表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/68

子供服



「おはようございます」

 日の日の朝、ミシェルがライルの家にタマを迎えに来る。ライルとタマも「おはよう」とミシェルに挨拶を返す、既に支度は出来ているので早速出掛ける3人。

 ライルとミシェルはいつも通りにタマと手を繋ぎ歩いてる、ギルドに向かう道中でタマに向かう視線は少なくなった。その影響なのかタマは彼方此方に目を向けてはライルとミシェルに質問して来る、質問に答えながらギルドに到着した3人は併設の酒場へと入る。

 酒場ではアリト達4人とアリッサが待っておりタマを見付けて手を振っている、ライル達が近付くとルーシーがタマに近付きタマの頭を撫でる。


「タマちゃんは今日も可愛いねー」

 と言いながら視線をライルに向けるルーシー。


「ライルさん!タマちゃん下さい!」

「無理です」

 速攻で断るライル、既にこのやり取りがお互いの挨拶になっている。


「ルーシー、アンタさっきアリトに同じ事言ってたよね」

「だってアリッサちゃんも可愛いじゃん」

 エンナの突っ込みに答えるルーシー、アリトも苦笑する。


「今日はどうしますか?」

 アリトがライルに聞いてくる。


「どうしましょうかね、皆さん何かありますか?」

 ルーシーが手を上げる。


「タマちゃんとアリッサちゃんに服を買ってあげたい!」

「私は遠慮しておきます!」

 アリッサがルーシーに遠慮して声を上げる、ライルも断ろうと声を出そうとするとルーシーが笑顔で買いたい理由を喋り出す。


「最近ライルさんのお陰で小金持ちになってんのよねー、私達がライルさんのパーティに入れて貰ってるのってミシェルさん、タマちゃん、アリッサちゃんに関係してるみたいだし何かお礼したいのよ、何よりタマちゃんとアリッサちゃんに可愛い服を着せたいの!」

 皆が「可愛い服を着せたい」発言に納得する、タマはなんとなく嬉しそうに、アリッサはおろおろしてる。


「ではルーシーさん、タマに可愛い服を見繕ってください、アリッサちゃんもお願いしても良いと思うよ」

 ライルがあっさりとルーシーの願いを承諾する。


「私達もタマちゃんに見繕いたい!」

「割り勘にしましょう」

「良いですね」

 エンナ、ミシェル、ハマナも乗っかる、アリトも仕方ないと受け入れる。


「ではタマとアリッサちゃんの服を買いに行きましょう」

 とライルがまとめ酒場を出る事にする、皆で何処の店にしようかと話してるのでライルが「以前にタマの服を買った店はどうでしょう」と提案、その店に行く事に決まった。



「このお店です」

 ライルが案内したのはカーラの店、以前タマを抱いて来た店だ。ライルを先頭に店に入るとカーラが出迎える。


「ライルどうしたの?大勢連れて服を買いに来てくれたのかい?」

「はい、そうですよカーラさん。皆で子供服買いに来ました」

 ライルの答えに呆気に取られるカーラ、8人で連れ立って子供服を買いに来るとは思わなかったらしい。慌てて接客するカーラ、欲しい品を聞いていく。


「何が欲しいんだい?、ウチには古着と新品が半々であるよ」

「新品の子供服が欲しいんだ」

 ルーシーが代表して答える。


「ウチは他所の店より新品の子供服は多く置いてあるよ、品質も良い品揃ってるはずさ」

 カーラが新品の服が置いてある場所に皆を案内する。


「試着は出来ますか?

 ミシェルがカーラに質問する。


「新品の試着は普段断ってるけど…ライルの連れなら良いよ、いっぱい買っとくれ」

 カーラの了承を得て女子勢が服に群がる、タマとアリッサに服を当てがってはあーでもないこーでもないと盛り上がっている。

 そして1時間後、ぐったりとしたタマとアリッサの姿があった。流石に2人共疲れたようでカーラが用意した椅子に座っている、ルーシー、エンナ、ハマナ、ミシェルはそれぞれが選んだ服を一式づつ購入しタマとアリッサに贈っている。アリトもさり気なく靴下等の小物を購入して2人に贈っている、荷物はライルが収納しているので邪魔にならない。


「アンタ達はもうウチのお得意様だね、また何かあればウチをよろしくね」

 カーラからお得意様判定を受けて皆満足気だ、カーラに挨拶して店を出る一同。するとタマとアリッサが足を止める、2人はその場で頭を下げてお礼を言う


「皆さん、服をありがとうございます!」

「ありがとうございます」

 アリッサとタマが皆に感謝を伝える、多分2人で打ち合わせたのだろう。そんな2人を温かい目で見ていたハマナが声を出す。


「あっ、お隣は靴屋さんなんですね」

 その声を聞いたルーシーがライルににじり寄る。


「ライルさん!靴も買おうよ!」


 タマとアリッサはまだ休めないようだ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