顔合わせ
アリトのスキルを修正しました
今日は火の日でパーティ顔合わせの日でもある、朝アリアとアリッサを招き入れる。アリアは家事、アリッサはタマとリビングへ、何と無くアリッサとタマを追いかけるライル。アリッサはタマと一緒に持参した本を読むようだ、タマに文字を教えながら一緒にゆっくりと本を読むアリッサ。タマも辿々しくも文字を読んでいく、そんな2人を見てほっこりするライル。
次にライルはアリアの所に向かう、アリアは洗濯物を庭に干している。
「アリアさん、本日は宜しくお願いします」
「はい、ライルさんの御帰宅までタマちゃんのお世話してますね」
「すみません、なるべく早く帰るようにします」
「構いませんよ、アリッサも居ますのでタマちゃんの御相手はお任せください」
ライルはパーティの顔合わせで遅くなるのを心配し、アリアにタマの世話を頼んだのである。
そして時間になる。
「タマ、今日は少し遅くなるかも知れないけど大人しく待っててね」
「にいちゃ、たままってるね」
ライルはタマの頭を撫でてからギルドに向かい出掛ける。
上級受付では既にミシェルが待っておりマリも横にいる。
「お待たせしました」
「いえ、まだ時間前ですよ」
とマリ。
「緊張して来ました」
とミシェル。
「それでは奥の会議室に行きましょう、他の人は既に揃ってます」
マリの案内で会議室に向かう、会議室に入ると座っていた4人が立ち上がって頭を下げる。ライルも釣られて頭を下げる、隣りを見ればミシェルも一緒に釣られてる。頭を上げれば集まった4人が、ライルをじっと見ている。
「さぁ皆さん、一度座りましょうか」
マリが場の雰囲気を変える、皆が席に着くのを眺めてからライルも席に着く。そして言葉を発す。
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます、今回パーティの募集をしたライルです、見た目は頼りないかと思いますが腕はそこそこですので安心してください」
ライルは一旦区切る、するとマリが言葉を続ける。
「それでは1人づつ自己紹介をお願いします、左からアリトさんお願い出来ますか」
アリトは席を立ち自己紹介をする
「Eランクのアリトです、15歳の双剣使いです、ライルさんのパーティに入れる機会があると聞いて申し込みました、若輩者ですがよろしくお願いします!」
真面目な自己紹介だ。アリトは茶色の毛に焦茶の瞳で背が高い、175センチ位だろうか、15歳だからまだ伸びるだろう。アリトが席に座ると隣りに座る女性が立ち上がる。
「Eランクになったばかりのエンナです、15歳の盾使い、力には自信があります、前衛でパーティを護る要になりたいです」
こちらも真面目だ。エンナは長い黒髪を一つに束ねた茶色の目の体格の良い女性だ。背は165センチ位だがコチラも歳を考えればまだ伸びるだろう。そしてエンナが座るとその隣りの女性が立ち上がる。
「Eランクの斥候ハマナです、歳は15で素早さと手先の器用さが売りになります、職種は違いますが同じ体格のライルさんについて行き何か身になればと思ってます、どうかよろしくお願いします」
更に真面目な女の子が出て来た。ハマナは肩上の黄色気味の茶髪に黒の瞳、背は140センチ程で小柄だ。そんなハマナが座ると隣りが席を立つ。
「ルーシーです、Eランクの魔法使いで15歳、覚えている魔法はまだ少ないのですが戦闘してればその内覚えていくと思います、よろしくお願いします」
真面目?なのかな。ルーシーは長い赤髪に紫色の瞳、背は150センチ位でライルに1番近い身長だ。ルーシーが座ると4人の目がミシェルに向く、ミシェルはすっかり自分の事を忘れていた、だから自己紹介なんて考えてない。だが4人に見詰められ思わず立ち上がる。
「ミシェルです!、歳は16でDランク冒険者しています、職業は家庭教師で子供に色々教えてます!、よろしくお願いします!」
やはりミシェルは残念な子である。隣りでライルが苦笑いしている、ミシェルはまだ気付いてない。
「ミシェルさん…自己紹介間違えてますよ」
「えっ、何かおかしな事言いましたか?」
ミシェルはまだ気付かない。
「職業間違えてますよ」
ミシェルは暫し考える、だがわからない。
「ミシェルさんは回復職ですよね?」
止まるミシェル、やっと気付いたようだ。
「すみません!ヒーラーしてるミシェルです!」
顔を赤くしながら頭を下げるミシェル、Eランクメンバーは呆然としている、ミシェルはやはり残念な子である。
「では皆さんパーティに参加してくれると言う事でよろしいのですね」
「「「「はい!」」」」
「では明日朝9時に併設酒場で待ち合わせしましょう、細かい事はその時に」
「ライルさん、私明日は家庭教師なんですが?」
「ミシェルさんは明後日に合流と言う事で」
「1人置いてけぼりですか…」
「違いますよ、では皆さん明日はよろしくお願いします」
と解散を促すライル、そんなライルにアリトが近づき頭を下げる。
「アリトさん、どうしましたか?」
「ライルさん、いつも母と妹がお世話になってます」
ライルとミシェルが?となっている。
「俺、アリアの息子です、母とアリッサからライルさんの話を聞いてました」
「「えぇー」」
ライルとミシェルの声が木霊する。
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