2
__そしてRIVIの時間はやって来た。
昼間とは一変し静かになる世界。それは少し不気味に感じられるが、勝負に集中するには丁度いい。
「今日こそ誰かと勝負を…って久々の申請きた!」
デバイスを漁っている司の元へ久々の勝負申請。
それを秒の早さで受諾すると、光に包まれる。
そして…
目の前には対戦相手。景色は普段と変わらない。
「俺、天羽司!!よろしく!」
相手に笑顔を向け、手を差し出す。
しかし、相手は表情を曇らせた後、手を払い冷たく言い放つ。
「お前は戯れているのか?これは真剣勝負。1番になることこそが真意。それなのに仲良くご挨拶とは…侮辱しているのか」
その目は司を軽蔑するものだった。
「ごめん…そういうつもりじゃないんだ。でもせめて名前は教えてくれよ。じゃねぇと呼び方困るし」
ムスッとした顔のまま、彼は名前をボソッと呟く。
「一朔夜だ」
「よろしくな。朔夜」
「馴れ馴れしく呼ぶな!!勝負内容はお前が決めろ。俺はどんな勝負でも絶対に負けない」
朔夜の言葉は挑発しているように聞こえるが、口調はまるで自分に言い聞かせている暗示のようだった。
「…じゃあゲームと戦闘系1つずつアイディアを出してコイントスで決めさせようぜ」
「…何を言っている。お前の有利な方で勝負すればいいだけだろ」
今にも爆発しそうな怒りの表情を見せる朔夜。
それに対し、司の表情はとても穏やかだ。
「それじゃあ俺が勝っちゃうからなー。そこはハンデといかないと」
「天羽司…そこまで俺を愚弄するか…!!」
「冷静さを失うと勝負に支障をきたすぜ。まぁ落ちつけよ」
「……チッ」
今まで頭脳戦だけを行ってきた司はこれはギャンブルでしかない。
しかし、それでもこれを行うのにはもちろん理由があった。
」




