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04


 コンクリートの箱。見た目はそんな感じだ。


 窓はあるが、長方形のビルはどこか味気がない。それらがいくつか並んでる通りではあるが、昨晩研究者が飛び出てきたであろう建物の前に武装した4人は並んで見上げた。


 カルマは体の3分の2を隠せる大盾を背負っているが、他3人は目立った武器は見当たらない。ネモはシンボルである大鎌を持ち合わせていないが、銀製の懐ナイフを2本ほど隠し持ち、フィオネは変わらず腰に二丁拳銃を隠し持っている。媒体が唯一ないのはアドビーであるが、彼の場合、武装はカルマである。ただひたすら守りに徹するのだ。



「入る前にひとつ」



 目の前にそびえ立つ建物の前で静かにネモが口を開く。



「私がリミッターを外したあとはカルマ、貴方が要だから、皆を護って欲しい」



 真っ直ぐと青い隻眼をカルマに向けるとこくとひとつ頷いた。



「その場合は絶対にアドビーはカルマから離れないで」


「言われなくてもいつも通り此奴の後ろに隠れるよ」



 安心しなとアドビーに手をひらひらと振られれば、分かったとネモは頷いた。言いたいことはそれだけらしく表情を引き締めた彼女は改めて入口と向き合う。



「そんじゃぁ、行こうか。ネモ」


「ああ、頼りにしてる。フィオネ」



 すっと息を吸って両開きのガラス扉に手をかける。グッと手に力を入れればそれは思ってるよりあっさり開いた。


 鍵がかかっていると思っていたが、どうやら違ったらしい。なんとも不用心だ、と眉をひそめながら警戒心を持ちながら建物内へと侵入していく。


 中は暗く、室内灯も照らしていない。真っ暗ゆえに最初は目が慣れるのに時間がかかったが慣れてきた頃に辺りを見渡すと、もぬけの殻だった。それはもう信じられないほどに空洞が続いている。遠くに上へと上がる階段も見えるが、そこに到達するまでに棚もなければ机もない。


 いくつか部屋もあるのだがそこも何も無いのだ。()()()()()()()のだ。


 ネモも、フィオネもアドビーもカルマも訝しげにこの異様な光景を眺めていた。



「そう言えば」



 ネモの零す小さな声ですら物がないから壁に反響する。



「お昼に新聞紙を眺めていたんだが、もぬけの殻だということが書かれていたのを思い出す」


「それって、俺ら無駄骨ってやつ?」



 ネモの言葉にアドビーが反応する。しかし、その言葉をカルマが首を横に振って否定した。



「恐らくそれだけじゃないのだろう。もぬけの殻は前提として、もっと深くさぐれとのことなのだろう。もぬけの殻なのはきっと何かあるとシスターは思っているはずだ。だから潜入させた調査員たちではなくこの時間でこの面子なのだろう。衛兵に紛れ込ませた者は自由度が低いからな」



 3人は、カルマの言葉になるほど、と大きく頷いた。カルマの言葉に全員が納得した。納得したが、それでも、だ。



「ソレでもどうやって探すのさ。何も無さすぎるンだよね。隠し扉を探すにしても、そういうギミックみたいな物がそもそも存在しないんじゃ触ることも出来ないし」


「とりあえず、中を捜索しよう。まだ、私たちは1階から動いていないんだから」



 なんなら、入口から動いていない。静かに言葉を落としててもよく響くネモの言葉に、全員はまたも大きく頷いた。もしかしたら上の階に行けば分かるかもしれないのだ。入口で動かずにただ作戦会議を続けても特に意味もない。


 一行はネモを先頭に、廊下のど真ん中を歩き始める。時折見かける部屋を覗きながら、確認していくが見事に物が何も無い。スッカラカンな結果に、4人は次第に少しずつ疲弊していく。


 それでも、何か建物自体にギミックがないか、壁に、床に、なんなら天井を蹴ったり盾で殴ってみたりしてみるが何も無い。何も無いからこそ慎重に進みながら結局は奥の階段へと着いた。階段下の隙間や、下に続く道などないかを探すが空振りに終わり上へと上がる。


 そうやって計5階まで進んだが特に成果もあげられず、4人は結局1階へと戻ってきた。



「なーーーーんもないし!!!!!」



 その場で座り込んで叫ぶのはフィオネだ。フィオネは、各階の細部をスキルを使ってくまなく探したためか疲弊している。



「フィオネ、大丈夫か」


「ンー、確かに皆よか疲弊は凄いけど、スキルはそこまで使ってないからまだダイジョーブ」



 イケメンなカルマに心配されれば少しは見栄を張る。実際にそこまでスキルは強く使用してるわけでは無いため、消耗は少ないが昨晩に酷使していたところもある。その余韻がまだ少し引きずるが、まだスキルは使用可能である。



