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ストラ川の西を管理する話

自国のことをしっかりやって外を見るべき

「急報!急報!」


「どうしたのです?!」

昨晩を共にしてあニルヴァが俺の代わりに対応してくれた。


「クラスト王国の国土の北半分が独立し、ファルマイルズ王国と名乗りました!」

ファルというのはこの大陸の言葉で正統という意味である。


「もしやリンドゥが国王か?」

俺は国の名前を聞いて勘づいた。


「そのようです。ですがまだ詳しいことはわかっていません。」

(恩を仇で返したか)

ローゼンランドを逃げ、保護してもらった国の半分をのっとるとは。


大メルベーゼ内の闇魔隊の調べたところによれば

クラスト王国の北方に領地を与えられたリンドゥは、大メルベーゼ王国のコルロド地方軍との小競り合いに勝利し続け周りの領地の貴族達の信用を集めたようだ。


クラスト国王カルメリオは領土を広げることも無く、侵攻されたら金で解決するので貴族からは不満や弱腰なところを非難されていた。


そういうこともあって、大メルベーゼ王国が独立した時に明山朝から支援を受けたリンドゥが独立することに成功したのだった。


「誰かペンを」

ナギがペンと紙をもってきた。

「何をかかれるのです?」

ニルヴァが質問してきた。

「南方諸国にとクラスト王国に手紙を書く。ニルヴァは外務部に使者の準備をさせてくれ」


「わかった。至急手配させてくる。」


クラスト王国にはファルマイルズへ侵攻する際は我が国から援軍を送ることを伝え。

ファルマイルズ王国を国として認めないことと恩を仇で返したことへの非難をアルベリア、マイルズ、レナス、イーリスの連名で出そうという手紙を書いた。



南方4ヶ国で非難する声明を出した。

クラスト王国内の混乱は落ち着いたようだが、とても軍を動かす状態ではなく討伐軍を編成するのはまだまだ先になるということであった。


リンドゥはローゼンランドから持ち出した金や宝石類を使い貴族達を味方に引き入れたようだ。


ダイボロスの娘を妃に迎え、大メルベーゼ王国との関係強化をしたようだが

ダイマルス、ダイゲルドはダイボロスの勝手な行いに激怒し非難していたが、コルロド王国を挟み撃ちにできあるがるようになったので、今は傍観しているようだ。



自国の問題を解決することにした。

俺が外遊中にシルヴィエが根気よくストラ川西自治区の代表と手紙のやり取りをしていた。

頼みがあるとのことで俺が赴くことにした。


俺は龍人数人を連れ自治区で一番大きな村へと向かった。


「国王陛下ようこそいらっしゃいました。自治区の代表を務める三老の1人デントと申します。」

40歳前ぐらいの男が部下と思われる男達と迎えにきていた。


村の真ん中にある大きなテントに通されると40歳前後の男2人が頭を低くして膝まづいていた。


「国王に陛下、このようなところに御足労いただき感謝します。」

デントも膝まづいている。


俺は少し威厳が出るような仕草をしながら

「そう畏まらなくても大丈夫ですよ。シルヴィエから聞いた話では何か頼み事があるとか、昨年の税金の用意もしてるとの話でしたが」


「はい、外の蔵に税農品があるのでお納め致します。頼みというのは別の話でなのです。」

「我ら三老以下自治区全ての民のお願いです。本国へ向かうのに舟で渡らないといけないのですが、ローゼンランド王国が公用の舟を全て戦のために使い、我らは数隻の舟を何とか自分たちで用意したのですが、先の戦のどさくさで盗まれてしまったのです。」

「しかも下流ではなく上流に逃げたようなのです。」

(リンドゥが盗んで逃げたやつやろうな)


「そなた達の頼み事はなんとかしよう。河を渡れる手段が欲しいという認識でいいのだな?」

俺はデントに問うた。

「はい!新しく運搬用の舟を作って頂いても、橋を渡して頂いても、とにかく河を渡りやすくして頂きたいのです。」


「あいわかった。城に戻り次第手をつけよう。」


俺は納税品を飛龍に積み城へ帰った。



「なんと!橋を渡して欲しいとな?」

シルヴィエが今日の報告を聞いたようだ


「橋か、軍船が通るし他国の舟も行き交う河にどのような橋をかければよいのじゃ。舟を渡す方がよいのかのう」

さすがのシルヴィエも悩んでいる。


「ちょっと魔法でなんとかならんか本を探してみるわ」

俺は王都の書庫へ向かった。


「なんかいい魔法はないもんかなぁ」

俺は守備型魔法の本を見つけた。

バリアやらシールドやら基礎防御率呪文が書いてある。

(ん?土魔法)

グランドウォール

地面を隆起させて壁を作る

ディグホ

穴を掘る

ディグチ

溝を掘る


(これはいけるかも)

俺は土魔法を使って河を渡るためのものをおもいついた。

建設部門に大量のレンガとアスファルトと木材を用意するように命令を出した。



そして設計図を書き建築部に構造上の問題はないか調べてもらった。


材料の納入時期を乾季合わせて自治区へと向かった。

「橋を渡すために工事をするが、そのために川の流れを一時的に変えるための工事をする。みな工事がおわるまでは付近に近づかぬように。」

住人達は歓喜の声を上げていた。


俺は早速現場へと向かい川から海までの幅の広い大きな溝を作った。

「バースト・ディグチ!!」


土が端に盛り上がりみるみるうちに空堀のような溝ができていく。そして大きな上に上げ下げするタイプの水門を作り河と繋げた。

二股に水が流れ出したのを見て

「バーストグランドウォール!!」


本来の河に大きな土の壁を少しづつ隙間をあけて作り、新しい河にだけ水を流れるようにした。


「バーストストーム!!」

河をせき止めるための壁以外を吹き飛ばした。


平らの川底が出来たのを見て建設部に残りの工事を任せ城へと帰還した。


平らになった川底にどういう意味があるんだろうね。

ヒントはユーフラテス川です(๑•̀ㅂ•́)و✧

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