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母の故郷に進軍した話

1章の大詰めがきた。

カサ地方に集まって数日が経った。

ビラが撒き終わった報告が来たので早速全軍に号令をかけた。


「国境までゆっくり進軍せよ!国境を越えたら一気に王都ローゼンベリオまで進軍せよ!デナン砦は飛龍隊が受け持つ!」

俺はそう言うと飛龍隊を引き連れデナン砦に急いだ。


「デナン砦は改修工事の真っ只中みたいやなぁ」

インビジブルで姿を消しつつ様子を伺っていた。


「マスター?元アルベリア領ですが力づくで落としますか?」

俺が考え込んでる顔をしていたらしく、メープルが聞いてきた。

(早く落とさんといかんから力づくでもええんやけど、少し緊急措置するかな)


俺はインビジブルを解き拡声魔法を使い呼びかけた。

「あー。アルベリア王国軍総大将である。投降する者は砦から出て東へ向かえ、アルベリア軍の敵地担当の部隊がいる。逃げるものは王都へ向かえ。今から1時間後に砦を即破壊する。抵抗する者は城にいて構わんが、無駄死にするぐらいなら出ろ」


そう言ってまたインビジブルをかけて敵の視界から消えることにした。


砦が慌ただしくなり投降するする兵は200人余りで王都へは10人ほどであとは砦を守ることにしたようだった。


「マウラ達よく見ておきなさい、あれがマスターの魔法の威力です。」

メープルが三人娘に何か言うているのが見えたが気にせず俺は


「バーストスプラッシュ・ワイドレンジ」

大量の水が城の真上から降り注いだ。

しかも30連発。


カサ地方は一部砂漠化するほど気温が高く乾燥している。そのため城の材質も乾燥と高温に強い砂や土を主原料としているので水に弱い。その性質を利用して破壊しようと俺は考えた。


30連発終わる頃には砦は木の部分を残して大きな池になっていた。

「息がある者に手当をしてやれ!落ち着いたら水を飲んでもええで!」


後続が来るのを水を飲みつつ待ち、後続が到着すると

「スプラッシュ・ワイドレンジ」

程よく兵たちに水を浴びせた。

兵たちも水分補給ができ、スピードを保ちながら王都近くまで来た。


二重の横陣で待ち構えていた。

(ん?敵の兵が少ないな周りにも兵を伏せていないようだし。)


敵前列中央から1人前に出できて

「こんなビラなど撒きおってからに卑怯者め!」

それはドゴスギアだった。


「それでもそちらの軍は1万は越えているようにお見受けしますが、我が軍の強さに怯えて吠えてらっしゃるのですか?」

我が軍から笑い声が出ている。


「前列突撃いいぃぃぃぃ!!」

ドゴスギアの号令で戦が始まった。


右軍の砂漠の嵐騎士団が猛スピードで敵の左の軍に突撃を開始した。

負けじと中央にいた豪雨の嵐中隊も突撃、左置いてた本陣からもタミナを突撃させ、アイリーンに敵の側面から攻撃するように指示をだした。

ルカに敵後陣に魔法隊で広範囲大魔法を放つように指示し、アリスには騎馬隊が引いたら前進する指示を出して飛龍隊を引き連れて上空へ上がった。


倍近い敵の兵力にもものともせずギリ優勢を保っていた。

しかし中央にいるドゴスギアはさすがに強く、乱戦の中なのにこちらの兵を圧倒する姿がよく見えた。

「誰かワシに勝てるものはいるかーー!」

ちょっと俺の血が騒いだが



「ここにいるぞおぉぉぉ!」

見た事がある兵士が大剣を振り下ろし、馬ごとドゴスギアを真っ二つしてしまった。


そして首を取り

「敵前列将軍ドゴスギア討ち取ったりーーー!」

マイルズ王国から仕官したヨーテモがドゴスギアの首を取ったのである。


自軍の士気がさらにあがり敵前列左軍は挟撃により壊滅、右軍は砂漠の嵐によりぶち抜かれ、敵後陣襲いかかる。


「バーストヘルストーム」

後陣とぶつかる前に魔法隊の攻撃が炸裂した。

敵魔法隊が障壁を出していたが、ワンテンポ遅れたせいで障壁の中ごヘルストームで大変なことになってしまっていた。


後陣中央に豪雨の嵐中隊が攻撃を開始すると後陣右軍が後陣中央に攻撃を始めたのだった。砂漠の嵐は進軍を止め様子を伺っていた。


(ローゼンビルスが消えた?)

開戦時は中央後陣にいたローゼンビルスを確認出来ずにいた。

俺は急いで飛龍隊を連れ王城向かったが、ローゼンビルスの姿は無く、俺達はローゼンランド西にある運河へ向かった。

船はもう北に向かって国境を越えてしまっていた。

(簒奪したとはいえ国王が兵を見捨ててどこへ行く)


だが船着場を見るとローゼンビルスがそこにいた。

「してやられたよ、リンデルの野郎が金目の物を持って逃げやがった。俺の逃げるための船を使って」


「お前のせいで人も国も不幸になりすぎたわ。処刑は免れられへんで!」


「親父の仇を取らせてもらうぞヒーロ。」

ローゼンビルスが剣を抜いた。


「死ねええええええええええええええええええええええええええええ」


ローゼンビルスがものすごい速さで間合いを詰めて斬りかかってきた。


(こんなやつ一騎打ちの形を取るのも腹立たしいわ)

「ふんっ」

俺は大刀でローゼンビルスを斬りあげた。

ローゼンビルスは一合も交えられず血を吹き出しながら後ろにふっとんでいった。



俺は拡声魔法を使い

「国王ローゼンビルスは討ち取ったローゼンランド軍よ武器を捨てよ」

投降を呼びかけた。


「バーストヒール」

全兵士に回復魔法をかけた。


王城から拡声魔法を使い

「我が名はヒーロ、ボルグ将軍とイザベラ王女の間に生まれた。初めて母の故郷に来れたことを嬉しく思う。国としてのローゼンランド王国は滅びるが、都市としても地方としてもローゼンランドは生き続けるしローゼンランドの王族の血を引く俺が統治する以上責任を持って行動いたす」


「貴族制は廃止するが、有能な貴族は地域の長にも任命するし、無能な者を地方の長官にもしない。真面目に働いた者が正当な報酬を得られる当たり前の政をするゆえ安心して生活を送ってくれ。」


ローゼンランド王国の貴族や役人、大臣に軍幹部を集め

「基本的に貴族は地方の役人になってもらう。面接によっては地域の長や、郡長官に任命する。」


「軍は本国に帰り次第領内全域で再編するが、無理やり騎士団を再編する気は毛頭ないから安心してくれ。」

「大臣は別のものが話を聞かせてもらい、然るべき役職についてもらおうと考えてる。」



面接やら貴族制の廃止から郡地方制への移行の作業の指示をだした。

ローゼンランド内で龍人を探してからローゼンダリスに戻ると書いた書簡をニルヴァに持たせ、龍人達と各地方に向かった。



龍人が見つかるといいですね

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