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袋詰めのイタイ

作者: 束間由一
掲載日:2011/11/19


 午後5時40分。警察に電話があった。

 近所の地下道で不審物を発見したとの事だった。


 警察の安岡と田村は、パトカーで現場に急行する。

 目的地に辿り着くと、そこには発見者と大きな何かが入った袋が置いてあった。


 「何だろう、危険物かな?」


 「わかりません、中を見るのは不安だったので。そのままにしておきました」


 「そうか……」安岡は、危険物用の手袋を装着した。

 「君は離れてなさい、私が様子を見よう」


 安岡は、慎重に袋の結んである部分を解くと、さらに、紙でくるまれた何かを外に出した。そして、ゆっくり包み紙から、中身を取り出す。


 「……これは……!?」


 安岡は、困惑の表情を浮かべた。

 首だ。そこには首が入っていた! しかも大量に!


 「安岡!? 何が入っていたんだ? 本部に連絡するか?」


 「いや、そこまでしなくてもいい」


 「はぁ?」


 「入っていたのは、フィギュアの首だよ」


 「フィギュア? あの、アニメとかの人形のですか?」


 「まあ、そんなところだ。ただ、頭部をとったんじゃなくて、これは多分元々胸部だけのタイプのフィギュアだろうな。しかし、女の子の胸像フィギュアだけこんなに集めるなんて、不可解と言うより何だかイタイな」


 「はぁ……イタイですね確かに」


 「こんなところに放置しなくても、どっかのコレクターズショップとかに売ればそこそこの値段になるのになぁ。勿体ない。」


 安岡は、再びフィギュアを袋に戻すとサンタクロースの様に肩に担ぎ、発見者に「ありがとう」と声をかけるとパトカーに向った。


 フィギュアの入ったその袋は、結構重かった。 






 



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― 新着の感想 ―
[良い点] 発想ですね。発想がとても良いです。そのおかげでタイトルが生きています。 [気になる点] ただ、三人称の部分に一人称が混ざっていたり(首だ。首が袋の中に入っていたのだ! しかも大量に!)、警…
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