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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
45/65

#44 終業式(冬)

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#44 終業式(冬)


12月22日、終業式。

通常は24日が終業式だが、今年は土日を含むので少し早めである。

もうすぐ今年も終わりか...

そんなことを考えながら体育館で終業式に参加する僕たち。

校長先生の話が始まる。


「えー、皆さん。2学期お疲れ様でした。

体育祭に文化祭、それに素敵な紅葉まで...」

紅葉は学園関係ないだろ。


「皆さん思い思いの2学期を過ごすことができたと思います。

ちなみに私の思い出はですね...」


---思い出話は30分以上かかった。

その後、解散して教室に戻るみんな。


「お疲れ様!!みんな!!今日の校長の話の長さの記録の...」

厚木も校長先生の話が長いと思っていたのか。


「ちなみに今日の記録は43分24秒で第2位っす。」


「おう!どうりで長いわけだ!!」

なんだよその記録...

本当に記録していたんかーい!


「ちょっと厚木先生...!いけません、担任の教師がそんなことでは...」

副担の福岡先生が厚木に注意する。


「...そ、そうだよな、すみません...。」

厚木も福岡先生には逆らえなかった。


「つ、通知表配るぞー!」


--------


帰り道。

たくさんの荷物を持って山村と幸佳、そして僕は歩いていた。


「いよいよ今日から冬休みだねえ☆」

山村が最初に話しかける。


「冬休みはどこかお出かけとかするのかい?」

興味津々でさらに話を続ける。

...って、夏休み前と同じじゃないか。。。


「いや...今回は特に...」

すると幸佳が立ち止まってスマホを取り出したあと、


「雪...!見たこと...ある、か...?」

そう言ってスマホをこちらに見せる。


「幸佳。雪くらい誰だって見たことあるよ。なあ、友?」


「...見たこと...ない...」

それもそのはず、奄美大島を含む南西諸島では

雪なんてほぼほぼ降らないのである。

降り積もる雪どころかチラチラした雪すら見たことがない。


「...おお、まい、がー...」

突然ショックで(謎の)カタコト英語が出てくる山村。


すると今度は、幸佳が別の画像を見せてきた。


「これ...!雪...いっぱい...」

その画像には、幸佳と一緒に幸佳よりも高く積もる雪が写っていた。

一体どこだろう...


「おや。それは去年の...」

そう言って山村もスマホを見はじめる。

すると...


「3人とも...こんなところで何しているのですか...?」

このはの声で我に戻る僕たち。

そういえばここ、道の真ん中だった...


-------


まだ話がしたいと思ったので

一旦家に荷物を置いてから山村の家に遊びに行くことに。

このはも一緒に来てくれた。


「...それで、なんの話をしていたのです?」

興味津々で山村に問いかける。


「ああ。冬の雪の話、かな☆」

まあ確かに。


「雪、ですかー。

幸佳さん、さっきの写真をもう一度見せてもらってもいいですかー?」

うん、と頷き先ほど僕たちに見せてくれた写真を見せる幸佳。


「すすすすごい...山形の雪だぁーーっ!!」

え、そうなのか?


「さすがだねぇ、友の友。そう、ここは山形のおばあちゃん家だよ。」

なんで分かったんだ、このは。


「おばあちゃん、っていっても幸佳のおばあちゃんだけどね。」

ポツリと呟く山村。


「すごいですねー!山村さんは山形出身なんですか?」

あれっ。そういえばこのはは2人が兄妹だと知っているのだろうか。


「ううん。2人とも東京生まれ、東京育ち、だ よ☆」


「なるほど、じゃあこれは帰省したときに撮った写真ですね!」

この反応ではどちらかわからなかった。


---


しばらく話をしていると、玄関の扉が開き幸佳の父が帰ってきた。


「お帰り、お父さん☆」


「お、お邪魔してます、です...」

このはと山村が挨拶する。


「こ、こんばんは...」

僕も挨拶をした。

すると幸佳の父さんは笑顔でみんなに声をかけてくれた。


「やあやあ、久しぶり。えーっと...」


「杉岡このはです。そして彼が...」


「春を翔くん、だったかな。」


やっぱり僕のことは「春を」で覚えているのか。。。

まあいいや。


...父が帰ってきたということは、もうそんな時間か。

外を見ると日も暮れて真っ暗になっていた。


「2人とも帰りは大丈夫か?送ってあげなくていいか?」

幸佳の父は温厚でとっても優しい。


「だ、大丈夫です...僕、そろそろ帰るです...」

このはが気を遣って帰ろうとする。


「実はだねぇ、このは君...」

帰ろうとするこのはを止め、後ろからスノーボードを取り出す山村。


「冬休みの間、僕たちは山形に行くことになっていて...」

それを聞いたこのはは、山村のほうに寄り付いて、


「僕も行きたい!!!」

目を輝かせてそう言うのであった。


「ははは。そうだなあ、親にでも聞いてみたらどうだ?」

父が笑いながら話に入る。


「わかりましたです!!」

いいなあ、僕も行きたい!

そう思っていたら...


「よかったら友も来るかい?」

さっそく山村からお誘いを受けた。

もちろん行きますですとも!!


--------


家に帰ってさっそく姉にその話を持ちかけた。


「...え?優雅と山形に行きたい...?

...山形ってどこ?遠いの??」


姉は知らない土地の地理は苦手だった。


「し、新幹線で行くらしいぞ。泊まれるかどうかは分からないけど、

1日だけなら...」


「分かった分かった。実は私ももうすぐ年末年始休みなんだよね。

楽しそうだから一緒について行きたーい!!」

そんな簡単に行けるだろうか...


「...で、いつ行くの?」


「え...」

しまったぁぁ、大事なこと聞くの忘れたーー!!


果たして今年の冬休みは僕たちも山形に行くことはできるのだろうか...


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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