表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/68

決着



 身体中が痛い、エンナの心の声である。エンナの盾スキルにある"痛み耐性"が無ければとても耐えられなかっただろう、ミシェルとハマナからの援護もある、まだ耐えられる。とエンナが考えてる間もゴブリン達は攻撃してくる、エンナは大楯と剣を使い防いで行くがこのままだと盾が先に駄目になるかも、とエンナが思った時アリトの声が聞こえた。


「エンナ!」

 アリトが横から飛び出しエンナを攻撃していたナイトに剣を突き立てる、そのままもう1匹のナイトにも剣を振るうアリト。2匹のナイトを屠ったアリトがエンナに声を掛ける。


「済まない、遅くなった」

「ホント、遅いよ」

 エンナに合流したアリトにミシェルの回復が掛かる、背中の痛みが引いていくのを感じるアリト、完全とは言えないがこれで動ける。エンナもアリトのお陰で余裕が出来た、2人は態勢を整えてゴブリン達を正面に見据える。

 エンナが盾を打ち鳴らしゴブリン達の注意を引く、次の瞬間ルーシーの火の矢がゴブリン達に着弾する、ハマナの援護も効いている。敵が混乱してる隙にアリトはジェネラルに走り寄り剣で一撃加えようとしたがジェネラルの剣に弾かれる。

 一撃を与える事には失敗したアリトだがジェネラルとの一騎打ちの場を作り出す事には成功した、しかし相対するとジェネラルはデカいとアリトは思う、通常種のゴブリンが120センチ程、上位種で170センチ程度なのに対しジェネラルは250センチは有ろうかと言う大きさだ、横幅も有り筋肉質で一見ゴブリンには見えない。

 ジェネラルからの攻撃が来る、だがアリトには攻撃が見えている。ミシェルの反応強化と魔法障壁はまだ効いている、ジェネラルの攻撃を躱しながらアリトはジェネラルに攻撃する。ジェネラルの腕に傷を付けるアリト、攻撃が通る、ジェネラルはアリトからの攻撃を嫌がり距離を取ろうとする。しかしアリトはジェネラルに追い縋り間合いから逃さない、ジェネラルが怯むのを感じる。

 アリトは間合いを詰めジェネラルの首を刈るように両手にそれぞれ持つ剣を交差させる、すると拍子抜けする程あっさりとジェネラルの首が飛ぶ。

 倒れる巨体を呆然と見下ろすアリト、その時アリトの耳に魔法の破裂音が響く、エンナの盾に魔法が当たった音だ。


 エンナは盾に魔法を受けながらもこの戦いが終わったら盾を新調しないとなぁと考えている、ナイトが居なくなった事で余裕が出たようである。メイジもアーチャーも直線攻撃である為エンナには防ぎ易い、ただガードが邪魔でアーチャーとメイジに近付けないのが厄介だ。

 再びルーシーの援護が入る、火の矢とハマナの弓矢での攻撃にガードも防ぎ切れない。アーチャーとメイジが火の矢に被弾する、その隙を突き横からアリトが突撃して来た、アリトとエンナに挟まれ倒されて行くゴブリン達。最後にガードを倒し戦闘が終了する、その場にしゃがみ込むアリトとエンナ。


「うがーーー疲れたーーー!」

 エンナが声を上げる、そこに皆が駆け寄ってきた。


「2人共動かないでください、今回復しますから!」

 ミシェルが詠唱を始める、そこにライルが歩いて来る。


「皆さんお疲れ様です、ただ休むには少し早いですね、先に討伐証明部位を確保しないと」

 アリトとエンナは動こうとするが動けない、今頃になって身体が悲鳴を上げてるようだ。


「私が回収して来ますからお2人は休んでいてください」

 とハマナが申し出てくれる、「私も手伝うわ」とルーシーも協力するようだ。

 アリトとエンナはミシェルからの回復魔法を受けながら自分の武具を見る、アリトの双剣は刃こぼれが目立つようになった、エンナの大楯は既に限界を迎えているのが見た目でわかる。2人は自分の装備品を見てため息を吐く。


「討伐部位と魔石の回収終わりました」

 ハマナとルーシーが戻って来る、アリトとエンナの治療も終わり皆やっと一息吐く。


「さて皆さん、今回の戦いはどうでしたか?」

 ライルの言葉に皆が何かを考えている、その中でハマナが声を上げる。


「私の弓は役に立ってたのでしょうか?、他に何か立ち回る手段もあったのでは?と考えてしまいます…」

 その言葉にアリトが声を上げる。


「ハマナの弓矢は俺を救ってくれた!ハマナの援護が無ければ俺は死なない迄も大怪我を負っていた筈だ!」

 その言葉にライルが答える。


「ハマナさんは斥候と言う事もあり周りをよく見てます、だから援護の必要な場所を的確に判断して行動する事が出来るんだと思いますよ」

「じゃあ弓を選んだのは正解だったんですね!」

「僕はそう思いますよ」

 ハマナが喜ぶ、アリトも当然だと言わんばかりの顔で頷く。


 こうして反省会?が続いて行くのだった。





評価や感想頂けると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