表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通じゃなくても幸せに  作者: おとめtheルル
season3-2学期/冬休み
34/65

#33 予行練習

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#33 予行練習


9月の後半。

もうすぐ行われる体育祭に向けて準備が進んでいた。


体育祭は5月頃や9月の前半に開催される学校もあるようだが、

この学園では9月の後半に行われる。

今年は9月24日に開催するようだ。


すっかり体育祭ムードになっていく校庭。

体操やリレーの練習をする声でいよいよ本番が近づいていた。


そして今日は体育祭の予行練習が行われる日なのである...。


朝。

さっそく山村と出会った。


「やあ、友。今日は予行練習だねぇ。僕、勉強はできるけど走るのは

苦手なんだよ、ね...☆」


最初の一言が余計なんだよ...

...と、門の前で話していると、誠が現れた。


「文武両道。君は勉学しか興味がない。

つまり、運動ができない君は半分欠けた人間ってことなのさ。

いつまでその細い足1本で立っていられるかねえ、ハハハ、ハハハ!」


このっ...!嫌味メガネめ...!!

すると突然、嫌味メガネの誠は一歩下がる。

なんだなんだと思ったら、さっきまで誠がいた場所に池戸が立っていた。


「チッ...誠...お前、まだこいつと争ってたのか。」

そうか。誠と池戸、それに山村も同じ中学出身だったっけな。


「相変わらず素晴らしい動きですねえ、池戸さん。

でも、僕と山村の邪魔をするとは一体どういうことでしょうか?」


バチバチと火花を散らす2人。


門の前だったため、

入口は学園に入れなくてざわつく生徒たちでいっぱいだった...


------


「ま、誠さんと池戸さん、何かあったんですか...?」


2人が争っている間に逃げ出した僕と山村に、

水野さんが話しかける。


「さ、さあ...何かあったんでしょうねえ...☆」


「いや、お前も何か関わってる。」

誤魔化す山村に反応し、山村を見つめる美歩。


「そうですよ!この前翔くんたちのクラスの先生が副担に変わった次の日から

池戸さんは山村さんと学校に来るようになった!!」

さらに話を聞いていたこのはも話に加わる。

なんでそこまで知っているんだよ!!

もはやストーカーレベルである。


「ほらほら。何ボケーっとしているの、皆さん!

早くしないと予行練習始まりますよ...!」


そう言って僕の手を引っ張るのは、学級委員長の美里愛だった。


「おいおい、マジかよ...」

美歩はそう言って僕と美里愛の後ろ姿をずっと見つめていた...


----------


予行練習が始まった。


1種目目はチーム代表の1500/800メートル走の予行。


「おい、誠!!1500メートル走で俺と勝負しろ!!」


「いいでしょう。負けたらおとなしく山村の前から離れるのです!!」


よーい、パン!!


一気に距離を離し、トップを走る2人。

...誠はともかく、池戸は選手でもなかったはずなのに...


「いけいけ池戸!!」

厚木が応援している。この勝負、先生公認だったのか...


----


次の種目になった。


「次は大縄跳びだ!!」


「僕に敵うはずはない!!」


よーい、パン!!


チーム戦なので一緒に飛んでいる2人。(ついでに僕たちも...)

これは勝負と言えるのだろうか...


----


「最後は騎馬戦だ!!」


「絶対に勝ってやる!!」


よーい、パン!!


...もちろん騎馬戦はチーム対抗である。

同じチームの2人は戦わない。

お前たち2人の勝負じゃなかったのかよー!!!!


------------------


プログラムの練習が終わった。

みんな閉会式の並びに変わる。


「成績得点の発表をします。」

僕たちのクラスは赤組だ。


「赤組4800点、白組930点。赤組の優勝です!」

圧勝である。

...まあ予行練習だがな。


「フン...誠...やるじゃねえか...」


「お前もな...」


得点を確認した2人は小声で呟いていた。

結局勝負はどっちが勝ったんだよ...!!


「えー、これにて本日の予行練習は終了です。

皆さんお疲れ様でした!」


予行練習のすべてが終了した。


解散すると同時に美里愛が声をかけてきた。


「翔...!あの、お願いがあるんだけど...」

なにっ...美里愛が僕に...?

すると周りでは、山村をはじめ

池戸や誠、美歩に水野さん、さらに幸佳とこのはまでが僕のことを見ていた...。


「お、お願いはいいんだけど...ここではちょっと...」

そう言って一時避難しようとした僕の手を引っ張り、


「じゃ、じゃあ私の家に来て....」

なんて言われてしまった。


---


そんなこんなで放課後、僕は美里愛の家に来てしまった。

美里愛は心なしか嬉しそうにしている。


「そこで待ってて。」

そう言って2階へと行く。


美里愛の家は2階建てだ。

玄関に入ってすぐ階段とリビングへの扉が見える。

そして右側には洗面所があり、奥にはお風呂の扉が。

なかなかいい家に住んでいるではないか。


そんなことを考えていると、美里愛が戻ってきた。


「へ、部屋で...お話しましょう?」


な、なるほど...

僕としてはさっさとお願いとやらを聞いて早々に帰りたいのだが...

そう思っていると、


「いけませんよ、帰っては。これは学級委員長の命令なのです!」

顔に書いてあったのか、帰ろうと思っていたことがバレてしまった。

まったく...都合のいいときだけ学級委員長を使って...!!


---


「そ、それでお願いは...」


結局部屋に来てしまった僕。


「お願い?なんのことでしょう?」


なにっ...!?

まさか今まで美里愛に乗せられてたというのか...?!


「冗談です、冗談!それで...」


よくできた冗談だな。


「その...体育祭のとき、おに...優斗兄さんを

あなたの姉の隣にいさせてあげたいのです...」


ああ、なるほど...?


「大好きなお兄ちゃんの...照れる姿...うふふふふ...」

手で顔を隠し、向こうを見て呟く美里愛。

全部聞こえてるから...


「...おっと、すみません。危なく聞かれるところでした。」

いや、丸聞こえでしたけどね...?!


「はは...と、とにかく、体育祭の日、

姉ちゃんを優斗さんと近づければいいんだな...?」

美里愛に確認する僕。


「そうです、その通りです!ついでに私たちも2人で...」


そう言っていきなり僕の手を握る美里愛。

こんなつもりじゃなかったのに段々と恥ずかしくなる僕。


果たして僕と美里愛、姉と優斗さんの行く末はどうなってしまうのか...


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