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祈祷師の許嫁

作者: 秋暁秋季
掲載日:2026/10/13

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。


注意事項2

殴る時は自分で殴りたい。


その娘は余りに脆く、ひ弱であった。長く立つことが叶わないのか、車椅子に座っている。全てを諦めた様な虚無の目は、明後日の方向を見詰めていた。

其れは俺に幼少期に許嫁として紹介され、負けん気の強さを見せ付けてきた輩と同一人物と思えなかった。

「ほら喜べ。お前でも勝てる様な非力な娘に成り下がったぞ」

ただ口調だけは、あの時と変わらぬ気の強さを誇っていた。


私の家系というのは、妖術や呪いの類を元にする祈祷師である。故に代々才能のある者を交配し、家の存続を測っている。

名家なのも、繁栄を齎しているのも、其れに則って。どっかの御伽話しでしか聞かないような、話が私の周りには広がっている。

そうして私はその才が一向に現れなかった。代わりと言ってはなんだが、男児に負けず劣らずの気性の荒さと、手の速さがあった。

勿論、我が一族は後継者排出の為、それなりに苦労した。けれども全て失敗に終わった。流産という最悪の形で。だからこそ、これは一族の存続の為でもあり、これ以上、母の気を煩わせない為の手段の一つであった。

――私の日常を貴方にあげる。けれども一つだけお願いがある。

そうして私は日常の『私らしさ』の全てを譲り渡し、才を手に入れた。


「殴って来ないんだ。私に幼少期にした様に」

幼少期、此奴と俺は許嫁という形で知り合った。家を立て直す為だとか、資金援助だとか、双方の利害の一致を考慮して。

いけ好かない奴だった。出会い頭の、人を見下した様な顔が気に入らず、分からせる為に拳を振るった。そこからははよく取っ組み合いの喧嘩をした。

それでも、それでも決して勝つ事は出来なかった。物の数秒で地面に捩じ伏せられた。あの時ズタズタにされたプライドは、今になって癒えるものではなかった。だが。

「マゾ殴って何になるんだよ」

「私が君の立場なら喜んでボコボコにするけど」

「……二度と立てないのか?」

「立てるよ。私が物理的に『此奴殴りてぇ』と思った時、その時だけは、この子から返して貰う事にした」

そうして現れたのは、何とも名状し難い生き物であった。

「可愛いでしょう? ずっと一緒にいるのよ」

「てめぇ、美的感覚まで売ったのかよ!!」

深い意味はありません。

単純に、

昔からのケンカ仲間。

どう頑張っても相手に勝てない。

だから必死こいて鍛えてたのに、なんかズルして(主人公達の観点)、非力になった。

俺の今までの時間、返せよ。

何かと引き換えに、ヤンチャが大人しくなった。

みたいな話が書きたかっただけ。


そんななんかと契約して弱くなったお前に買っても嬉しくないんだよ!!

みたいなね。


○ラボの○ールマンみたいな。

ボス戦でのみ立ち上がるみたいな。


十回くらい見ると、『え……え……? なんか……SAN値……』とかいう子も『まぁ可愛い気がする』と思うタイプ。

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