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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
42/65

#41 紅葉

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#41 紅葉


11月になった。

ここ、首都圏の辺りではそろそろ紅葉が見頃の季節になったある休日の朝。

外は秋晴れで比較的過ごしやすい気温である。


「ねえねえねえ!!紅葉を見に行こうよう!...なんてね!」

言うと思った。


「まったく...姉ちゃんのほうが高揚してんじゃねえか...」


「あ、上手い!どこでそんなギャグの練習したの?」


「ギャグに練習とかないから...」


そんな話をしていると、ちょうどテレビでは紅葉の特集をしていた。


[おはようございます。

さて、本日は関東地方の紅葉を紹介します。袋田の滝から中継です。]


[...はい!こちらでは今見頃を迎え、ご覧の通り

綺麗な赤や黄色のもみじが見れます!]

袋田の滝、か...


[綺麗な色ですねぇー。]


[はい、そして今日は休日ということでたくさんのお子様連れの方が

いらっしゃいます!]


[お天気もいいですねぇー。]


[そうなんです、今日は高気圧に覆われてすっきりとした秋晴れ、

絶好の紅葉日和ではないでしょうか!]


[私も見に行きたくなりましたねぇ。]


[それはよかったです!見頃は11月の中旬までなので

ぜひ足を運んでみてください!]


[以上、袋田の滝から中継でした。]


「...よし、私たちも今から袋田の滝に行こう!!」


-----

ということでさっそく紅葉を見に行く支度をする。


「...コートっているかなぁ...

あー、これ去年買った服だー、

えー、一応予備のバッテリーを...」

優柔不断な姉は支度にも時間がかかる。


「い、いいじゃないか...今日はそんなに寒くないし...」


「帰りとかはちょっと冷えるかもよ?!」

だったら好きにしてくれ...


-----なんだかんだで昼になった。


「よし、準備できたよ!...お昼は家で食べてから行こうか...?」


「マジか...今のは外で食べる流れだったろ...」


「えっ?外で食べたい?うーん、今の時間帯どこも混んでるだろうし...」

また優柔不断にさせてしまった...


-----なんだかんだで家で昼を食べた。

ようやく紅葉を見に出発する。


姉の赤いスポーツカーに乗り込む僕たち。

こうして車に乗って2人でお出かけするのって、

ここでは動物園以来ではないだろうか。


「ところで...ここからどれくらいかかるのかな?」

笑顔で車を走らせる姉。しまった、姉を過信しすぎた。

それくらいリサーチしてから出かけるだろ!!


----3時間後...


ようやく入口の駐車場に着いた。

着いた頃には既に夕方になっていた...


「ここでいいんだよね?」

地図によるとここから先は歩いて行くらしい。

川沿いにはたくさんのお土産屋さんが並ぶ。

しばらくすると袋田の滝の案内看板が見えた。


「あったぞ...って、入場券がいるのか。」

僕もリサーチ不足だった。


...袋田の滝はこのトンネルの先にあるみたいだ。

入場券を手に入れ、さっそく姉とトンネルの中を進む。


しばらく進むと、トンネルの先に大きな滝が見えた。


「うわぁーーっ!!これが袋田の滝かーっ!」

流れ出る滝の音。

美しく輝くもみじたち。

当然観光客は僕たちに以外にもたくさんいた。


大迫力の滝と紅葉に、姉の気持ちも高揚してきたのであった。


「すごい、すごい!私、紅葉ちゃんと見たのははじめてかも!!」


「去年おととしは見に行かなかったのかよ...」


「えー、ひとりではなかなか行こうって気にならなくて...

それに忙しかったし...」


とにかく今日がはじめてらしい。

...それもそのはず、奄美大島含む南西諸島の亜熱帯気候では

綺麗な紅葉を見ることができないためである。


しばらく眺めていると、青空は段々と夕陽を浴び、トンネルの灯りが

目立つようになってきた。


「あ、待って。上のほうにも展望台があるみたいだよ?!」

その言葉に慌てて上へ向かう僕。


するとそこにもまた綺麗な紅葉が広がっていた。

なるほど、下の展望台よりも紅葉が広く見えて綺麗だな。

...そうこうしているうちにすっかり日が暮れていた。

しかし袋田の滝の魅力はまだ続いている。


「わっああ!見て!灯りがついたよ!!」

そう、夜になると滝やトンネルがライトアップされ、

美しい夜の世界が広がるのであった。


-----


すっかり夜になった。

ライトアップも終わり、車へと向かう僕と姉。


「はぁー、めちゃくちゃよかった。紅葉ってこんなに綺麗なんだね!」

姉は大満足のようだ。


「まあ確かに...思ってた以上に綺麗だったな。」

とてもいい休日になった。


「...ところでここから何時間で帰れるんだっけ...?」

その言葉に、は...?と我に返った僕。


時計を見ると、既に夜9時をまわっていた...


「明日仕事なんですけど!!」「明日学校じゃん!!」


-------------------------------------------------------------------------


翌日。

なんとか起きて学校には遅刻せずに登校することができた僕。

いつものように山村がやってきた。


「おはよう、友。...どうしたんだい?なんだか楽しそうだね?」


「おはよう、山村。まあ昨日の話をみんなにしたくて...!」

少しテンションが上がってきた。


「お、おはようございます、山村さん、翔くん...!」

水野さんもやってきた。


「おいーっす。昨日は絶好のお出かけ日和っしたねー。」

珍しく朝から美歩もやってくる。


「実は昨日、瑠香姉と紅葉を見に行ったんっすけどー...」


「...へ?」


「袋田の滝ってところに行ったんっすよ。」

ちょいちょいちょいちょい...まったく同じじゃないか...!!


「へえー、よかったね、美歩!私行ったことないなあ...」

水野さんも楽しそうに美歩の話を聞く。


「ち、ちなみに何時頃...」


...?と首をかしげる美歩だったがすぐに答えてくれた。


「えーっと確か朝の10時から...昼過ぎくらいまでっすかね?」

ちょうど入れ替わりかよ...!


「ところで友。君も昨日何かあったのだろう?話してくれないか、な☆」

このタイミングで山村が僕に話しを振る。マジかよ...


「...あれ、みんな朝から集まってますね。おはようございます。」

僕が話しはじめる前にこのはがやってきた。


「おお、ちょうどよかった、友の友。

今から友が昨日の話をしてくれるみたい、だ、よ☆」

勝手にハードルをあげられてしまった。

美歩と同じだなんてなんて言いにくい...

どうしようと考えていると、このはがこんなことを言い出した。


「あれ?昨日は袋田の滝にいませんでしたか?」

なぬーっ?!なんで、だ....!!


「図星ですか?じゃあやっぱりあれは翔くんでしたね!

いやー、声をかければよかったですー...」


へ...?と不思議そうに僕とこのはを見つめる山村と水野さん、そして美歩。

なんか恥ずかしかった。


...結局そのあと写真を見せたり

そのときの様子を話したりしているうちに授業の時間になった。

今度はみんなで行きたいな...

そう思う僕だった。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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