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回収屋

遅れてすみません




「なんかコイツら興奮してない?」

 エンナが指摘する。


「オークって女性見ると何故か興奮するんですよね」

 ライルの言葉に女性陣が嫌そうな顔をする。現在地下12階で初のオークとの遭遇戦、オーク3匹と対峙している。


「通常種のオークです、皆さんなら充分倒せます、ですので綺麗な状態で倒す様に心掛けてください」

「承知しました」

 アリトの言葉を合図にルーシーの眠りの魔法が飛ぶ、既にミシェルの魔法障壁は全員に掛かっている。アリトとエンナがオークに向かい走り出すとハマナは弓を構えて後衛の護衛に付いている。


「これは楽勝かな」

 ライルは皆の動きを見て呟く、実際今回の戦闘は2分程で終了した。オークも綺麗に倒されている。


「綺麗にオーク倒せましたね、今回からオークは僕が買い取りしますね」

「買い取りですか?」

「回収屋もするので分けて回収するのが手間なんですよ、そんな訳でこれが買い取り金額です」

 ライルはアリトに金貨3枚を渡す。


「こんなに!良いんですか?」

「ギルドでの買い取り金額ですよ、基本回収屋での買い取りは6掛けか半額ですが皆さんは同じパーティと言う事で経費引いてません」

 ライルパーティの特権である。


「では皆さん、素早く地下15階まて降りましょう」

 ライルの言葉で皆が足を早める。


 地下15階に到着し他冒険者達と合流したライル達、皆一緒になって移動している。途中出て来る魔物はアリト達が優先して狩らしてもらっている、その様子を他冒険者が生暖かい目で見守ってる。はっきり言ってやり難いとアリト達は感じているが先輩冒険者達に文句は言えないと我慢している。


「へー、あの子達今日初めてオーク狩るんでしょ、中々やるじゃない」

 朝ライルに話し掛けてきた女性冒険者のレナがアリト達の動きに感心している、ライルも教え子が褒められた様で少し嬉しく思ってたりする。そんな風に戦闘を繰り返してる内に目的地に到着、皆と打ち合わせをする。


「この通路の左右と奥の扉が大部屋なんだよね、仮に右を1、奥を2、左を3として7パーティ居るから各パーティを2組づつ各部屋に配置してライルくん達は1戦闘毎に各部屋を回ったらどうかな?、上手く戦闘と回収屋さんとしての仕事も回せると思うんだけど」

 レナの提案にライルも頷く。


「では皆さん、1、2、3の順番で部屋を回りますから余り大部屋の入り口から離れずに狩りをしてください、余裕があれば獲物を入り口近くまで運んで貰えると回収が楽に出来ます、では始めましょう!」

 ライルの号令で各自が散って行く、少し間を開けてアリト達も1の扉を潜ると先行した冒険者達が戦闘している。素早くハマナが動き索敵に出る、少し待つとハマナがオークを3匹引き連れ戻って来た。エンナがハマナとオークの間に割って入りオークを牽制する、ミシェルの魔法は既に発動しておりルーシーの魔法は詠唱が終わり発動。アリトがエンナの前のオークに切り込んで行く、危なげなく戦い始めたメンバーにライルは「これなら安心だ」と周囲の冒険者に目をやる。


「回収しましょうか?」

 ライルが冒険者に話し掛ける。


「頼む、ライルが居ると楽だな」

 ライルは冒険者達が倒したオークを回収して銀貨を渡す、そうこうしてる間にアリト達の戦闘も終了している。


「では次の部屋に行きますね」

 アリト達が倒したオークを回収しながら冒険者達に声を掛ける、ハマナが外の様子を伺いながら扉を開ける。通路に出て次の部屋に移動するライル達、次の部屋では冒険者達の戦闘は終了して回収待ちの状態だ。先程と同じくハマナが索敵に向かう、ハマナが敵を連れて来るまでにライルはオークを回収し金を支払っていく。回収してる間にアリト達はオークとの戦闘を開始している、そして戦闘が終わりオークを回収するとライル達は次の部屋へ。それを繰り返す一同。


「結構忙しいですね」

 アリトが言葉にするとルーシーが「走るのがしんどい!」と声を上げる、他メンバーは黙々と走っている。

 そして周回する事8周、ライルの判断で本日は終了となった。


「ライルくん、今日はありがとね。物凄い稼ぎになったよ、またお願いね」

レナが代表してライルにお礼を言う、周りの冒険者達も満足気な顔をしている。


「喜んでもらえて良かったです、また機会あれば回収屋しますね。それと僕のパーティメンバーを見掛けたらよろしくしてやってくださいね」

 冒険者達が頷く、上手くこの階層で活動してる冒険者達に顔繋ぎ出来たようだ。ライル達一行は稼いだ冒険者達と一緒に地上に戻る、ギルドに戻ったライル達は倉庫に案内されオークを納入すると明日の打ち合わせをする。


「明日僕は休みますが皆さんはどうしますか?」

ライルの質問にルーシーが答える。


「タマちゃんとアリッサちゃんに会いたい」

 ルーシーの要望にライルは笑顔で答える。


「良いですよ、明日タマと買い物行こうと思ってますがルーシーさんも行きますか?、アリッサちゃんの予定は聞かないとわかりませんが」

「私も良いですか?」

「私も行きたい!」

「私も」

 ミシェル、エンナ、ハマナも行きたいようだ。


「ライルさん、俺達もご一緒して良いですか?」

 どうやら皆で遊びに行く事になりそうだ。


「では明日待ち合わせしましょう、ギルドの酒場でよいですか?」


 皆でのお出掛けが決まった。




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