「それにしても、ここまで何も無いとフィオネじゃないけど疲弊するな」



 調査の大半はフィオネ、ネモ、カルマでアドビーは特別なことはしてないと言うのに大口を叩くのは得意だ。じっとりとした視線を3人から受けては、ははははと空笑いしてカルマの大盾に逃げる。


 フィオネは大きなため息を吐いてやれやれと首を振ったあと瞼をおろして少しでも視力の回復を図り始めた。その様子を横目に、ネモとカルマは思考を回す。



「あまりにも何も無さすぎるのが違和感だな」


「何も無いが過ぎるんだ。そもそもがここを本当に研究所にしていたのかと思う」


「昨晩まで研究者が出入りしていたのならもう少しあるはずなんだ」


「例えば?」



 ネモとカルマが口々に言葉にする。それに、静かに耳を傾ていたフィオネが尋ねる。



「例えば埃とかだな。四隅に溜まってはいるが、物が置いてたであろう場所は特に変化がなかった。普通、家具やインテリアにそって埃が溜まるものだろう」


「朝方にきた調査の者でそこら辺が荒らされてしまうことはあるのだろうか」


「あとは、あまりにも物を置いた跡がないとかか。床の傷がないんだ」



 カルマが答えて、ネモが付け足して、またカルマが口にする。最近まで人がいたところは、もう少し人がいる気配がするものなのだが、本当にここはもぬけの殻なのだ。あまりにも何も無さすぎるが故に心に引っかかる。


 頭を捻ったところでネモはこれ以上は出てこない。カルマはあと少しだけ、違和感を感じて喉に引っかかってる部分がある。ふたりとも苦い表情を浮かべて腕を組むしか出来なかった。


 そんなふたりの鼻に、香ばしい香りと煙。


 どうやらアドビーが建物内で煙草を吸い始めたのだ。



「匂い移るからやめて」


「バカ、室内で煙草なんて火事になったらどうするんだ。隣の建物に燃え移って損害賠償など私は嫌だからな?」



 怪訝な顔でネモがアドビーに向けた辛辣な言葉のすぐにカルマがアドビーが咥えていた煙草を奪ってすぐ様火を消す。



「隣……」



 それに怒ることも、いつもみたいな茶化しもなく、アドビーは何か引っかかったようにカルマの言葉を反芻した。



「隣って同じようなビルだったよな」



 そういうとカルマの背後から徐に出てくると、ひとりで外へと向かっていく。流石に、武器も持たないアドビーをひとり残すのは良くないと、3人も慌てて外へと飛び出していた。すると、辺り一帯を不自然な霧がたちこめていた。ゆらりゆらりと揺れる霧に、4人は眉根を寄せる。


 心許ない街頭は、霧に反射していつもより明るく辺りを照らしてるように見える。その中からぞろぞろと影が蠢く。それらは左右の道路から4人を挟み込み囲うようにして現れた。



「カルマ」


「分かっている」



 カルマはネモの呼びかけに頷きながら返事をすると、大盾を構えアドビーを背中へ隠す。アドビーは非戦闘員ではあるが、戦えない訳では無い。それでも、彼が3人の命綱でもあるため過保護に守る。


 それを見た残りふたりはそれぞれの武器を両手に持った。



「ネモぉ、どっちが早く始末できるか競走ネ」


「彼らは元人間だ。自重しなさい、フィオネ」


「えぇー、もう、はーい、分かりましたヨ」



 フィオネの最後の言葉を合図にしてふたりは左右別々に動き出した。


 フィオネは無理に獲物へと距離を縮め必要が無いので、その場で片手で一体ずつの頭部を狙う。弾が切れると弾を装填しながら、時折近づいて襲ってくる相手を上手く交わし、回し蹴りをして遠くへと吹っ飛ばす。そして、しっかりと頭、または心臓を狙って銀の弾を打ち込んでいく。


 逆に近距離戦をするネモは、切れ味のいい懐ナイフを両手で振り回し、綺麗に首を跳ねていく。それでも時折討ち漏らしがあれば、動かないカルマに近寄るので、カルマが銀で出来た大盾を振り回して彼らを仕留めていく。アドビーに近づいた奴らは、1度距離を開けなくてはいけないので、アドビーは蹴りを入れたり投げたりしたあと、そこをカルマが仕留めていく。


