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第13話 異世界における職業、ジョブ



 今回のエントリーは、職業・ジョブについて考えます。

 この職業・・とジョブって、同意で捉えて良いのでしょうか。

 筆者的には面倒なので良しとして行きますよ。

 ジョブシステムが出て来たのって、FF5あたりでしたっけ?

 しかしこの職業・・って、ちょっと違和感を持ってしまいます。

 職業が騎士、冒険者、傭兵なら解るのですが、勇者・剣士・魔法使いだと、ちょっと違う感じがするのですよ。

 クラスと呼んだ方がスマートな感じがします。

 まあ、登場人物がどのような能力やスキルを持って、どんな役割を果たすかの指標ですから、これは現在の常識として、難しい事は考えないで話を進めましょう。





<冒険者・ハンター>

 相変わらず高い人気を誇っているのが冒険者です。

 ハンターと表現する作品もありますね。

 冒険者はギルドに登録し、ソロで行動したり、パーティーやクランを組んで依頼を受注し達成します。

 最近では、冒険者ギルドの受付嬢も大人気です。

 昔から、『かわいい顔して実は凄腕でした!』なんて設定もありましたが、最近では堂々主役を張っています。

 


<傭兵>

 この界隈で意外と出番が少ないのが傭兵です。

 しかし現実世界のヨーロッパ史においては、非常に重要な役割を担ってきました。

 是非、登場機会を増やしてあげたいものです。



<勇者>

 その世界に魔王が現れた時、人類が魔王を倒す唯一の存在として描かれるのが定番。

 選りすぐりのパーティーを率い、成長しながら魔王に挑んでいく!

 ちょっと飽きられている感が否めません。

 最近は不遇職の主人公の引き立て役に落ち、残念勇者として描かれる事も多いです。 



<戦士:ファイター>

 ちょっと時代遅れな感じがするが、念のため。

 現在はもっと細分化した使い方が主流でしょう。

 剣や斧を武器にしたり、格闘術で戦ったり。

 鍛え抜かれた体躯に、単純で豪快な性格の持ち主が多いです。



<剣士>

 前衛職の定番。

 切り込み隊長。

 今時ではちょっとありきたりな感じもします……。


 

<魔法剣士:ルーンナイト>

 勇者も魔法剣士に含まれることが多いでしょう。

 単純に剣技に優れ魔術も行使するパターンと、剣に魔術を乗せて攻撃するパターンがあります。

 前衛でも後衛でも活躍できるありがたいジョブ。



<騎士:ナイト>

 騎士の叙任式は、主君の前に跪いて頭を垂れた騎士の肩を、主君が剣の平で『トントン』叩くという儀式が行われます。

 そして領主に忠誠を誓い、騎士爵の称号を頂きます。

 領主の妻に忠誠を捧げるロマンチスト。

 戦場では騎馬に乗り、数名の家来を引き連れ戦場を駆け巡ります。

 ファンタジー小説においては、プレートアーマーに片手剣と盾を装備し、前衛で敵のヘイトを集める盾役となります。



<魔法使い・魔術士・魔導士>

 この職業はファンタジー物の必須の職業と言えるのでは。

 多彩な専門職が存在しています。

 装備は杖を持つことが多く、ローブなどの軽い装備でしょう。

 主に攻撃系が黒、回復系が白で区別するのが簡単です。



*黒魔道士

 攻撃系魔法のスペシャリスト。

 適正のある属性魔法で、敵に大ダメージを与える頼もしい存在。

 詠唱中キャストタイムは無防備になるので後衛でガーディアン系の庇護を受けます。


*白魔導士

 治療などの、 味方をサポートする魔術を担当します。

 パーティー全滅を回避する命綱的存在。

 回復系、治癒系、神聖系の魔術を扱います。

 ヒロインが当てられる事も多いですね。



<賢者>

 かしこきもの。

 物欲や出世欲、野心があってはいけません(笑)

 何でも有りの実力者。

 大賢者と称えられる方もおられます。

 筆者はこの賢者が好きなのですよ。

 


<槍使い:ランサー>

 傭兵の槍騎兵が本来の姿。

 ファンタジー小説上では、槍を主な武器にしているキャラ。

 ちょっとマイナーなジョブでしょうか。

 『Fate』のランサーがイメージ強いです。



<弓使い:アーチャー>

 男女問わずエルフ族のジョブである事が多いです。

 後方よりの遠・中距離攻撃が得意。

 矢の本数が有限なのが弱点。

 アイテムボックスで無限というチートも有り。



<武士・侍>

 西洋風の世界観の中で、ミスマッチを狙った職業。

 シブいがちょっと堅物のキャラだったり。

 しかしその実力は折り紙付き!

