく。


「奇襲部隊に穴を開け後方軍と合流だ!続け!」

ガークスは死にものぐるいで奇襲部隊を攻撃しだした。


「あなたがこの軍の指揮官ですか?」

軍はほぼ壊滅しガークスの前にカミラスが現れた。


「あなた、名乗る名があるなら聞きましょう」


「我が名はガークス。ランカの荒熊ガーメインは我が叔父。こうなればやむ無し」

「だりゃあぁぁぁぁ!!」


ガークスは太刀を振り下ろしたが

カミラスの切り上げた太刀により右腹から左肩に抜けガークスの身体は二つに分かれた。



「報告!援軍とエグランテリアの後軍合流、奇襲部隊を壊滅することに成功しましたが、前軍は壊滅。キョオウキ将軍を討った轟天太刀七武(ごうてんたちしちぶ)のカミラスがドラセナ隊に攻撃を始めました。」

「テファン様が陛下にお渡しするものがあると来てます」

(キョオウキ将軍の副官がなんのようだろうか)


「通せ!」


「陛下お目通りありがとうございます。キョオウキ将軍から大刀を預かっております。桜花満月刀(おうかまんげつとう)をお使い下さい。そして最天大刀八将(さいてんたちはっしょう)の1人になって下さい。と伝えて欲しいと将軍から頼まれておりました。」

桜花満月刀は天下物でもあり特異物でもある名刀である。


天下物とは天を頂く武器で、それを扱う者が天の二つ名を持つことができる。

轟天太刀七武や最天大刀八将、等がそれである。


特異物とは込めた魔力の性質で状態が変わる珍しい武器を指す。


桜花満月刀にヒーロが魔力を込めると

桜花上弦刀と桜花下弦刀に分かれた。


ヒーロはメープルに跨り燃え上がるような黄色い

オーラを纏いドラセナ隊の方へ飛んだ。

龍人達が龍の姿になりそれを追う。


カミラスはユママの目前まで迫っていた。

「強すぎる私ではどうにもならない…」

ユママは追い詰められ今にも泣きそうだった。


カミラスの太刀、鋸太刀迦具土神(のこぎりたちかぐづち)の剣撃がユママ隊の本陣に向かって飛んできた。

ユママを目を瞑り神に祈る。


ピンク色の剣撃がユママの前からカミラスの方へ向かう。そして炎の剣撃が全て消し飛んだ。



「あなたやりますね。名をお聞かせ願います。」

カミラスはさらに剣撃を増やしていく。


「我が名はヒーロ。キョオウキ将軍から大刀を受け継ぎし者でお前を狩る者だ。」

俺は剣撃を飛ばしながら間合いを詰める


「あなたが名高い常勝将軍ですか。間合いを詰めたことを後悔なさいませ」

大炎を巻き起こしなが太刀の切り上げがヒーロを襲うが


「遅い」

光を放つ桜花上弦刀でその攻撃を受けた。


(けつ)

ヒーロがそう言うと桜花下弦刀がカミラスの背中の後ろに現れ上弦刀とカミラスの体を挟み、桜花満月刀の形になった。

カミラスは真っ二つとなり絶命した。


そしてヒーロは迦具土神を拾い

「最天大刀八将が一人ヒーロ。轟天太刀七武が一人カミラスを討ち取ったり!!」


ファルマイルズ右軍は80%の兵を失ったがかろうじて陣に引き上げそして日没となった。



次もなるべく早く書けたら書きます

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