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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
39/65

#38 文化祭準備

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#38 文化祭準備


学園で行われる秋の2大イベントのひとつ、文化祭。

クラスの出し物や出店、ステージ発表など...

体育祭と並ぶ一大イベントだ。

毎年10月後半に2日間の日程で行われ、

今年は10月の28日と翌29日に行われることになっている。

そんな文化祭の近づく10月前半のある日。


授業の時間を使ってクラスの出し物の準備を進めることになった。


「みなさん、もうすぐ文化祭の時期ですね。

今日はクラスの出し物について議論したいと思います。」

学級委員長の美里愛が指揮を執る。


「質問ー。文化祭ってなんなんっすかー。」

そこからかよ、美歩...


「文化祭とは...まあ簡単に言うと

学園、もしくは学校で行われる秋祭りのようなものですね。

学校生活での成果発表を目的に、ステージの上で歌ったり踊ったっり

さらには焼きそばやたこ焼きなどの出店があったり...」

せっかく冒頭で説明したのに被らないでくれないか、、、


「...そしてその出し物のひとつに!クラスでの出し物があるのです。

ですから今はその出し物を何にするかという議論の時間になっているわけで...

わかりましたか、新井さん?!」

しっかりと説明してくれた美里愛。しかし...


「んぐー....文化祭...zzz」

美歩は眠っていた。ダメだこりゃ...


---


美歩は放っておいて、クラスの出し物を決める議論が進んでいた。


「僕は音月由珠羽のファンクラブ会場がいいと思うなあ☆」

山村が提案する。


「却下です。それでは見る人も限られてきますし、

オリジナリティがまるでありません。」

さすが美里愛。普段はまともだな。


「僕はエーテルちゃんとの写真撮影スポットがいいと思うですー」

このはが提案する。って、なんでいるの?!


「却下です。エーテルもまた見る人が限られてきます。

それにあなたは隣のクラスですよね、

文化祭の出し物はクラスごとに行ってください。」

さすが美里愛である。


「こんなのはどうだ!?理科室の人体模型の...」


「却下です。勝手に理科室から人体模型を持って来ないでください。怖いです。

それに先生がそのような提案をしてどうするのですか...」

厚木の提出を途中で却下した美里愛。正しい判断である。


「で、ではみんなでペーパークラフトを作って展示するのはどうでしょうか...」


「なるほど。それなら準備も簡単ですしたくさん作れば販売もできそうですね。

いいと思います!」

水野さんの提案を受け入れる美里愛。


「他に案はありませんか。なければペーパークラフトで進めたいと思います。」

パチパチパチ、とクラス中から拍手が上がった。


「どうやら決まったようですね。では、うちのクラスの出し物は

ペーパークラフトということで決定です!」


---それからおよそ2週間。

気がつけば文化祭目前になっていた。


-------------------------------------------------------------------------


文化祭前日。

今日は朝から授業はなく文化祭の準備に勤しんでいた。

一緒に作業をしていた山村が話しかける。


「こっちの飾り付けは終了だ、友。あとはここに作品を並べて...」


「待って。それは多分販売用だったと思う。」

販売用のペーパークラフトと間違える山村に

展示用のペーパークラフトの箱を渡す僕。


「ああ、ありがとう、友。」


すると幸佳が展示用のペーパークラフトをいくつか持ってやってきた。


「こ、これ...も...追加....する...」


幸佳が持ってきたペーパークラフトを見て山村が幸佳に問う。

「それって...昔家で作ったやつだよね、幸佳?」


うん、うんと頷く幸佳。

まあ過去作でも作品は作品だからいいか。

一緒に展示してあげることにした。


「す、すごいですね...!」

廊下側の装飾をしていた水野さんと美歩が教室の中を覗きにくる。


「これ、まさか全部売るんっすか?!」

美歩は教室中を見渡してそう言う。


「そんなわけないだろ。ここからこっち側だけが販売用。」

美歩に教えてあげた。


「あれ、こんな素敵なものありましたっけ...」

さっき幸佳が持ってきたペーパークラフトを見て感心いる水野さん。


「それは去年、幸佳が作ったんだよ。

...ほら、今まではほとんど不登校だったからそのときに...ね☆」


「へえ...このゴリラちゃんとか、よくできていると思いますよ。」


「いや、それはアビシニアコロブスっていうんだ...☆」

ア、アビ...シニ...ア...コロ...ブス??


「ごめんなさい!言われてみれば確かにアビシニアコロブスちゃんですね...!」

なんで知ってるの、水野さん!!


「へえー、アビシニアコロブスのペーパークラフト...」

このはが勝手に教室に入ってきた。


「こ、このは...知ってるのか、この生き物...」


「ううん、知らない。言ってみただけ。」

自然大好きなこのはでも知らない生き物だったのか。


「ちょっとちょっと。隣のクラスの子は勝手に入ってこない。

ほら、みんなも準備しないと!」

美里愛に見つかって解散させられた。


------------


夕方になった。

自分たちのクラスの準備は終わったが、

まだステージの準備が終わっていないようだった。


「みなさんお疲れ様でした。放課後残れる人はステージの

準備の手伝いをお願いしますね。」


そんなわけでみんなとステージの手伝いに行く。

体育館へ行くと、もうほとんど完成していた。


「おお、クラスのほうは終わったか!!」

厚木が僕たちに話しかけてくる。


「あとはこの...%@#&?...」

大きな台を運びながら話す厚木だったので、

何を言っているか聞き取れなかった。


「お疲れです、みなさん。」

代わりに福岡先生が話しかけてきた。


「せっかく来てくれましたけれど、、

あとはあの台を左側に置いて、2階にライトを設置したら終わりですね。」

厚木が運んでいる台と2階席を指してそう言う。


「わかりました、僕たちでライトを設置してきます。」

山村が僕を連れてそう言う。すると...


「いいえ、ここは私たちの仕事です。」

美里愛に止められてしまった。


「いいじゃないか、委員長さん。この前だってずっと友と一緒だっただろ?」

今回は山村も譲らない。


「ダメです!委員長の命令に従わないと

あなたの秘密をクラスに話してしまいますよ?!」


「そっちがその気なら僕だって委員長の秘密を握っているんだよー?」

にらみ合う2人。お願いだから仲良くしてくれ...!


...すると2階席の方から水野さんの声がする。


「福岡先生、こっちでいいんですか...?」


「あ、そうです!ありがとうございます、水野さん、新井さん。」


最後の仕事であるライトの設置は水野さんと美歩がやってくれた。

呆然とライトを眺める2人。やれやれ....


----


夜になった。

家で姉と話をしていた。


「あー、明日は文化祭か!!楽しみだね!」

もちろん姉もやって来る。


「ねーねー、翔たちのクラスはどんな展示するのー?」


「来てからのお楽しみ...」

プログラムの書かれたプリントを見ながらわくわくしている姉。

明日の文化祭はみんなと楽しめるといいな...


続く...


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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