スキル【無臭】を手に入れた私、それを使って激臭食材楽しみつくします!
少しの時間で読めます。
「えー……浅野凪さんのスキルは、【無臭】です」
私、浅野 凪。スキル鑑定の結果、無臭。
「普通……ね」
「まあ、しょうもないスキルよりはいいのかな?」
うん、その通り。スキル無臭とか100人中1人
くらいの確率でいそう。
……でもね、私はこのスキルのいい使い方を知っ
ているの。
家に帰り自室の扉を閉じた途端、私はタブレット
のようなものを手に取る。
「魔力式食物転移機、起動!」
私は魔力式食物転移機に魔力を込める。
数々の美味しそうな食べ物から、私は迷いなくこれ
を選ぶ。
数秒後、私の目の前に現れたのは……
「そうそう これこれ!くさや!」
臭いけど美味いと有名なくさやだ。
「うっ、やっぱり臭い……でも、スキル無臭を使う
と、ほら!全然臭くなくなった」
激臭と聞いてなかなか食べる勇気の出なかった
食べ物達。
スキル無臭を手に入れた今、食べないわけには
いかない。
「くさや以外にも……鮒ずし!ふぐの卵巣の糠
漬け!かぶら寿し!ドリアン!ほかにも……」
キラキラとタブレットの中で光る食べ物を、お金
なんて気にせず大量に購入する。
どうしよう、次々と来る美味しそうなものにニヤ
ニヤが止まらない。色々と口に運ぶ手が止まらな
い。
「そして、世界一臭いと言われるシュールストレ
ミング!」
……そして、数秒後に現れたものは、もはや料理
されているのか謎の魚だった。
私は勇気を出し、その物体を口に入れる。
「しょっ……ぱ!」
……それは、驚くほどしょっぱかった。
しかし私は今まで何度もこれを買うかどうか悩んだ
末色々調べていたので、しょっぱいということは
すでに知っている。
しょっぱすぎて震える手であらかじめ準備して
おいた、まだ湯気の立っている白米を口に入れる。
「あ、美味しい!」
シュールストレミングと白米を口に入れる手が
止まらない。まろやかな酸味と濃縮された旨味が
すごく美味しい。
……この美味しいスキルの使い方は、誰にも言わ
ないでおこう。
私だけが知っている、最高の使い方!
感想と評価お待ちしてます(=^・ω・^=)




