✒ 続・噂話 2
──*──*──*── 東離の何処か
──*──*──*── 関所旅館・外
マオ
「 此処が完成した≪ 東離 ≫への出入り口の《 関所旅館 》か──。
立派な和風式旅館だな 」
セロフィート
「 安全に≪ 西幽 ≫へ行きたい富裕層には重宝されてます 」
マオ
「 財力を持ってる客がカモる対象だもんな。
平民とか農民とか貧しい人達は≪ 西幽 ≫へは未だ行けないのか? 」
セロフィート
「 貧民向けのツアー旅行を計画中です。
何をするにも莫大な資金が必要ですし、取れる所から搾り取るだけです♪ 」
マオ
「 ははは……。
繁盛してるみたいで良かった。
≪ 西幽 ≫に在る《 関所旅館 》も同じぐらい繁盛してガポガポしてるのかな? 」
セロフィート
「 マオ、“ 潤う ” と言ってください。
中間地点に在る《 旅館 》も繁盛してる様です 」
マオ
「 中間地点の《 旅館 》ってさ、《 関所旅館 》よりも宿泊室が多くないと駄目じゃんか。
どうしてるんだ? 」
セロフィート
「 地下に≪ ダンジョン ≫を作りました。
客室には困りません。
《 関所旅館 》の地下にも≪ ダンジョン ≫が有ります 」
マオ
「 マジかよ?!
≪ ダンジョン ≫をくっ付けたのか? 」
セロフィート
「 裏口から入りましょう。
正面から入ると目立ちますし 」
マオ
「 そだな 」
セロと一緒に《 関所旅館 》の裏口に回る。
裏口と言っても、ドアや扉の類いは一切無い。
目に見えない結界が張ってあって、セロ,オレ,キノコンだけが裏口から《 関所旅館 》に入る事が出来る様になっている。
──*──*──*── バックルーム
裏口から入ると旅館のBKRに出る。
旅館のBKRでは、キノコン達が忙しなく動いていた。
どのキノコン達も楽しそうで生き生きとしている。
マオ
「 キノコン達、元気そうだな 」
セロフィート
「 体を動かすのが好きですからね 」
マオ
「 お菓子を食べながら食っちゃ寝してるキノコンも見た事あるけど、スイッチの切り替えが凄いな…… 」
セロフィート
「 キノコンの部屋へ行きましょう 」
マオ
「 そだな。
キノコンの部屋は地下の≪ ダンジョン ≫に有るのか? 」
セロフィート
「 BKRに在ります。
暫く滞在します? 」
マオ
「 う~~ん…………そうだな。
≪ 日本国 ≫で食べなれた中華風料理を食べたいから、滞在したいかな! 」
セロフィート
「 はいはい。
マオは中華風料理が恋しいみたいですね 」
マオ
「 まぁな~~。
≪ 東離 ≫の料理は何でか物足りないんだよな……。
≪ 西幽 ≫の料理はどうかな? 」
セロフィート
「 中間地点に在る《 旅館 》では、和食の他に≪ 東離 ≫と≪ 西幽 ≫の料理を味わう事が出来ますよ 」
マオ
「 マジかよ!
それなら、中間地点に在る《 旅館 》にも行かないとな!
洋食は出さないのか? 」
セロフィート
「 抑時代が合いませんし、この≪ 大陸 ≫の陸民には、洋食より和食の方が好まれます 」
マオ
「 そうかな?
美味いんだけどな~~ 」
セロフィート
「 洋食はマオの故郷の料理と似てますからね。
抵抗感無く食べれたでしょう。
この≪ 大陸 ≫にとって和食がそうなのです 」
マオ
「 そっか──。
洋食はコース料理とか有るし、見た目的には平民よりも贅沢を好む金持ち貴族に好かれそうかもな? 」
セロフィート
「 和食は質素ですけど、薬膳との相性が良く、身体に良い食材を多く取り入れる料理です。
≪ 東離 ≫と≪ 西幽 ≫に和食が浸透するのも時間の問題です 」
マオ
「 マジかよ。
和食で飯テロする気、満々じゃないかよ 」
セロフィート
「 作るのはキノコンですし、流行るのは当然です 」
マオ
「 普通の水じゃなくて、幻神水を使うもんな~~。
隠し味に “ キノコンじる ” も加えるから、病み付きになる美味さになるもんな! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
≪ 東離 ≫の料理が “ 物足りない ” と思う原因が判明しましたね 」
マオ
「 あ……本当だな! 」
セロフィート
「 マオ──、キノコンの部屋はこの奥に在ります 」
マオ
「 また随分と奥に作ったんだな 」




