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昇格試験3



 20階ボスはジェネラルにアーチャー×2とメイジ×2、通常種オークが6と"当たり"のボス配置である。そこにアリトとエンナが駆けて行く、その前方の通常種オークの集団に向けてルーシーが眠りの魔法を放つ、上手く嵌りオークが3匹眠りに落ちる。


「おっ魔法職のねーちゃんは射程が長いな」

 ギルマスがルーシーの魔法に感心する、そしてアリトとエンナが眠ったオークにトドメを刺して行く。残り3匹のオークも眠りの魔法の影響から脱したがすでにアリトとエンナに間合いに入り込まれている。瞬時に斬り伏せられる3匹のオーク、上位種のオークから弓と魔法がアリトとエンナに放たれる。すかさずエンナがアリトを庇うように盾で受け止める、そこにミシェルね反応強化が2人に掛かる。


「回復職のねーちゃんは発動が早いな、Cの上位くらいの実力ねえか?」

 またしてもギルマスが感心する、そんな会話をしてる合間にアリトとエンナが上位種に取り付いたようだ。


「前衛2人も思い切りが良いし動きも良い」

 前衛2人を援護するようにハマナが弓を射掛ける、ルーシーも新しく覚えた炎の矢で援護する。


「斥候のねーちゃんも周りを良く見てるし良いパーティだな」

「ギルマスに褒めて貰えるのは何よりです」

 殊勝なライルの言葉に怪訝な目を向けるギルマス。


「お前の言い方気持ち悪いわ」

 ライルの言葉がギルマスには気持ち悪いようだ、2人がそんなやり取りをしてる間にも上位種オークが倒れていく。前衛の2人は流石にオークの攻撃に無傷とは行かないようで少なく無い傷を追っているがミシェルのヒールが届き回復する、切れた魔法障壁なども切れた瞬間に新しく掛け直されていく。後衛の援護も随時届いており上位種も一体、また一体と倒されて行く。


「連携も上手いな」

 アリト達が褒められるのがライルも嬉しいらしく笑顔になっている。

 アリトとエンナの前衛によりジェネラルも倒される、危な気なく20階のボス戦は終了した。アリト達は素材の剥ぎ取りを開始しライルはオークの死体を回収して行く、回収も終わりアリト達はギルマスの前に並ぶ。


「あー、お前達の実力はわかった。十分Cランク帯でやって行けるだろう、お前ら明日からC−(マイナス)な」

 「おぉー」とアリト達から歓喜の声が上がる。


「それと回復職の嬢ちゃん、お前さんはCな。C+でも良いんだが3階級上げると周りが煩いんだわ。まぁお前さんなら直ぐに上がって来るだろ」

 また「おぉー」と声が上がる。


「ミシェルさんなら納得出来る結果だな」

 とエンナ。


「ミシェルさんの魔法発動早いし射程長いもんねー」

 とルーシー。


「なんかミシェルさんがリーダーみたいな流れですね」

 ハマナが笑いながら言う。


「なんか…すまない…」

 アリトが少し落ち込む、皆して「冗談だから」とアリトを慰める。当のミシェルは意外と冷静だ、その事を指摘すると本人は「努力が認められて嬉しいんですが近くにライルさんって例えが居ますので…」と納得の答えをくれる。


「んじゃ次はライルの番だな、準備は良いか?」

「ちょっと待ってください、皆に話ししますので」

ライルはアリト達に指示と頼み事を伝える。


「僕はこのまま40階まで行くので皆さんは自由行動です、狩りをするならいつもの16階から17階に上がっても良いでしょう。無理をしない様に行動してください、倒したオークは後で換金しておきますので後日お金を渡しますね」

 皆が頷く。


「それとミシェルさん、もしかしたら時間遅れるかもしれないのでタマの事頼んで良いですか?」

「構いませんよ、タマちゃんなら喜んで面倒みますよ」

 そう答えるミシェルの横でルーシーが鼻息を荒くしている。


「お願いします、アリアさん達は時間通り帰してあげたいので」

「わかりました、17時までにタマちゃん預かりに行きますね」

 ミシェルさんは頼りになるなーとライルが考えていると横からギルマスが口を出してくる。


「もう良いか?さっさと行くぞ」

 ギルマスが急かしてくる。


「それじゃあ行って来ます、タマの事お願いしますねー」

 アリト達と別れて地下へ向かうライルとギルマス。


「時間無いので急ぎで40階に向かいますね」

「あぁ構わんよ」

 ライル達は走り出す、途中出て来るアラクネやラミアは切り捨てて回収はしない。行き合う冒険者も大分減って来た、ライルはギルマスに声を掛ける。


「オイゲンさん、この調子で進んで大丈夫ですか?」

「遅いくらいだ、それよりその気持ち悪い喋りはどうにかならんのか」

 オイゲンが嫌そうな顔でライルに答える。


「オイゲンさん、前にも言ってましたがそんなに気持ち悪いですか?」

「あぁ、気持ち悪いな」

 その言葉にライルはニヤリと笑いオイゲンに言い放つ。


「うるせーよジジイ!」


 その一言にオイゲンもニヤリと笑うのだった。





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