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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
[season4-3学期]
52/65

#51 3度目の新学期

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#51 3度目の新学期


1月9日。3学期のはじまり。

いよいよ1年生での生活もラストスパートを迎えていた。

朝。始業式を終え、クラスのLHRの時間になる。


「皆、おはよう!!」


「厚木ういーっす。」

こらこら...いつからそんな先生を見下すようになった、美歩...


「おう!ういっす!!」

厚木もういっす、じゃないだろ...


「さて!!今日から3学期のはじまりだ!!

...まずは提出物を出してもらう!!」

冬休みの課題やアンケート、通知表などだ。

今回はちゃんと終わらせることができた。


「ちなみに...終わってない奴は...

今年の目標をクラスの前で発表してもらう!!いいな?!」


ギクッ、と震えあがった人が数名いた。

人によっては居残りより辛いのかも。


「こ、今年の目標...っすか...えーっとえーっと...」

...案の定、美歩はそのひとりだった。

しかしみんなはまだ提出物を出している最中である。


「だははは、引っかかったな新井!冗談だ冗談。

これに懲りたらちゃんと課題は提出することだな!!」


いつのまにかみんなの注目を浴びていた美歩。

なんて恐ろしい奴だ厚木....!!


----


昼になった。

このあとは授業もないので課題提出が終わった人は解散することができる。

教室に残ったのは、美歩、水野さん、池戸に...山村?!

いつも課題なんて簡単だ、とか言って終わらせていそうなのに。。。


「おやおやおや。山村くん。これは一体どういうことだね?」

誠がからかいに来た。


「うるさいぞ、誠。」

勉強に集中しながらも誠を突き放す。


「ほほう?まだ半分も残っているではないですか...」

山村が半分も課題を残している?

これは一体どういうことなのだろうか。


すると突然荷物をすべてまとめ、


「こんなところではダメだ。友、一緒に来てくれ。」


そう言って教室を出ていった山村なのであった。


「ハハハ!いつも勉強ができるアピールしているくせに。

恥ずかしくなって逃げたんだな、愉快愉快!!」


チッ、と池戸のほうからは舌打ちが聞こえる。


この教室に美歩と水野さんを置いていくのはかわいそうだが、

(...まあ課題が終わっていなくてここに残ることになったのは自己責任だし...)

とりあえず今は山村のところについていくことにした...。


----


ガラガラ...


山村の後をついてやってきたのは、

僕たちのいる教室の半分ほどの大きさの自習室。


ガチャ...


すぐに鍵を閉めて外側からは開けられないようになった。


「ここなら安心して勉強ができるよ、友。」

僕もここなら安心して質問することもできる。


「な、なあ...課題...本当は終わったんじゃないのか...?」

実は僕が提出するよりも前に課題を提出しているのを確認している僕。


「ああ。これは幸佳の分だよ。」

なんだそういうことか。

...そういえば今日幸佳を見かけていない。


「おととい山形から帰ってきたばかりなんだ、僕たち。」

そっか、まったく久しぶりな感じはしなかったけど

そういえば今年初めて山村と会ったんだった。


「それで幸佳は旅行疲れが出たのか、昨日今日と熱を出してしまってねぇ...」

そっか、それで代わりに山村が...


「っておい。手伝いたいのは分かるが課題をやってないのは幸佳なんだし...」


「やれやれ。君はそんな薄情者だとは思わなかったよ、友。」


「そ、そんなつもりじゃ...」

そのあと山村は、僕に課題の一部を見せつけてきた。

そこには...


「書いているのはあくまでサポートだ、よ。

復帰したらすぐに取り掛かれるようにね。」


課題の横に貼られていたのは、計算式や解き方、答えまで書かれた紙。

なるほど。あとはこの紙を見ながら答えを入れ、紙を剥がすだけなのか。

勉強法としてはともあれ、これならすぐに課題が終わりそうだ。

って答えの丸写しとほぼ同じじゃないかい!!!


----


夕方。

課題の提出は終わったのに結局山村と一緒に学校に残っていた。


自習室の鍵を返し、靴箱のほうに行くとちょうど

水野さんや美歩と出くわした。


「あ、あけましておめでとうございます...!」

丁寧にお辞儀する水野さん。


「す、すみません...朝言うつもりがなかなかタイミングがなくて...」

そういえばそうだったな。


「あ、あけましておめでとう...」

僕も簡単ではあるがそのように返す。


「はいはい、あけおめ。」

美歩も返してくれた。


「うん、あけおめ☆」

山村もあけおめで返すのか。


「...ところで山村さんはどうして居残りなんて...」

やはりそうだよな。いつも課題を終わらせる人が居残りなんて...


「ああ、気にしないで。既に提出したし。あれはただの自主学習だったから。」

歩みを止め、ポカンとしている様子の2人。


「...ん?どうした?」


「あ、あの量を...半日で...終わらしたんっすか...?」


「本当そうね、美歩...。30ページくらいある量を...たった半日で....」

山村の課題を終わらせるスピードに震えている2人だった。


----


家に帰ってきた。

するとそこには姉の姿があった。


「お帰り!!今日は始業式だから昼過ぎには帰るんじゃなかったの?」


あれっ、と時計を確認すると、既に午後の5時前だった。


「...姉ちゃんこそ早いな。まだ5時になってないぞ...?」

フフフ、と笑っている姉。


「まあ今日は仕事が早く終わったから帰っていいよ、だってね!」

何それ。超ホワイト企業じゃん。


「...ということで今日も料理頑張っちゃうよ!」

早くも台所に立って野菜を取り出している。

そういえば今日お昼は...


ぐぅぅ...


「だよな。昼、ジュースしか飲んでないもん...」


----


夜になった。

今日のご飯は肉じゃがと味噌汁。


「い、いただき、ます...」


食べてみると、なかなかに美味しかった。


「うん、美味しい!私って料理の才能あるかも?!」

自画自賛。あまり調子には乗るなよ...?

けれど確かに1週間ほど前よりも上達している姉。

これを見習って僕も少しずつ

上達できるものを見つけてみようと思うのであった。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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