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戦争をしている話

左軍前軍編

「敵の右軍の要は誰や?」

黒猫隊の報告を整理し終わったメープルが本陣の天幕に戻って来たので、一番気になってたことを尋ねた。


「右軍大将は元マイルズ王国の赤眼の鮫騎士団の団長ザリス、軍師は元ローゼンランド王国北方軍長補佐のルーカス、重騎兵隊長は元マイルズ王国黒騎士筆頭デミトリー・ロック本名はマーブル・ロック。」

(ルーカスなんてローゼンランドにおったっけか)


「ザリスはマイルズで国防担当してたやつやな、デミトリーは確かデュホンの師匠、ルーカスのここと知ってる者はおるか?」


「陛下!」

ガーメイン軍団長が前に出てきた。


「ルーカスは昔ローゼンランド王国の国境での戦いで1000の兵で1万もの兵を全滅させる作戦を立案した名将です。しかもその時まだ13歳でしたが国王の秘蔵っ子ということもありその作戦が遂行され、その結果1万の兵に加えて星騎士も数人葬ることに成功したのです。そして軍長補佐に」



「ガーメイン団長、我らがローゼンランドに攻め入った時そのような名前のものはいなかったと思うが?」

(そんな名将と戦った記憶はない)


「その時やつは牢屋に入れられていたと聞いた。どういうわけかリンドゥと共にクラスト王国に入国したという噂はあったが、まさか将軍付きの軍師とは」


「ラベンダはなぜルーカスが牢に繋がれてたか知ってるのか?」

ラベンダはローゼンランドの王族、内情にも詳しい。

「ルーカスは無謀な作戦を立てた将軍を止めたのですが聞き入れられず、私兵をと共に領地に無断で帰ってしまったのです。」

「作戦は失敗しその責任をルーカスが無断で帰ったせいだと訴え、牢に入れられてしまったのです。」

(滅ぶべくして滅んだんだなローゼンランドは)


「明日は魔法隊を左軍後方に布陣させる、魔法障壁はあるが敵部隊を気持ちよく戦わせないようにはできるだろう。」

「右軍はゆっくりと前進し確実に敵の兵力を削れ。」



2日目の朝

「左軍突撃!右軍前進!」

作戦通り兵を動かす。


「敵右軍、こちらの左軍に突撃を開始したようです。」

(守るより攻めるか、まあやることは変わらんな)

魔法隊の新戦術を思いついたので、見本を見せて魔法隊の面々に覚えてもらうことにした。


「魔法隊、今から俺がやることに続け!まず敵にファイアを撃ちつつ、フレアを敵と味方のぶつかる地点に落とせ」


魔法隊により炎の弾が敵に放たれるが魔法障壁により敵の騎馬には届かない。

「左軍突撃部隊にフリーザをかける」

冷気が左軍を包む。


「今だ!ウィンディアでフレアで暖められた熱風を敵に浴びせろ!」


魔法障壁によりウィンディアによるダメージは通らないが熱い空気が敵部隊を包み込み、動きがかなり鈍くなっている。

そこに熱さ対策をした自軍突撃部隊が突っ込んだ。


「陛下!作戦大成功です!左軍は敵を圧倒しております!」

「やりました!陛下!」

魔法隊を率いるルカとシーカが興奮した様子で報告に来た。


「2人ともこれをできるようになれよ。魔法障壊すのも手だが、魔法障壁で防げないとこを突く方が魔力を温存できるからな」

二人ともこくこくと首を振っている。


「ガーメイン様がデミトリーと一騎打ちを始めました。」

敵の突撃部隊を突破し、敵の中軍にガーフォクスなが襲いかかった。


「ガーメイン殿、久しぶりですなぁ。老いてもまだ前軍に将をやっておられるとは」

黒い鎧を纏い黄金の槍を携えた男が出てきた。


「デミトリーか、ワシに武術大会でボコボコにされたのを忘れたのか」

ガーメインも前に出ていく。


「ペーペーの頃の私と今の私を同じと思っておいでとは。いやはや歳は取りたくないものですね」

やれやれといった感じでデミトリーがさらに詰める。


「御託はいらん。刃を交えたらわかることだ。ワシの一撃軽くはないぞ!」

ガーメインが大刀でお襲い掛かるが、デミトリーはそれを3発の突きでいなす。


「ガーメイン殿、そんなもので私を倒せるとでも」

何度も大刀で攻撃するが槍で全て弾かれていく。


「ハァハァ…強くなったのは本当のようだな。」

ガーメインは息が上がり始めている。


「どうしたのですが?息が上がってますよ」

デミトリーが反撃が始まりガーメインは突きを防ぐのがやっとになってきている。


「楽には死ねないと思って下さいね。」

デミトリーの槍が大刀を持つガーメインの腕を貫いた。

「自慢の剛腕もこうなったらおしまいですね。」


「ガキめ、これは戦争だぞたかが腕を潰しただけで何をいきがっておる。」

がーメインは(うつむ)いている。


「負け惜しみを。ん?ん?」

デミトリーは異変に気づいた。


「もう遅い」

ガーフォクスは腕を貫いた槍を抜かせまいと握りしめ、左手で腰の剣を抜きデミトリーの頭に振り下ろした。


「な、な、グッ」

デミトリーは頭を砕かれ絶命した。


「試合ではなく戦争をしておることを忘れるからこうなるのだ。」

ガーフォクスは黄金の槍を持ち後方に下がり手当てを受けた。


魔法隊による回復が行われたが黄金の槍は貫いたら内部を破壊する特殊スキルを付与されており、完全に治らなかった。

更新遅くなって申し訳ない

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