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パーティ



 顔合わせも終わり、ライルは自宅に戻って来た。時間は17時前に間に合いアリアとアリッサに負担を掛けずに済んだ、アリアとアリッサにお礼を言い明日の事とアリトの事も話す。


「お兄ちゃんライルさんのパーティに入るんだ」

「ライルさん、アリトの事よろしくお願いします」

 2人からアリトの事を頼まれ了承するライル、2人を見送りタマと食事にする。


「タマ、明日からまたにいちゃん仕事行ってくるよ、アリアさん達とお留守番たのむね」

「わかったー、にいちゃきをつけてね」

 タマにも説明し明日の了解を得る、2人で今日あった事などを話して風呂に入り後は就寝。


 朝、アリア達とミシェルを迎えて今日の準備をする。アリア達にタマの事を頼み冒険者ギルドに出掛けるライル、ギルドに着き併設酒場に行くライル。既に皆待っている、挨拶を交わしてダンジョン入り口へ。順番待ちの間に軽く打ち合わせる。


「今日は軽く行きましょう、皆さんの実力の程度と役割分担の確認等ですね」

「殿はどうしますか?」

 とアリト、皆もライルの意見を待っている。


「殿は僕が務めます、先行は斥候のハマナさんに任せます、次に前衛のアリトさんとエンナさん、その後を後衛のルーシーさんで最後に僕、とりあえずこの形で行きましょう」

 と話してる間にダンジョンに入る準備が回って来た。


「では行きましょう」


 地下1階に入った一行、既に戦闘準備は出来ている。仄かに光る壁や天井、辺りに他冒険者は見当たらない。


「何処に向かいますか?」

 とハマナ、周りを警戒しながら指示を待つ。


「好きな様にして構いませんよ」

 とライル、戸惑うハマナ、エンナがライルに問う。


「好きにして良いとは?、目的は無いのですか?」

「今日の目的はお互いの実力を知ることと陣形の確認ですかね、だからその辺で魔物を狩るのも良し、10階目指すのも良し、フォローしますので皆さんで決めてください」

 するとアリトが声を上げる。


「皆んな!、俺はE級に上がったばかりでまだ10階に降りた事が無い、実力は不足してるとは思うが今はライルさんが居る、一度10階を目指してみないか?」

 アリトの言葉に皆が賛同する、ライルも頷き一行は先を進む。10階までの地図は皆持ってるようで3階まで敵にも合わずすんなり進む、途中ライルの指示で出来るだけ途中の扉は開けて行く事になった。先行してるハマナが扉を見つけて確認作業に入る、作業を終え皆の所に戻るハマナ。


「中に魔物が居ます、ゴブリンと狼系の魔物だと思いますが数が多そうです、どうしますか?」

 皆がライルを見る、ライルは苦笑しながら皆に言う。


「皆さんの判断で決めて構わないのですが、皆さんの実力を見たいので突入してみますか」

 皆が頷く、アリトとエンナが前に出てハマナが扉の横に待機する。ルーシーが何やら呪文を唱えてる、ハマナが皆を見ると皆が頷く、ハマナが一気に扉を開ける。アリトとエンナが中に駆け込む、アリトが周囲を警戒する中エンナが大楯を構える、後ろにルーシーが続き何やら魔法を放つ、そのルーシーの周囲をハマナが武器の構えて警戒している。ライルは更に後ろに控えて皆を見ている。


「眠りの魔法を放ったわ、後はお願い!」

 ルーシーの言葉を受けてアリトが前に出る、それを追うエンナ。前衛とルーシーの間にハマナが入る、中々良い連携だ。素早く状況を見るアリト、ゴブリンが8匹に狼が5匹。その内ゴブリン4匹と狼2匹が倒れてる、アリトが素早くゴブリンに迫る、両手に持つ二振りの剣で2匹のゴブリンを切り付ける。切り付けられたゴブリンは不意を突かれた形で急所を突かれそのまま倒れる、エンナは狼を盾で牽制しながら片手剣で攻撃している。ハマナはルーシーを守りながら周囲を警戒しルーシーは呪文の詠唱をしている。


「エンナさん、少し横に逸れて!」

 とライルが指示をする、エンナが指示に従った次の瞬間ルーシーの魔法が発動した。火の矢が5本出現し狼に向かって飛んで行く、5本全て3匹の狼に命中し狼の動きが鈍る。そこにアリトとエンナが突っ込み狼を切り裂く、切り裂かれた3匹の狼は倒れ残りはゴブリン2匹、その2匹もアリトとエンナによって危なげなく倒される。ホッと息を吐く一同。


「皆さんまだ眠っている魔物が居ますよ、止めを刺すまで油断しないように」

 皆がハッとして動き出す、全ての魔物を倒し素材の剥ぎ取りと討伐部位の切取りをする。早くしないとダンジョンに吸収されてしまう為素早く行う、回収を終えた一同はこの部屋で少し話し合う事にする。


「この部屋は暫くは魔物も湧かないので先程の戦闘を振り返って見ましょうか」

 とライルが提案する、他の皆も頷き先程の戦闘を検証する。


「まず最初の突入から前衛の2人の行動と後衛の魔法発動、ハマナさんの位置取りなどは文句の言いようもありません、ルーシーさんの眠りの呪文の発動の後にアリトさんとエンナさんが突貫したのも良かったですしハマナさんがルーシーさんの護衛に回ったのも正解だと思いますよ」

 ライルの言葉に4人は喜ぶ、ライルは言葉を続ける。


「ただルーシーさんの火の矢が発動する瞬間の位置取りが悪かったですね、アリトさんとエンナさん共に射線に居ました、2人の内どちらかが射線から外れていればルーシーさんはそちらに魔法を放ったでしょう、今回は僕の判断で狼を狙ってもらいましたがパーティ内でよく話し合う必要があります」

 ライルのダメ出しに少し落ち込む4人。

「ですが全体的にはよく出来てました、自信を持って良いですよ、僕が居ない時に4人で話し合ったのでしょう?」

 4人は顔を見渡し頷く。


「昨日解散した後に4人で話し合いました」

 とアリト。

「最初に打ち込む魔法などもその時に決めたの」

 とルーシー。

「位置取りなどは何回も打ち合わせて決めました」

 とハマナ。

「初めてのパーティとしては良く出来たと自分達でも思ってます」

 とエンナ、ライルとしても良く機能してると思う。


「では続けて戦闘重ねて行きましょう」

 

 とライル達は歩を進めるのだった。





 

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