 日本刀系しか装備出来ないのは当たり前か。

 防御力が弱いのが難点。

 二刀流は攻撃力が劇的に向上する。



<忍者・くのいち>

 武士や侍と同様に和風テイストを持っています。

 巻物で発動する忍術使いも存在します。

 忍者刀、手裏剣、クナイ、鎌、吹き矢、煙幕、爆弾など多彩な武器を扱います。

 くのいちは、よく敵に捕まって、エッチな目に遭う。

 赤い装束が目立ち過ぎるからか……。

 アメコミ風、細マッチョも今風でカッコいいですよね!

 なぜかトンファー、ヌンチャク、フレイルが似合います。

 背中には二本の忍者刀をクロスさせて掛けています。ガンダムみたいに!



<盗賊:シーフ>

 罠や鍵の解除、斥候など、ダンジョン探索では必須となる技術を盗賊技能と呼ぶためシーフと呼ばれています。

 ファンタジー世界では、泥棒行為を働く犯罪者というわけではありません。

 軽装備でスピード重視、ダンジョン攻略には是非ほしいメンバーです。



<暗殺者:アサシン>

 悪役の定番。

 依頼を受けてターゲットを抹殺します。

 武器は細身の剣やタガー、吹き矢といったところでしょうか。

 毒もよく仕込んで使います。

 アサシンに狙われている姫様を守る仕事を請け負うアサシンもいます。

 裏の裏は表になるのですね。



<斥候:スカウト>

 フィールドやダンジョンで先行し、パーティーを安全に導く。

 シーフがスカウトを兼ねている場合も多いです。

 筆者はオリジナルで先導者パスファインダーというジョブを使っています。



<荷物持ち:ポーター>

 初級冒険者の仕事で、子供や小型亜人である事が多い。

 仲間に冷遇されがちで、よくパーティーから追い出されます。

 しかし実はパーティーにとって掛け替えのない存在でした! なんてアルアルですね。

 単純に大きなリュックを背負うパターンと、マジックボックスやマジックバックを使うチート君に分類されます。



<魔獣使い・使役士:ビーストテイマー>

 魔獣をテイムして使役します。 

 最近では結構人気があるジョブであります。

 一時期はスライムの使役が大流行しましたっけ。



<召喚士:サモナー>

 魔獣や幻獣、天使や悪魔、動物を召喚して戦力にする職業。

 対価が必要となる場合もあります。

 魔方陣や魔導書、魔導具などを用いて召喚を行う事が多いです。

 


