⭕ 袖触れ合うも他生の縁 1
◎ 読者の皆さん、覗きに来てくださり有り難う御座います。
今回は「 なろう 」で初めて、二次創作品に挑戦してみました。
ファンの方からの御叱りを受け、削除されてしまう可能性の有る内容……かも知れません。
ビクビクしながらの投稿です……。
◎ 世界観を詳しく分からず、地図も検索しない状態で書いたので、地理に「ん?」となるかも知れません。
取り敢えず「 東離劍遊紀 」を検索し、物語の内容を理解してから読まれた方が良いかと思います。
公式サイトを覗くとか、動画を見るとか、DVDを見るとか、小説( 上巻,下巻 )を読むとか──アクションを起こし、物語の概要(?)を知ってから読んでください。
ド素人が思い付きで書いた作品なので、知らない状態で読むと「 ????? 」になります。
──*──*──*── 何処かの獣道
ザァーザァーザァーザァーと激しい雨が降り続いている。
雨が降り始めて3日目だ。
全く何時になったら、この土砂降り並みの大雨は止むんだか──。
早く御天道様の暖かい陽射しを浴びたいもんだ。
マオ
「 ──はぁ…………。
何が悲しくて大雨の中を歩かないといけないんだよ…… 」
セロフィート
「 マオ、何度目の言葉です?
濡れないのですから良いでしょうに 」
マオ
「 それは有り難いと思ってるよ!
足元の魔法陣の力で濡れないで済んでるのはさ!
だけど、こうも雨の日が続くと気分が滅入って来るんだよ…… 」
セロフィート
「 未だ3日目です。
その台詞は雨が1ヵ月続いてから言ってください 」
マオ
「 1ヵ月も降り続いたら小さな≪ 村落 ≫なんて壊滅しちゃうだろうが! 」
キノコン
「 マオ様、大丈夫ですエリ。
壊滅した≪ 村落 ≫はキノコンが復興させますエリ。
この世界の人間もセロフィート様の実験台になりますエリ★ 」
マオ
「 可愛い顔して物騒な事を言うのを止めてくれないかな?
実験台なんて腐る程居るだろぉ~~ 」
セロフィート
「 マオ、実験台は消耗品です。
減った分だけ補充するのは常識です 」
マオ
「 セロは減った分以上に補充してるだろが! 」
セロフィート
「 ワタシの可愛い〈 合成獣 〉達の餌にも欲しいですし、実験台は大量に必要です。
マオも〈 合成獣 〉達にひもじい思いはさせたくないでしょう? 」
マオ
「 それは……そうだけど…… 」
キノコン
「 ボク達のゴハンも必要ですエリ。
活きの良い元気な人間を捕獲したいですエリ~~ 」
マオ
「 喰べるなら先ずは悪人からだからな! 」
キノコン
「 心得ていますエリ 。
同族殺しをしても平気そうな悪者から捕獲しますエリ★ 」
マオ
「 捕獲を “ かくほ ” って読まない!
読み方を変えてもやる事は同じだろ 」
キノコン
「 お優しいマオ様の為に、オブラートに包んでいますエリ 」
マオ
「 オブラートぉ?
どの辺がぁ!? 」
セロフィート
「 ふふふ…。
キノコンが居てくれると旅の会話も弾みますね、マオ 」
マオ
「 そだな……。
はぁ…………いい加減、何処かで雨宿りしたいよ……。
セロが古代魔法で雨雲を晴らしてくれたらな~~ 」
セロフィート
「 天候を弄る事は出来ないと教えましたけど? 」
マオ
「 分かってるよ…… 」
キノコン
「 ──!!
セロフィート様,マオ様──!
何かが此方へ向かって接近して来ますエリ! 」
マオ
「 えっ、接近?
動物かな?
今晩のおかずにでもしようか 」
キノコン
「 単体の反応の背後に複数の反応も有りますエリ! 」
マオ
「 単体の背後に複数??
野兎が腹を空かせた野犬にでも追われてる──とか?
野犬を食べるのは嫌だな。
野兎を捕まえてスープにでも入れよう! 」
セロフィート
「 野犬なら可愛いものです。
虎の群れなら、どうします?
ワクワクしますね、マオ♪ 」
マオ
「 虎って──。
縁起の悪い事、言うなよぉ!!
虎って猛獣じゃんかよ。
白虎──とか呼ばれて神獣化っぽくされてる虎が居るんだろ?
捕まえるのは兎も角、食べても大丈夫なのかな? 」
キノコン
「 セロフィート様とマオ様は、海を渡り入国した旅行者ですエリ。
“ 知らなかった ” でも十分通りますエリ。
大丈夫ですエリ 」
セロフィート
「 白虎なら、旅の供にしましょう。
マオなら背中に乗れるでしょうし 」
キノコン
「 めちゃんこ絵になりますエリ★
是非とも写メに残したいですエリ~~♥ 」
マオ
「 オレ、弄られてる? 」
セロフィート
「 ふふふ…。
今夜の献立はマオに任せるとしましょう 」
キノコン
「 セロフィート様,マオ様!
人間ですエリ!
人間が人間を追い掛けていますエリ 」
マオ
「 人間?
動物じゃないのかよぉ~~ 」
セロフィート
「 おや、人間も動物ですけど? 」
マオ
「 そゆこと言う~~ 」
セロフィート
「 マオ、どうします?
助けます? 」
マオ
「 厄介事に巻き込まれるのは御免なんだけどな。
雨降ってるしぃ~~ 」
キノコン
「 セロフィート様ぁ~~。
キノコン、お腹が好き過ぎて切ないですエリぃ~~ 」
セロフィート
「 それはいけませんね。
では、キノコンのゴハンに── 」
マオ
「 取り敢えず!
事情を聞いてから判断しような!
喰べるのは、その後でも良いだろ? 」
キノコン
「 エリぃ~~。
分かりましたエリ。
キノコンの救世主であるマオ様の判断に従いますエリ 」
マオ
「 うん。
有り難な、キノコン。
セロも事情を聞かず〈 テフ 〉に変換するのは禁止だからな!
〈 創造主
セロフィート
「 はいはい。
マオの好きにしてください 」
よし、言
まぁ、当てには出来ないけどな……。
えぇと、複
何
◎ 訂正しました。
マオも 〈 合成獣