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Neo Tokyo Site 01:第一部「Road to Perdition/非法正義」  作者: HasumiChouji
第二章:未来昔日 ― Days of Future Past ―
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「ねぇ、あれで良かったんですか?」

 望月君がそう聞いた。

 小型ドローンにモバイル型のルータを取り付け、通信機やドローンの設定を変更。全て、あたしの部屋で行なわれている。

「素人にドツキ合いさせる訳にはいかねぇだろ」

 今度は今村君。

「お前も素人みたいなモノだろ」

 今村君が溜息をつきながら言った。

「実は……残念ながら……ヤー公やってる俺の親父と色々有ってな……」

「色々?……おい、まさか……」

「高木も巻き込まれた……」

「ちょっと待て、聞いてないぞ」

「後で話す」

「あの……中継用のサーバに繋ったんだけど……」

 (ヒゥ)君が自分のモバイルPCを指差す。そのPCには増設モニタが2つ繋がれていた。そして、それに映っているのは……。

「ここ、一体どこ?」

 一見、漁港風だけど、良く良く見ると、周囲は妙に人工的な感じがする小さめの港の映像がいくつか。誰も居ない。少し離れた所には、直線的で、しっかりコンクリで舗装された海岸に沿って羽根無し(ファンレス)型の風力発電機が並んでいる。

 そして、あたしはその光景に見覚えが有った。

「ここ、『九段』の港だ……」

「既にいくつか地上型のドローンを撒いてるそうだ」

 その時、(ヒゥ)君のモバイルPCでビデオ・チャットが立ち上がる。

『おい、何か私達の知らない所で、話がデカくなってる可能性が有るんだが、心当りは無いか?』

 画面に映ってるのは瀾って女の子だった。

「どうした?」

『そっちの「有楽町」の警察が街頭監視カメラの映像をWebで公開してるのは知ってるか?』

「えっ? それがどうした?」

『そのカメラに、とんでもないのが映ってた。そっちと関係の無い偶然だと思いたいが……』

「あ〜、夜中にカメラ目線の露出狂の変態が映ってたなら、良く有る話」

『違う。ちゃんと服を着てたし、ついさっきの話だ』

「何?」

台東区(Site04)の「自警団」の1つ「寛永寺僧伽」のメンバーらしき連中が「有楽町」の港に居た。少なくとも1人はヤクザで云うなら『二次団体の組長』クラスのヤツだ。二〜三〇人の部下を好きに動かせる権限を持ってる』

 Neo Tokyo Site 04……通称「台東区」。この「島」以外に3つ存在し、5つ目と6つ目が建設中の「東京」の中でも、この「島」に一番近い別の「東京」。壱岐と対馬の間に有る、かつて存在した「本当の台東区」内の地名にちなんだ名で呼ばれる4つの地区からなる「島」だ。

『今、そっちの「島」に来た「寛永寺」のリーダー格の画像を光に送った。そいつに注意しろ』

「待て、一緒に映ってるこの女は……」

 荒木田さんは、携帯電話(Nフォン)を見て、そう言った。

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