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第11話

元の世界、ロキアスと別れてからもエキナの頬は真っ赤だった。


「大丈夫か?」


心配して声をかけると………


「は、はひぃ!」


何か、焦ったように返答してくる。

別に急いでるわけでも何かある訳でもないはずなのに。

刹那


「ぐぁぁぁぁぁ」


体中に激痛が走った。

言葉にならないほどの痛みで、思わず床に倒れ込む。


「あ、始まりましたか……大丈夫ですか?アユム」


まるでこの痛みの理由を知っているのか冷静に俺のことを見ている。


「ぐっ……この痛みの……理由は?」


「その痛みはロキアスと適合しているから起こる痛みであと数十秒ですよ」


それなら仕方ない?と割り切って激痛と格闘すること30秒。


痛みが無くなった。


「死ぬかと思った………」


「まあ、普通の人間なら死んでますね。人外なら精神狂うぐらいでしょうか?」


「それ結構危なくね!?」


元々、ロキアス自体の力がおかしいんだと思うが…………


「あの性格からはあんまり強いイメージ持てないんだけどな…………」


そして適合してから、頭の中に流れてくる情報量が以上じゃない。

頭の中で、ロキアスの記憶を見てみると結構ロキアスやってることがすごい。


まあ、それはまた別の機会に。紹介しよう。


「この世界についてはよくわかったよ(後書きにて詳しい内容を書いてあります)」


「ではそろそろ来ますよあなたの彼女さん」


「本当か!?」


「はい。ダンジョンマスターについての説明は記憶の中にあると思うので無用でしょう?」


「ああ、問題ない」


ダンジョンマスターの特徴その2(その1は第9話参照)

魔力で魔物を作ることが出来る。

※魔力とは生物が持つ力の1種(詳しくは後書き参照)


ダンジョンマスターの特徴その3

ダンジョンの設定を魔力でいじることが出来る。


例)不死の森は生物が不死の森から出ることは禁止だがダンジョンマスターが認めた生物ならば出入り可。→出入り自由。(あくまで例でありこの設定は反映されていません。)


ダンジョンマスターの特徴その4

ダンジョン内にいる魔物は魔力を使えば蘇生する。(ダンジョンマスターが作った魔物のみ)

簡単に言うとこの四つだ。

もうすぐエナが来る。

あの竜を大人しくしろと言いに行くかと思って立ち上がろうとした瞬間。


「ガシッ」


誰かに掴まれた。

以外なことに俺の手を掴んだのはミストだった。


「どうした?」


「竜に用事あるの?」


思っていたことをビシッと当てられ驚きつつミストにその通りだと返事する。


「なら呼んでくる」


「本当か?助かる」


蘇生出来ることは出来るのだが、復活する場所が首をはねた場所。

結構距離があるのだ。


羽があるミストが呼びに行ってくれるなら助かる。


ミストは霧のように白い髪をたなびかせながら白い竜の翼で羽ばたく。


しばらく飛んだと思ったら空中で止まって……


「グルゥ」


と短く、可愛らしく鳴いた。

すると……


「ガァァァァ!」


あのおっかない竜が飛んで来た。


「す、すげぇ……」


あんな小さな鳴き声だけで気づく竜も竜だが、ミストはこの竜を従わせる程強いとは思わなかった。


「マスターなんか命令あるんじゃ?」


「あ!そうそう!」


あまりの衝撃についうっかりボーとしてしまった。


「これから魔王とか魔物がいっぱい入ってくると思うんだけど攻撃しないでくれ」


「グルゥ。グラァァ」


「分かった。さっきは済まなかった新たな主よ。だって」


どうやらミストは竜の言葉も分かるようだ。


「こちらこそ、ごめんな。これからも頼むよ」


そう言うと竜はなにか満足した様に帰っていった。


この世界について


地球とは別の世界、アルファガルドという名の世界。

生物は人間、魔族、魔物、亜人の四種類に分けられる。

人間と亜人、魔族と魔物は世界が生まれてからずっと殺し合いをしている。

この世界では剣での殺し合いだけでなく、魔法による殺し合いもある。

魔法とは魔力と言う生物には絶対に持つ力を使い、非科学現象を起こす力を魔法という。

ちなみに人間、亜人の強者のことを勇者

魔物、魔族の強者のことを魔王という。

今、魔王達を攻めているのは人間だけで作られた国。王国である。

王国は人間の国の中で最も武力を保有している。そのため、王国は魔王討伐国として有名である。

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