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まだまだ外遊する話

外遊は続きます

レナス王国でもう少し滞在したかったがヴェスティア王国のこともあったので、イーリス王国以外の国にも訪問するために予定を早めた。


「もう御出立なさいますのね、ミリーが寂しがりますわ」

リマスハリアが見送ってくれた。


「ヒーロ様ぁぁぁぁ!」

ミレイアが走って抱きついてきた

「もう行かれるのですか、もう少しゆっくりしていけないのですか?」

目を潤ませながらミレイアが訴えてくる。

「申し訳ありませんミレイアさん。他の周辺国にも行かなければならなくなったので」

俺は優しく諭すように言った。

カエデがミレイアを引き剥がしながら

「ヒーロ様、そろそろ行きましょう」

と言い城門前広場にヒーロを引っ張っていった。


俺は飛龍となったカエデに跨り

「リンベルにもよろしく言っといてください」

とリマスハリアに伝えて飛び立った。


リンベルは初めてワインを飲んだようで、酔いつぶれてまだ寝ている。



イーリス王国は海底資源で潤った国である。深い海底から大きな魔蓄石がよく採れ、浅めのとこからは珊瑚が採れる。

イーリス王国には国営の商会があり、採れたものが直接の財源になっている。

我が国は魔蓄石のクズ石を全て買い取らせてもらった。


イーリス王国の王都は青水晶湾に面した都市でアクアマリンという。


建物は王宮も含み水色と白色で塗られており、それを見に来る観光客のおかげで、観光産業も盛んである。


そのため国内の交通網はしっかり整備されており、さらに観光客向けの馬車や飛龍船も多い。


軍事面は立地のこともあって、陸軍は国内の災害の時ぐらいしか動くことがない。

飛龍隊を保持してはいるが数は少ない。

領海防衛のために海軍はマイルズ王国よりやや劣るが精強で規模も大きい。


そうこうしていると、アクアマリンの城前広場に降りた。


「ヒーロ様ですね、遠いところからご苦労さまです。」

お供を連れた水色のサマードレスを来た女性が近づいてきた。

俺は金色のロングヘアの少し童顔で美しいその女性に一瞬目をうばわれてしまった。


「そう言うあなたはイーリス王国の王族の方ですか?」

緊張を隠しながら返答した。



「私はイーリス王国第三王女マリナと申します。王城へ案内いたさしますので、馬車へどうぞ。」

(なかなか大物が来たな)


「では遠慮なく」

俺たちは3台の馬車で王宮へ入った。

王族以外の者が馬車でそのまま入ることはとても稀なことなので、最大限の歓迎を受けたことになる。


俺は客間で着替え、謁見の間に入った。

「ようこそ、ようこそいらっしゃいました。」

入るやいなや、ちょっと禿げた気の良さそうなおっさんに握手された。


「あなた!一国の王なのだから子供みたいにはしゃがないでください!」

玉座に横に立っている金髪の綺麗な女性が怒ってる。

「ああ、すまんすまん本物の英雄に会えたもんで」

少し禿げたおっさんが玉座に座った。

(王様だったんかあのおっさん)


「ヒーロ殿遠いところからよく来てくださった。わしはイーリス国王ベルバザールである。どうですかなイーリス王国は」


「アクアマリンはとても美しいですね。美しい城や町は他でもありますが、この町は美しさ他とは全く別の次元ですね。」

うんうんと王様が頷いている。


「少しいいかしら」

さっき国王に怒っていた女性が話しかけてきた。


「王妃のリランティと申します。ヒーロ様はヴェスティア王国はここに攻めてくると思いますか?」


「いずれは来るでしょう。かの国は大陸統一を掲げておりますし、海洋資源が豊富なので」

俺は教科書通りの返答をした。


「貴国はヴェスティア王国に勝てますか?」

王妃は少し答えにくい質問をしてきた。


「我が国だけで勝つのはかなり難しいでしょう。南方諸国が束になっても難しいと思います。」

あえて無理という言葉は使わずに答えた。


「ずいぶん弱気でいらっしゃるのね」

玉座の一段下にいる女性が食い気味に言ってきた。

「マリシア控えなさい!」

王妃が止める。

「だって」

王妃がキッとマリシアを睨んで黙らせた。

(こえぇ)

娘にも容赦がない王妃である。


「弱気と言われましたが、国力と軍事力の差があまりにも大きいのです。約38万兵を持つロードバルト連合国の1.5倍程の兵をヴェスティア王国は持つと言われています、南方諸国全体でようやくロードバルトと同等なのに楽観視はできんでしょう。」

ロードバルト大使からの情報を元に分析した内容を伝えた。


イーリス王国側の全員が絶句している。

(まだまだ征服するやろうから戦う頃にはもっと力をつけてるやろうなぁ)


「っと。」

王妃がほうけてる国王を小突いた。


「おお!ヒーロ殿にお願いがあるのを思い出さした!」

国王が立ち上がって近づいてきた。

「なんでしょう?できることなら致しますが」


「我が娘を王妃に加えて婚姻同盟を結びませぬか?南方諸国で同盟するにしろ、ロードバルトを加えて同盟するにしても、それとは別にお願いしたい。」


「即答は出来かねますが、良い答えをお伝えできると思います。」

言うやいなや国王が握手をしてきた。


「これ、王女たちよ自己紹介しなさい」

王女達に王妃が促した。


「長女のマリシアです。」

ちょっとふてくされている。

「次女のマリサ」

人見知りが強めな感じがする。

「あらためまして三女のマリナでございます。」

馬車で迎えに来た王女である。

「四女のマリエと申します。」

不思議な魅力のある娘という印象

「末っ子のマリヤだよー」

ツインテールの活発な感じの女の子だ。

(ここから選ぶのかぁ。ちょっとでも好意的な女の子がいいな)


「今夜王宮でパーティーを催しますのでその時にでも全員と一通り話をしてみてくだされ。」


こうしてベルバザールとの謁見を終えた。


今回の件を手紙に書き、アルベリア大使に本国へ

持って行かせた。



俺はパーティーで王女達と話してみた。

マリシアは普段は綺麗な金髪の長い髪に合う彼女特注の鎧を着ているそうだ。

軍の幹部でもあり海賊討伐も数回こなした女傑であった。


マリサは金髪の三つ編みお下げ髪やわ前にもってきた髪型で

やはり人見知りする娘だったので、ゆっくり話をした。

動物好きの心優しいごく普通の女の子であった。


マリナはよく気が利くし機転も利く娘で

アルベリア王国や龍人に興味津々な感じだった。


マリエは金髪セミロングで話をしていても不思議な魅力があった。観光産業に興味があり、国が出資する観光施設を決めているそうだ。


マリヤは少し幼さが残る可愛らしい娘であった。

王国のことや姉妹のこと、今日は出席できなかった兄達のことなど、お話することが好きらしく色々教えてくれた。


5人とも別々の魅力がある女の子であった。


パーティー会場を出る前に王妃と少し話をした。

「5人の王女様はとても魅力的で誰を選んでいいか悩みます。シルヴィエと話をしていないので確定ではありませんが、アルベリア王国に嫁いでもいいという娘がいたらその王女にします。」



客間で寝る前に手紙が届いた。

ゼークト教王が会うと言ってくれたそうだ。


次に向かう国はゼークト教国に決まった。


話の投稿が遅くなってすみません(A;´・ω・)アセアセ

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