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普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
37/65

#36 けけけけけ、結婚?!

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#36 けけけけけ、結婚?!


10月になった。

体育祭も終わり、ひと息ついたこの頃。

そんなある日の休日。いつものように姉とのんびりしながら

テレビを見ていると、とあるニュースが流れてきた。


[ニュース速報です。子役タレント出身の人気俳優、

土浦晋(つちうらすすむ)さんが結婚するとの発表がありました。]


それを聞いてブーッ!!とマンガのように飲んでいたコーヒーを吐く姉。

ど、どしたん...


[事務所によりますと、土浦さんの結婚相手はonetuberとして活躍する

音月由珠羽さんとのことです。]


それを聞いてブーッ!!とマンガのように飲んでいたお茶を吐く僕。

聞いてない聞いてない...!


「な、なななななんですとー!!」

姉は急いで土浦さんの運営するブログを確認する。

そして僕も急いで由珠羽のメインチャンネルを確認する。

すると僕は1時間前にアップされた結婚報告動画を見つけた。


[皆さんにご報告がございます。私、音月由珠羽は結婚いたします!]

そう言って先ほどニュースで流れていた土浦晋が登場する。


するとそこから姉も一緒になって見始めた。


[由珠羽チャンネルファンの皆さん、はじめまして。土浦晋です。]


[ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、彼は俳優をしています。

4年前、彼の出演するドラマのエキストラとして参加したことをきっかけに

交際を開始いたしました。]


[お互い出演するジャンルは違うものの、世界に向けて発信しているという

共通の認識が固まり、今日まで来ることができたのだと思います。]


[結婚しても由珠羽チャンネルや俳優の土浦晋は

今までと変わらず続けていく所存です...!

以上、音月由珠羽の結婚報告動画でした...!]


はああああ...と動画を見終わる姉と僕。


「ね、姉ちゃんこの俳優のファンだったっけ...?」

確認してみる僕。


「はあ?!ファン?!そんなレベルじゃないですけど!!

幼なじみで初恋の人ですけどーー!!」


幼なじみ...

するとそこで夏休みにかずはと会ったときの話を思い出す。


「あ...かずはに話していた...子役タレントってこと...?」

そうだよそう!!と言いながら大きく僕を前後に揺さぶる姉。


「びっくりしたぁ...びっくりしたぁ...」

とても動揺している姉。


「で、でも相手が由珠羽でよかったよな...?」

ぶぅぅ...と複雑な感情で僕を見ている姉。すると...


ピンピロピロピロ...♪


姉のスマホから電話の音が鳴った。


「は、はぅああ、あい...?」

動揺したまま電話に出ている様子の姉。

僕はその間に先ほど吹きこぼしたお茶やコーヒーの片付けをしていた。


「も、もしもしもしもし?!」

電話の向こう側も同様に動揺している....()

一体誰だろうか?


「ごめんごめん、動揺しちゃって...

やっぱりかずはもあのことについて電話してきた感じなの?」


電話の相手はかずはか。

どうりであれだけ動揺しているわけだ。


「も、もちろんですよ...!!私、由珠羽姉がお付き合いしていただなんて

今日の今日まで知らなかったんですー!!」


「ああ、私も...

ってか由珠羽と結婚なんてもうびっくりすぎるよ...!!」


「あの...由珠羽と...ってことは

お相手の俳優さんのこと知っているんですか?」


「ええ?ほら、この間言ってた...元子役のタレントで私の幼なじみだから。」


「ふえっ、えっ、ええーーーーっ!!!」


その後、めちゃくちゃ楽しそうに話が盛り上がっていた...。


-------------------------------------------------------------------------


翌週。学校に行ってみると、意外にも由珠羽の話題で持ち切りだった。


「ねえねえ!あの人、土浦くんと結婚したんだってー!」


「知ってる知ってる!もう一回うちの学園に来てくれないかなー!

本物の土浦くんを連れて!!」


...なるほど。土浦ファンの女子たちも同時に盛り上がっているからなのかな。

などと考えていると、いつものように山村が話しかけてきた。


「おはよう、友!!とうとう結婚したんだねえ...!」

それだけ聞くとまるで僕が結婚したみたいじゃないか。


「お、おはようございます、山村さん、翔くん...」

廊下だったのでこのはも話しかけてきた。


「おお、友の友。いいかい?今日は結婚記念パーティーだ!!」

はあ。って、なんで2人の結婚記念パーティーを山村が?


騒ぐ山村に気を取られていると、後ろから美里愛がやってきていた。


「誰と誰が結婚するんですって???」


後ろを振り向くのも怖いほどの殺気に怯えている僕。


「ち、違う...友達のー...結婚記念パーティーの話で...な?」


うんうん、と頷く山村とこのは。

するとさっきまでの殺気はなくなり僕の手を引っ張っていく美里愛。


「いけません。まだ未成年なのに結婚なんて...

こんな人たちと関わっていないでさっさとお勉強をしますよ...!」


僕は山村とこのはを置いて連れ去られてしまった...。


----


放課後。

なんとか美里愛から逃げ切り、山村、幸佳と一緒に歩く帰り道。

すると本当に結婚記念パーティーをするみたいで

水野さんと美歩、このはも一緒に連れていた。


「べ、別に結婚記念パーティーって聞いて

美味しいものが食べれるって思ってついてきたわけじゃないっすからね!!」

思いっきり誘惑されている美歩。


「あ、、あの...それで、一体誰の結婚記念パーティーなのでしょうか...」

なぜ水野さんはついてくる前にそれを確認しないのかな...?


「何をいうのだい、水野さん。僕の従兄の結婚記念パーティーに

決まっているではないか☆」

ってあ、れ、あ、れ、あ...れ??


「従兄の結婚記念パーティー??!」


---


山村の家に着いた。


するとガラガラと扉が開き、中から土浦晋が現れた。


「きゃ...つ、土...!」

叫ぶ水野さんを美歩が抑え、みんなが中に入る。

山村の従兄って...まさか土浦晋だったのか...!?


「ごめんね、いきなり現れて。

外ではバレないようにしておきたいんだ...」


改めて土浦のほうを眺める僕。本物の土浦晋だ...!!


「だから言っただろう?彼は僕の実の父の、いちばん上のお姉さんの息子。」

厚木並みに"の"が多い。

けれど確かに従兄である。


...さっそく中に入ると、リビングで待つ音月由珠羽と

豪勢に様変わりしたリビングがあった。


「うおっ!!マジかよ、、この寿司...銀座の高級寿司じゃん!!」

由珠羽よりも高級寿司に目を輝かせる美歩。


「あ、ああ。従弟たちと記念パーティーがしたいって言ったら...

マネージャーさんたちが気を遣って持って来てくれたんだよ。」


「マネージャーさん?!やっぱり本物の、の、の、の....」

珍しく水野さんが緊張している。


「...あれれっ?君はもしかして、ここの学園で100周年イベントをしたとき...」

由珠羽が山村に声をかける。

山村も由珠羽に今会ったばかりだったのか。


「その節はありがとうございます。おかげで友達とも仲良くなれました...!」

そう言って僕の肩を叩く山村。


有名人が2人同時に、しかもこんなプライベートで!!!

未だに目の前の現実が受け入れられない僕をよそに、

贅沢すぎる記念パーティーが幕を開けようとしていた...。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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