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1――神話編―始まりの三柱

第一節 フェルナ ――光より生まれしもの


かつて、この宇宙に「無」しかなかった頃。

すべては静寂と虚無の中に溶け、始まりも終わりもなかった。


だが、その永遠の沈黙の中で、ひとしずくの“意志”が目覚めた。

それは、まだ名もなく、形すらない衝動――

ただ「在りたい」と願う力だった。


その意志が、自らを形に変えたとき、

宇宙に初めて「光」が生まれた。


その名を、フェルナ。


フェルナは創造の女神。

彼女の存在は、火花のように爆ぜ、粒子が生まれ、

空間が膨張し、時間が流れ出す。


まだ誰もいない宇宙に、

彼女は星の種を撒いた。


「私が創ろう。無数の可能性を、この手から」


フェルナの目には、命の未来が映っていた。

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