⭕ お帰り!
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
寛大な心で読めない心の狭い「 東離劍遊紀ファン 」の読者さんは読まないでください。
◎ 鬼鳥に対する記憶が、あやふやなので台詞とか口調とか違うかも知れません。
ファンの方は「 イメージ違う! 」「 こんな事、言わない! 」とか思うかも知れません。
◎ 鬼鳥の台詞はボイスを脳内再生しながら読んでください。
どんな声なのか知りたい読者さんは「 東離劍遊紀 」か「 凜雪鴉 」で検索すれば、動画で声を聴けると思います。
◎ 【 おまけ 5 】の「 続き 」として読んでください。
──*──*──*── 東離
──*──*──*── 何処かの都
──*──*──*── 旅館
キノコン:分身体
「 マオ様、セロフィート様と鬼鳥さまが御帰りになりますエリ 」
マオ
「 ──本当か?
随分と遅い帰りだったな。
オレ、出迎えて来るよ 」
キノコン:分身体
「 マオ様に御任せ致しますエリ 」
キノコンはオレに向かって器用にペコリと頭を下げると[ 厨房 ]へ戻って行った。
オレはキノコンが作ってくれた茸,野草,野菜が使われている料理の試食を中断して[ 食堂 ]を出た。
因みにキノコンは、裏庭に在る[ 菜園 ]の世話をしていると思う。
オレが居る場所は、持ち主が居なくなって長年放置された状態の廃れた旅館だ。
とは言え、キノコン達が十八番の建築技術を惜しみ無く発揮して、廃れた旅館を見事にビフォーアフターさせてくれた。
今では立派な旅館風民家として、キノコンの活動拠点と化している。
あくまでも “ 旅館風 ” の為、間違って都民が入って来ない様にと敷地全体に防犯魔法が掛けられている。
正面突破されない様にと立派な表門は、飾り門みたいなもので利用は出来ない。
敷地内に入る為に利用する本来の門は、裏門に在る。
幾ら持ち主が居なくなって長年放置された状態の廃れた旅館だからって、一応は≪ 都 ≫の土地なんだから勝手に住み着くのは如何なものかと思うけど──、改竄魔法や洗脳魔法を使えてしまうセロが気にする筈が無い。
誰かの許可も得ず、セロは勝手に≪ 都 ≫にキノコン達の活動拠点を作らせてしまった訳だ。
≪ 都 ≫に滞在する間は此処で寝泊まりと食事が出来るから宿泊費,食費の節約が出来て助かっている。
縁側から庭に出たオレは、日本庭園をイメージした美しい中庭を眺めながら、裏門へ向かう。
裏門から敷地外へ出たら、出掛けていたセロと鬼鳥さんを出迎える為に走る。
途中で《 弁当屋 》の前を通過した。
この《 弁当屋 》は、キノコンが始めた店だ。
キノコンが栽培している旬な茸,野菜,果物,穀物,野草,養殖している魚介類,飼育している家畜の肉をふんだんに使って毎日メニューが異なる日替わり弁当を販売している。
日替わり弁当の中身は和食風で──、牛肉,豚肉,猪肉,熊肉,鹿肉,鶏肉,猿肉,蛇肉,蛙肉…等々を使った肉料理や魚肉,貝類,海の幸を使った海鮮料理が日替わり弁当の顔になっている。
オレは日替わり弁当を未だ食べて無いけど、[ 食堂 ]で試食していた料理ってのが、日替わり弁当のメニューに採用される事になるかも知れない料理だったりする。
毎月10日,20日,30日には、オレの好きな中華風料理を楽しめる本格的な中華風弁当が発売されている。
和食風の日替わり弁当も中華風弁当も徐々に浸透しているのか、日に日に買いに来る御客が増えているみたいだ。
≪ 東離 ≫の国民に和食と中華風料理が受け入れられつつあって、なんか嬉しい(////)
遠くから人物の姿が見える。
セロも鬼鳥さんも背が高くて白いから遠目でも良く目立つ。
遠目から見ても仲好さ気に見えるから、一寸だけ妬けちゃうな……。
オレはセロと鬼鳥さんに向かって、両手を挙げて元気良く振ってみた。
マオ
「 セロぉ~~。
鬼鳥さ~~ん! 」
セロも鬼鳥さんもオレに気付いてくれたのに手を振って応えてくれない。
人目を気にしてるのかな?
2人共いけずぅ~~。
マオ
「 お帰り!
随分と日数が掛かったな。
手強い盗賊団だったのか? 」
セロフィート
「 ただいま、マオ。
そんな事は無いですよ。
雨が止む迄、盗賊のアジトで雨宿りしてました 」
マオ
「 そっちは雨が降ってたのか?
此方は曇りはしたけど、降らなかったよ。
鬼鳥さん、セロに迷惑を掛けられたりしなかった?
大丈夫だった? 」
セロフィート
「 マオ、何故ワタシが迷惑を掛ける前提で聞きます? 」
マオ
「 何時もはオレが迷惑を被ってるからだけど!
今回は鬼鳥さんがオレの代わりに迷惑を被る役じゃんか。
心配してるんだよ、文句あるか? 」
セロフィート
「 解せません。
心外です 」
マオ
「 前科の塊が何言ってんだよ! 」
鬼鳥
「 マオ殿の心配は杞憂だったよ。
キノコン殿も居てくれたからね 」
マオ
「 ふぅん?
{ 鬼鳥さん、もしかして…セロに脅迫でもされて本当の事が言えないの?
オレのセロが御免ね! }」
鬼鳥
「 ははは──。
そんな事は露程も無いよ。
マオ殿、私の心配をしてくれて、どうも有り難う。
セロフィート殿の事を悪く言える者は世界中を探してもマオ殿だけだろうね 」
マオ
「 そ…そうだね(////)
セロ……疑ったりして御免な? 」
セロフィート
「 上目遣いで謝っても駄目です。
マオの心無い言葉にワタシの心は酷く傷付きました。
暫くは癒えないでしょう…… 」
マオ
「 セロ……。
{ オレが居ないからって、捕まえた盗賊団を玩具にして遊んでないよなぁ? }」
セロフィート
「{ はて?
何の事でしょう?
鬼鳥さんも居ましたし、そんな事してません }
盗賊団の皆さんは、縄で縛り上げた後、きちんと役所へ連行しました。
鬼鳥さんが証人です♪ 」
マオ
「 本当かぁ?
全然信じられないんだけど…… 」
笑顔で微笑んでいるセロを疑いの眼差しを向けて見ていると、鬼鳥さんが盗賊団と対峙した時の状況を丁寧に詳しく説明してくれた。
どうやら鬼鳥さんは、セロから弱味を握られていたり、脅されていて、セロに都合の良い証言を無理矢理させられている訳じゃ無さそうだ。
今回は鬼鳥さんが聞かせてくれた話を信じる事にした。
◎ 訂正しました。
料理だったりする訳だ。─→ 料理だったりする。
被るやくじゃんか。─→ 被る役じゃんか。
何言ってんだよ! 」─→ 何言ってんだよ! 」




