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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

ねえメリー、僕を殺してよ

作者:餅原
 酒と女と欲に溺れたネオン街の路地裏、泥酔した人間が吐いた吐瀉物のような、じっとりとした嫌な匂いが鼻にはりつく。
 夜な夜な街を彷徨くませた少女は、そこでひとりの男を見つけた。背が高くがたいはいいものの、いささか不健康そうな溝鼠のような男は、まさに人を食べている最中であった。

 「ねえ。もしあなたが今の生活を望んでいなければ……行くあてがなければ。気まぐれな女の気まぐれに付き合ってみない?どうせやることのない人生なら、私に捧げてよ。」

 豊かとは言えない薄汚れた街。ひとり少女はひとつ屋根の下で、食人鬼の男を飼っているという。その奇妙な日々の行く末とは。
2017/09/19 18:37
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