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こまぎれの太陽
真っ黒な美空が押し潰す
街路樹も未来もこの愛も
白雲が地上に舞い降りて
あらゆる切っ先包んだなら
こまぎれの太陽が滅んでも
僕と愛と君と愛は消えはしないんだ
同じ空見てるのに
違う地面に接してたの
僕がいる地面とは
交わらない地面に君がいる
真っ黒な湖飲み込んだ
木漏れ日も理性も純情も
堕天使が地上に舞い降りて
棒で世界掻き回したから
こまぎれの太陽のような君
僕と同じ空の下に居られなくなった
違う空見てるのに
同じ気持ちに触れていたの
僕が見る空の果て
交わらない世界に君がいる