 そうして、一体、そして一体と減っていく下位吸血鬼の群れ。彼らがどこから湧いてきたのかは不明だが、この街に昨日と同じくらいの下位吸血鬼がいるのは自然ではない。


 依頼では街の人達の失踪事件はないのだ。下位吸血鬼に襲われて亡くなった者の方が圧倒的に多い。そうなると、他の地域から人間を拉致して下位吸血鬼化させている可能性がある。そして、現れた対吸血鬼狩人(ヴァンパイアハンター)にこれみよがしに攻撃させている。



「胸糞悪いな」



 フィオネはぽつりと零す。


 吸血鬼側は戦争では教会に勝利はしたが、それでも教会という組織を目の敵にしているのは間違いない。それは、お互い様というものである。吸血鬼側は、ひとりでも教会の人間を亡き者にしたいし、教会は高位貴族(グラン)吸血鬼(ヴァンパイア)を一族ひとつ分は屠りたいだろう。


 だからこそ吸血鬼側は他の地域からわざわざ人を連れてきて吸血鬼化させている。


 対面した最後の一体を、力任せに胴体から頭を切り離してしまえば、ネモは肩で息をしていた。


 怒りと悔しさと、何もかもがぐちゃぐちゃに感情は騒ぎ立てる。人を玩具のようにしか遣わない吸血鬼に腹が立つ。そうしてこちらは教会で神を信仰しているという立場だというのに、それを救うことも出来ないでこうやって殺さないと助けられないだなんて。あまりにも無力で歯痒く、悔しい思いをぐるぐるとお腹の中でないまぜにになって消化不良だ。


 己の無力さに肩を震わせるネモが動かずにいれば、その肩に手がぽんと乗る。大きくて温かいその手に、消化不良を起こして固まっていた意識を現実に戻した。そして、ネモは慌てて振り返る。



「大丈夫か」



 カルマが心配そうに顔を覗き込んできた。その瞳はとても真剣でその美貌に少しだけ圧倒されながら、ネモは小さく頷く。それに満足したのかカルマは少しだけ笑みを浮かべると手をそっと下ろした。



「ねェ、あまり知りたくなかったんだけどさ、アレって……」


「気が付かないフリってのも大事だぞ」


「ふぅーーーーん????こりゃぁ、教会内で戦争起きソうだねぇ」



 背後でアドビーと、どこか面白いものを見つけたというように顔を歪ませるフィオネに、ネモは首を傾げた。


 討伐した吸血鬼たちは討たれたその時に灰へと変わり、既に道には少しだけ異臭は残っていたが死体は残っていない。


 アドビーは、持っていた聖水を懐から出すと、思いっきり扇状に振りかける。そして、十字を切り祝詞(のりと)をあげる。それをネモたちは祈りながら死んだ下位吸血鬼たちへと弔いをするのだ。昨晩も、なんだかんだと終わったあとに戦場となった袋小路へと戻り、しっかりとお祈りはした。ネモとフィオネは手を組んで、カルマは左胸に右手を添えて少しだけ頭を下げ、全員が黙祷をする。


 祝詞をあげられるのは治癒術師だけだ。治癒術師は癒しのスキルと言われているため、魂を癒すことも出来ると言われている。だから、ここのメンバーで祝詞を唱えることが出来るはアドビーだけなのだ。祝詞はあげなくても、しっかりと供養として祈りを捧げれば問題ないが、祝詞が上げられる時はしっかりとあげるべきということもあり、アドビーは毎回戦闘後はしっかりとその役目を果たしいた。

 数分、祝詞を唱えるアドビーの低めの声を耳にしては、静かに祈る。それが終わればふっと緊張が抜けて瞼が上がった。あたりに立ち込めていた霧はもうない。


 街灯で照らす石畳の地面は少しだけ心許ないが、少しだけひんやりとした空気は先程の喧騒が嘘のように静かだ。



「行こう」



 ネモの静かな声が3人の視線を集める。



「きっと、一般人が捕らえられているんだ。この街のどこかに。それを見つけないと」



 そう伝えながら、ネモは突然ウィンプルに手をかけ徐にそれをとる。今までウィンプルに綺麗に収めていた艶やかな黒く長い髪は、内側だけ白銀に輝いており、それらは背中へと流れ落ちる。頭の後ろに縛っていた眼帯の紐を外すと隠れていた左目が露になる。


 そこにあったのは、ルビーのように真っ赤な瞳。

 ルビーのように真っ赤な瞳は、長い間眼帯の下に隠れていたためか瞳孔が開いていた。それが突然外の世界を確認すると、急に光が入ったためか瞳孔が縦に縮小する。



「うっ……」



 途端に体中へ熱がぐるっと巡っていく。それは急速力に高まっては、心臓の動きを早くさせる。力が血流に乗って、末端へと流れていく感覚は苦しく、ネモは未だに慣れないのか意識を持ってかれそうになる。それをぐっとお腹に力を入れて堪えれば、次第に根元から髪の毛が白銀へと代わり、蒼かった右目までもがルビーへと変わる。