<死霊使い:ネクロマンサー>

 本来のネクロマンサーとは『死者の霊魂を呼び寄せ、召喚した霊魂から知識を賜り、その知識から吉凶を読む者』を指します。

 しかしアンデッド系を操るのがネクロマンサーで描かれる事が多いのですよね。

「これって矛盾してね?」と思ってしまうのですよ。

 アンデッドは死体であって、そこに霊魂は存在しないのですよね……。

 筆者的にもアンデッド操作はネクロマンサーで行きたいのですが。

 なにか屁理屈を考えましょうか……。



<踊り子:ダンサー>

 褐色の肌を持つ美女がイメージ。

 やっぱりドラクエの影響は強いですね。

 ダンジョンで戦闘中に踊って、仲間のステータスを上昇させるなんて、ちょっと使い辛いですよね。

 それより酒場での情報収集などの暗躍の方がハマります。



<銃士>

 中世後期、近世で銃士が使用していたのはマスケット銃です。

 まあ、火縄銃みたいな感じです。

 まずターゲットに命中しません。

 ファンタジー世界との相性は良くありませんね……。

 拙作『導きの賢者と七人の乙女』では長い年月をかけて、アサルトライフルを開発しようとしています。



<竜騎士:ドラグーンナイト・竜騎兵:ドラグーン>

 本来の竜騎兵はマスケット銃で武装した騎兵を指します。

 ファンタジー小説では、ドラゴンやワイバーンで空中を駆け巡る騎士として描かれる事が多いです。



<剣聖:ソードマスター>

 剣術を極めた特別の存在。

 剣士系の最上位職でしょう。



<戦姫・姫騎士>

 ナーロッパワールドでのヒロイン的存在であり、お色気担当でもありマス。

 王女殿下や貴族令嬢がなぜ? とは考えてはいけないのか……。

 その実力は凄腕だったりヘタレだったりと作者の匙加減でしょう。



<戦乙女:ワルキューレ>

 戦乙女はワルキューレ・バルキリー・バルキュリアの和訳。

 筆者はちょっと訳が相応しくない気がします。

 本来のワルキューレは『戦死者を選ぶ者』の意味を持ちます。

 北欧神話において、戦場で生きる者と死ぬ者を定める女性、およびその軍団の事です。 

 戦場で死んだ者の半分をオーディンの死者の館『ヴァルハラ』に連れて行く役割を担っています。

 ヴァルハラでは、死んだ戦士たちは終末戦争ラグナロクに備える兵士となります。

 ワルキューレの特徴としては、複数人いる、天馬に跨っている、姫様だったりすることでしょうか。



<聖騎士:パラディン>

 本来はパラディンとホーリーナイトは別物であるが、和訳では両者共に『聖騎士』が当てられてしまいます。

 神聖な騎士的存在は間違いありませんが、ホーリーナイトより遥か上位の存在です。



<聖騎士:ホーリーナイト>

 神聖な力の加護を受けた騎士。

 その世界の宗教団体に所属する騎士とする方が設定に無理がないでしょう。



<近衛騎士>

 皇室や王室直属の親衛隊。

 煌びやかな甲冑を身に纏い、とても高飛車なエリート集団。



<衛兵>

 お城や重要拠点の治安を維持するための兵士。

 城壁の門番は登場頻度が高いです。



<聖女>

 聖女とは職業ジョブであるのか?

 本来は教会が認定した聖人の女性を指します。

 ですから聖女はその世界の宗教と関係するべきだと、筆者は考えます。

 要するに絶対数が少ないのです。

 そして聖女様は、清らかな体が絶対条件。

 それが失われた時は能力を失ったりもします。


 その他の解釈として、魔王を倒せる唯一の存在であったりもします。

 超レアな光属性の魔力の持ち主。

 アンデット系や悪霊系には、無類の強さを発揮します。

 そのくせ、怖いモノは大の苦手だったり。

 特技として魔力を込めて聖水を作れたりします。

 聖女の聖水って、ちょっとエッチな響きがするのが不思議。



<巫女>

 西洋風、東洋風のどちらでも行ける巫女様!

 予言をしたり、神託を告げたりもします。

 聖女に準じた能力と言ってよいでしょう。

 白装束に赤い袴、鈴の音を鳴らしながら味方を援護するのが定番でしょう。



<付与術師:エンチャンター>

 パーティーメンバーとしては、後衛で各種補助魔法や付与魔法で貢献します。

 支援に特化したの魔術師。

 物理的な戦闘力は期待出来ません。

 自らの工房では、武器や防具やアクセサリーに魔法を付与する仕事をしています。



<商人:マーチャント>

 露天商から大手貿易商まで、ピンキリです。

 物語の序盤では、転生前の知識で作り出したアイテムを高額で買い取ってくれるありがたい存在です。

 経済面で物語を支えてくれる貴重な存在。

 


<錬金術師>

 錬金術とは化学的手段を用いて卑金属から貴金属を精錬しようとする試みの事。

 要は何でもいい物質から金を作り出そうとする研究です。

 転じてファンタジー世界では、さらに魔力を込めて色々なモノを作り出して行く、都合のいい職業です。

 錬金術師には社会に害をもたらす、マッドサイエンチストも多いです。

 自ら開発した妖しい薬でドーピングし、自滅するヤツの多い事……。

 対して健気な美少女が社会貢献する錬金術師も確かに存在しています。



<医師>

 ナーロッパワールドの七不思議、医者の存在が無い。

 まあ、当然ですけど……。



<薬師>

 薬草や魔獣の素材から薬をつくる職業。

 最近では猫猫マオマオが大活躍!



<その他>

 上記の分類と違うニュアンスで、攻撃系ではアタッカーやダメージディーラー、防御系でディフェンダーやガーディアンやタンクと言った呼び方もします。

 あと回復系のヒーラーですね。

 こちらは職業・ジョブというより、役割・分担なのでしょう。

 どちらかと言えば、ゲーム系寄りなのでしょかね。

 筆者は好んで使いますけど……。




<おわりに>

 今回は『今更……』的なテーマではありましたが、シリーズ化を整えるために掲載しました。

 如何でしたでしょうか。

 筆者よりも皆様の方がよほど詳しいとも思っています。

 まあ、キャラの設定には重要なテーマではありますので、ご参考までに!









最後までお読み下さり、ありがとうございます m(_ _"m)

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