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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
40/65

#39 文化祭-1日目

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#39 文化祭-1日目


10月28日、文化祭1日目。


学園は朝から多くの人で賑わっていた。

ステージ発表が始まるまでは自由時間。

山村と幸佳は父を連れてやってくるとのことなので、門の近くで山村を

待っていた僕と水野さん、そして美歩。すると...


「よっ!美歩!久しぶり!」

濃い紫色の髪にショートカットの女性が美歩に話しかけてきた。


「る、瑠香(るか)姉ちゃん...来たのかよ...。」

どうやら美歩の姉のようだ。


「おーい!佳穂(かほ)姉もいるよーい!」

瑠香姉の後ろから金髪で長い髪の女性がひょっこりと顔を出す。

美歩って3姉妹だったのか。


「あっ、藍ちゃんだ。久しぶりー!」

佳穂姉は水野さんに向かって挨拶する。


「ねえねえ、この子は?美歩の彼氏?」

今度は瑠香姉が僕に話しかけてくる。

すると美歩が反射的にこう答えた。


「はあ?違えよ!!ただの同期、同期!!」


「あれぇ、本当?美歩ってばドキドキ(同期同期)言ってるじゃん!」

瑠香姉に一本取られた。


そうこうしているうちに山村と幸佳、それに父がやってきた。


「みんなおはよう!...ところでこの人たちは...」

山村がさっそく美歩の姉たちに目を向ける。


「おーっす!うちは美歩の姉の瑠香姉だよー!よろしく!」

相変わらず軽い感じの瑠香姉。


「私も美歩の姉の佳穂。いつも美歩がお世話になってます。」

挨拶はしっかりしている感じの佳穂姉。


「おお、そうでしたか。

私は優雅と幸佳の父です、本日はよろしくお願いします。」

ぺこり、と頭を下げる父。

いちばんしっかりしているのは幸佳の父だった。


[間もなくステージ発表が始まります。生徒の皆さんは着席してください。]

校内にアナウンスが流れる。


「それでは行きましょうか。」

水野さんが先導して体育館へ向かう。


---


開会式が行われ、さっそくステージ発表が始まる。


「それではいよいよステージ発表の時間です!

まず最初に登場するのは、吹奏楽部によるオープニングセレモニー!」


盛大な拍手とともにステージの幕が上がった。


---その後、2年生によるダンスやカラオケ、クラス劇などの

ステージ発表が続き、あっという間に昼休み時間になった。


「みなさん、ステージ発表はいかがでしたかでしょうか!

本日のステージ発表は以上になります!

お昼休憩のあとは展示発表の時間です!

どうぞ最後まで楽しんでいってください!解散!!」


--------


1日目の昼。


1年生は教室でクラスの展示、3年生のステージ発表は明日である。

この後はそれら展示会場の見学や出店での昼食&休憩時間だった。

ただ、僕はこれから水野さんと一緒に教室の店番をすることになっていた。

そのため僕と水野さんの休憩時間は店番を交代してからなのである。


まだ誰もいない教室へと向かう僕たち。


「ステージ発表、すごかったですね...!」

水野さんが僕に話しかける。


「来年は私たちもあんな風にするんでしょうか...」

ステージ発表を不安そうにしている水野さん。


「まあ...来年の話だし...今は店番...頑張ろ...」

今年の展示もまだ終わっていないのにもう来年の話をしたって...


「そ、そうですね。お客さんにいっぱい喜んでもらえるよう、頑張ります!」


そうして教室で販売係と展示の案内係に別れて待機していた。すると...


「あ、翔いた!!もう、ずっと探していたのに...」

姉がやってきた。


「さっき優雅からここにいるって聞いてやっと見つけたよ...!」

僕を見てそう呟く。


「い、いらっしゃいませ、お姉さん...!」

水野さんが姉に声をかける。


「あれ、藍ちゃんも店番?よかったねえ、2人きりになれて!!」

えっ...いや...と恥ずかしがる水野さん。


「ちょっ...やめろよ...ただの店番なんだから...」

僕も慌ててそう返す。


「と、ところで...その...私たちのクラスでは、みんなでペーパークラフトを

作成したのですが...」

そう言ってキリンのペーパークラフトを姉に見せる。


「へえー、すごい...!これ販売しているの?」

はい、と頷く水野さん。すると...


「おいーっす!...ってあれ、1番乗りじゃなかったみたいね!」

瑠香姉がやってきた。


「佳穂と美歩もいるよっ!」

瑠香姉の後ろから佳穂姉と美歩も顔を出す。


「ね、姉ちゃんたちがほかの人たちが来る前に見に来たいっていうから...」

美歩が照れながら僕に言う。


「...ああ、美歩って末っ子だったんだ!」

姉が美歩のほうを見てそう言う。

そういえば今朝2人の姉とは会ってなかったな。


「や、山村たちは...」

僕は美歩に話しかけた。すると...


「ま、まあ!!翔のことが....じゃなくて!クラスの販売のことが

気になって来てみたら...」

美歩から返事をもらう前に美里愛が話しかけてきた。


「ダメです!!あなたたちはみんな出て行ってください!!」

そう言って水野さんも含めた僕以外を教室から追い出してしまった。


「あ、あの...委員長さん...販売は...」


「私がやるっ!!」


そう言って扉を閉めてしまった。

...その後、美里愛の兄、優斗さんがやって来る。


「あの...美里愛はどこに行ったか知りませんか...?」


みんなが戸惑っていると、

それに気づいた美里愛が扉を開けて優斗さんのところへ駆け寄る。


「お兄様。私はここにいますことよ。さあ行きましょう。」


「お、おう...」


そのまま何事もなかったかのように立ち去る美里愛と優斗さん。

やっぱあの兄妹って変わってるわあ...


---


そうこうしているうちに、交代の時間になった。


「次の店番は...なんだ、美歩と誠か。」

店番の表を確認する僕。2人とも既に来ていた。


「翔くん。君もお昼休憩にしたまえ。

あとは僕たちに任せることだな。」


ちょっと上からな気はするが、まあいいだろう。


「それじゃ私、この2人と何か食べてこようかな!」

姉ではなく佳穂姉のほうがついてくることになった。


「わかったわかった。それじゃあ...瑠香、姉...だっけ?

あなたは私と一緒にあっち行こっか。」


「うい、了解。」

姉と瑠香姉は他のクラスも見に行った。姉が僕についてこないのは珍しいな。


---


屋台のほうに行くと、山村と幸佳、そしてこのはと父がいた。


「友!!店番は終わったかい?」

さっそく山村が話しかけてくる。


「あれ...お姉さん、だいぶ印象変わりましたね....もしかして人違いです?!」

このはが佳穂姉を見てそう言う。


「あ、ごめんごめん!私は美歩の姉の佳穂姉だよ!あなたも美歩の友達?」

え、あ、まあ...と少し頷くこのは。すると...


ぐぅぅぅ...


屋台の美味しそうな匂いと目の前でみんなが食べている焼きそばに

お腹が鳴ってしまった僕と水野さん。


「そうそうこの2人、お昼今からだったね!よし、なんか買いに行こっか!」

佳穂姉に誘われて屋台を見に行った。この感じ、姉にそっくりだ。


こうしてみんなでお昼を楽しんだ僕。

その後、姉たちとも合流して他のクラスの展示も見に行った。

初めての文化祭。思い出に残る楽しい一日となった。


2日目へ続く...!


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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