 とてつもなく綺麗な顔した少女にその色合いは、傍から見たら中位以上の吸血鬼であった。色白の肌は血の巡りで少しだけ桃色に蒸気し、ふっくらとした唇は冴えるような赤色。まつ毛までも白銀に彩っては、綺麗に赤い瞳を縁どっている。



「慣れねぇなぁ、それ」


「気分はどう?ネモ」


「少しだけ気持ち悪い」


「辞めておくか」


「ううん。これなら人の気配がわかるから……早く、終わらせてしまおう」



 アドビー、フィオネ、カルマと順々に確認をネモにとる。それを丁寧に拾いながら、ネモは、向かいのとあるビルを睨んだ。


 吸血鬼化。


 これは唯一ネモだけが持っている特異体質だ。

 ネモには過去、高位貴族(グラン)吸血鬼(ヴァンパイア)に襲われた事がある。襲われた当初、そこには家族がいた。父と母は、下位吸血鬼になり、その場にいた双子の兄はネモをこの体にしたその吸血鬼に攫われた。3年前のことだった。ネモは覚醒しきれずに、中途半端に吸血鬼化したのだ。その代わり、スキルとして身体強化を手に入れた。その時に、依頼で来たシスター・マングロウにより保護。両親はその場で屠られた。そうしてネモはそのまま、身柄は教会預かりとなった。


 中途半端な吸血鬼化は、赤い瞳が外の世界を映した時、体が反応して吸血鬼化させる。そのため、人間の香りには敏感になり、途端、血を渇望する。生き血は尚更に欲しく、生きている人間が近くにいるだけでお腹が空く。


 吸血鬼化してしまえば、この状態で既に身体強化が必要ないくらいに強いのだが、ここにスキルを使用すると、普段使用している以上に身体が強化される。


 だかそこには落とし穴があった。中途半端な吸血鬼化だからか、この状態でスキルを使用してしまうと最後、意識が飛ぶのだ。その時は、敵味方関係なく戦闘狂へと変貌する。


 それを止める役目がフィオネだった。銀で出来ていない玉で、急所以外を発砲。動きが鈍ったところでシスター・マングロウのスキルを込めた、抑制の腕輪をつけると動きが止まる。このことを知っているのは、同チーム内の仲間内と、この吸血鬼の力を研究に捧ぐ研究チームだけだ。この力のことは境界的にも世界的にもトップシークレットであり、使用にも許可が必要となる。その為、あまり乱用もしないようにしていた。


 同チームメイトには、研究所で何度か吸血鬼化したネモとデモ戦闘を行っていたりとしているため、アドビーもカルマもネモのこの姿は初めてではない。それでも最初の頃は随分と反発されていた姿である。教会内部でも随分ともめた。教会は吸血鬼を赦さない。それは仲間内にもいてはならないという思想だ。教会に身を置いている人間は被害の大小はあるが、基本は吸血鬼に対して何かしらの因縁を持っている。それが目の前に現れた時、人間は誰もが善人でいられない。特に対吸血鬼部隊にいるもの達は顕著に吸血鬼を敵対していることもあり、チーム内ではいまだにネモを敵視している者だって数名いる。


 フィオネ自体、最初は反発していたが、強大な力は武器になると判断している。それに、止める役目は面倒臭いとは言え、中位以上の吸血鬼に銃口を向けられる。役得だと言われて仕舞えば役得なのだ。そうやって2人は収まるところに収まった。カルマとアドビーは初めて会った時は驚いていたが、上が決めたことであるなら拒否をするつもりはなく、素直に受け入れていた。


 それらを踏まえても、シスター・マングロウは今回の吸血鬼化への許可を落とした。そのお陰で、今回難解としていた拠点探しが思っていたよりもスムーズに終わりそうだ。


 4人が最初に入った建物の向かいにある、最初に入ったものと似たような建物。そこから少なくない数の生きている人間の気配をした。おそらくこれが正解で、4人はまんまと黒幕に踊らされたというのだろう。それは、この4人だけではなく、朝に調査で入った衛兵たちもだ。どうしてこの、ただのビルが本拠地だと思ったのか。その答えは簡単だ。認識阻害を受けていたからである。そして、それに気がつかないままネモとフィオネは報告をし、それを受けて衛兵が動いた。



「本当に馬鹿にしてくれる」



 さっさととっ捕まえてことのあらましを全て洗いざらい吐かせてやる。そして、その背後にいるのがどの高位貴族(グラン)なのかも突き詰めてやる。


 4人は表情を引き締めると、目的の建物へと潜入していった。

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