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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
[season4-3学期]
59/65

#58 リモート授業

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#58 リモート授業


2月の中旬、火曜日。

月曜日が祝日だったので今日が大阪にやってきて最初の週明けだった。

昨日までの間にある程度大阪の街を堪能した僕と姉は

今日から本題の仕事(学校)に入る。


...気がつけばホテルの机の上には

エーテルグッズがたくさん並んでいたのだがこれはまあおいておいて。。。


朝。

姉は仕事に出かけ、僕もリモート授業のためすぐにパソコンを開く。


[おはよう、春野!!よし、今日も授業するからな!!]


...授業は通常時とさほど変わらず、わからないところや

聞きたいところをパソコン上にメモしたり、

音声による先生の呼び出しもできるので

むしろ通常の授業よりも快適に進めることができた(※個人の感想です)。

さらに先週はこちら側の音をミュートにするのを忘れていたが、

ミュートにした状態での画面外ならスマホだって使え...

っておいおい。授業中になんてことを考えているのだ。


---そんなことを考えていると、あっという間に昼休みになった。

するとさっそく山村が僕の画面に映っていた。


[やあ。今週も会えて嬉しいよ。]

対面ではないのだがな。


[大阪のほうは楽しんでいるかな、友?]


「まあぼちぼちかな。」

すると僕の後ろに映りこんでいた机の上にある大量のエーテルグッズが

気になっていた山村。


[その...友。君の後ろにあるのはすべてエーテルグッズではないかい?]


えっ、という声がして

そのあとの僕の画面には水野さんが映っていた。


[わ、あ、あ、あ...すごい、です...!]

山村より近い距離で画面を見ているので、画面には水野さんの顔が

大きく映る。かなりドキッとした。


[す、す、すみません...!エーテルちゃんのグッズと聞いてつい...]

恥ずかしそうにする水野さん。

すると水野さんの隣で幸佳も一緒になって画面を見ていた様子。

2人はエーテル(が好きな姉が)好きだからな。


[お、おお....ところで君は今から何を食べるのかい?]

そうだ、お昼。

特に用意していなかったので

外に食べに行くことも

コンビニで済ませることもできるのだが。


「あ、まだ決まってなくて...」

これに対して水野さんが心配してくれた。


[そうなんですか?!お昼休みが終わってしまうと大変なので

お話はほどほどにしておきますね...]


そう言って軽く頭を下げて画面の外に姿を消した水野さん。


[そうかい、それじゃあまた放課後。]


山村もそれを理解してくれたようで笑顔で手を振っている。


「うん、また後で。」


---


昼休みの間は、画面を消しているので自由に行動することができる。

僕は適当に近くのラーメン屋でお昼を済ませ、すぐにまたホテルに戻ってきた。

...その後も授業を受け、放課後になった。


画面には山村はもちろん、幸佳もこのはもいる。


[こ、こんにちは、翔、くん...!]

そういえば先週の金曜日はこのははいなかったな。


「このはじゃん。お疲れ。」

とりあえずそう返しておいた。

すると嬉しそうな笑顔を返してくれた。


[お、大阪は楽しんでいますか?]

それ、山村も同じ質問をしてきたな。

まあぼちぼち、と返してあげた。


[ところでずっと気になっていたのだが、友はなぜ大阪に行きたかったのかい?]

このはに返事をしたあと、山村がそう質問してくる。


「な、なぜ...って言われても...」


[例えば期間限定でどうしても欲しいものが大阪にあったとか、

どうしても今行きたい場所があったとか...]


「いや、ただ姉と離れるのが嫌だったから。」

つい本音をそのまま口にしてしまった。


[...え?]


恥ずかしくなった僕は、すぐに画面を消してリモートを終了してしまった。


「ほんとかわいいなあ、友は。」


-------------------------------------------------------------------------


翌朝。今日もリモート授業の開始だ。


今日は途中に体育の授業があるのだが、その時間僕は副担の福岡先生と

面談の時間に変更されていた。

担任の厚木先生は体育の授業担当だからな。


[お疲れ様です、春野さん。

リモート授業のほうはしっかりと受けているようですね。]


福岡先生も安心していた。


[さて、この時間は私と面談の時間になっています。今後の進路のこととか、

授業で困ったこととか、なんでも話していただいて大丈夫ですよ。]

しっかりした先生だな。


「あ...はい...今のところ、困ったことはありません。」


[そうですか。ではー...]


---そうして授業時間の半分ほどは先生との会話で終わった。


[はい。残り時間も少なくなってきましたね。次が最後の質問なのですが...]

まだあるのか。

まあたまにはこうして1対1の面談も悪くないな。


[..私の、大阪土産はもう購入していただきました、か?]

真面目だった福岡先生が突然変化球を投げてきた。


「せ、先生へのお土産、ですか...」


[しぃ、声がでかいです...!]

それはそちら側で調整してください。


「ああ、そうですね...まだあと数週間あるので探してきます...」


フフフ、と嬉しそうに笑う福岡先生。


[も、もちろん強制ではありませんからね、強制ではありませんからね!]

強制ではない、ということを2度も伝え、強調する。

なんだ、大阪土産が欲しくて僕を大阪まで送り出したのか...?


「ちなみに先生は...何が欲しい、とかあるんですか...?」

一応聞いてみた。


[そ、そんな...生徒からもしお土産をもらえるのなら、なんでも嬉しいです...]

すごく照れているのが分かった。


キーンコーンカーンコーン...


[んんっ。じゅ、授業はもう終わりですね。本日はありがとうございました。]


-----


放課後。

今日もまたみんなが話しかけてきた。


[お疲れ、友。][お、お疲れです、翔くん...!]

[あ、お疲れ、です...][ういーっす。]


一度にみんな話しかけてきた。

騒がしいな、おい...


[きょ、今日はこのあとお出かけとかするのですか?]

水野さんが興味深々で聞いてくる。

僕は首を横に振って答えた。


「いや、、リモートのある平日はどこにも行かないかな。」

土日以外は大阪の観光をしていない。


[へえー、てっきり友のことだから大阪中を駆け巡ったものだと思ってたよ。]

まあ似たようなことはしていないこともないが。


[それでそれで...?!大阪には大きな山とかあるんですか?!]

突然変わった質問をするこのは。

大きな山...?


「う、うーんとだな...」

ここからは兵庫県側の大きな山が見える。


「山は...あるぞ。」


[どれくらいありますか?どれくらい離れていますか?!]

そんなに聞かれても...


「し、知らん知らん。第一市街地の周りは山に囲まれているからな...」

やはり大阪の街よりも大阪の山(自然)に興味があるのか。。。

するとこれを聞いていた美歩に話が変わる。


[そういえば関西の山の上からは有名な夜景が見えるんっすよね。

この間姉ちゃんの友達が話してたんっすけど、なんとか(さん)の...]


[六甲山の夜景ですね!!

1950年代、六甲山系から見える神戸の夜景を100万ドルの夜景と表現し...]

このはの長い長い話が始まった。


「あ、ああ...よく知ってるね...」

自然のことだけではなくその周辺情報も知っていたのか...。


[ご、ごめんなさい、です...!夢中になるとつい...]


[大丈夫ですよ、このはさん。私もそのお気持ち、すごく分かりますから...]

水野さんがこのはにそう伝えている。


僕も含めてみんなで優しく笑いだした。

100万ドルの夜景...

機会があれば行ってみようと思う僕なのであった。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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