いつもと違う彼女~その後~(200文字小説)
『いつもと違う彼女』のその後のお話です。
後部座席で爆睡している彼女。
僕はなぜか助手席。
隣で運転しているのは…。
「じゃあ…」
「もったいないから迎えに来てもらうよ」
「えっ?誰に?」
颯爽と到着した黒い車。
「待たせたな」
「全然大丈夫」
そう言って彼女は後部座席に乗り込む。
助手席のドアが開いて運転手が僕を手招きする。
僕が助手席に乗り込むと彼女が言った。
「お父さん、いいよ」
「えっ!」
運転席で強面の男が僕を睨み付ける。
こんなことなら早く帰ればよかった。