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#10 テスト、テスト、テスト

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#10 テスト、テスト、テスト


中間テスト当日。

1日目は英語、数学、理科(科学)の3教科、2日目は社会、国語の2教科

計5科目である。


いつもより若干ひりつく教室の中、早速先生がテストを配る。


「さあ、テストだー!配られたら名前を書いてチャイムを待つように!」

先生も(なぜか)気合い入っているみたいだな。


キーンコーンカーンコーン...


チャイムと同時にみんな鉛筆を握りしめた。

最初の教科は英語か。

んー...bring(持ってくる)の過去形...?

知るか、そんなもの!!

...などと考えている場合ではない。

えーっと....確か....


---数十分後...


昨日勉強をしたおかげか、割とすんなり解くことができた。

テスト時間は残り30分、見直す時間も十分にある。

これなら50点は余裕かな...

...と、ここでつい山村やみんなの様子が気になってしまった。

きょろきょろするとカンニングになってしまいそうだが...



--山村の様子


(brought、built、burnt、bought。うん、余裕だ☆

さてと、もう何度見直しても大丈夫だし、寝るか...☆)

zzz


潔い...というかそんなノリで堂々と寝るな!!



--水野さんの様子


(えーっと...ここは大丈夫、次も大丈夫...)

さすがだな、水野さん。丁寧な見直しだな。

...と思ったらまだあと半分ほどの空欄がチラ見えしてしまった。

大丈夫か、水野さん...



--美歩の様子

(はあ?もうわっかんねー、、、寝よ)

zzz


かなりマズそうだ...

...って堂々と寝るなー!!



--幸佳の様子

(うん...多分OK。この調子なら100点もあるかもね...)

意外と出来ている、のか...?

...と思ったらかなりの空白が目立つ。

どこを根拠に100点の自信が?!



--厚木(先生)の様子

ぐがー!ぐごー!


って、いちばん寝たらアカン人が堂々と寝てどうする!!!

...などとしているうちに...


キーンコーンカーンコーン...


チャイムが鳴り、最初のテストが終わる。


「んんっ...すぐに回収だぁ!!」



-----それから数時間...本日分のテストを終えた僕たち。



明日のテスト勉強のため、皆早めに下校していく。

僕と山村もさっさと帰る。

その途中...


「いやあ、余裕だったねえ。これなら全教科100点は余裕だろうな☆」

...50点で余裕って言ってた自分が恥ずかしい。


「た、たぶん余裕だ、な、ハハハ...」


などと話し、2人で歩いていると...


「これはこれは。山村さん。今回もいい勝負になりそうですねぇ...」


突然話しかけてきたのは、同じクラスの風見原誠(まこと)

メガネと凛々しい短髪の彼は、まさに優等生といった印象だ。

山村と同じ中学である夢河野(むこうの)中出身で、

中学時代からいつもこの2人が成績トップ争いをしていたらしい。


「ふん..まだあと2教科残っているじゃないか。

結果もまだなのに話しかけてくるんじゃない。」


珍しい...いつもとはまったく違う山村の口調に戸惑う僕。

すると誠の目線は僕のほうに向いていた。


「君は...彼の友達かい?はじめまして、風見原誠(まこと)だ。

...なんてな、ははは...

同じクラスなのにこんなにも差が出るなんてねえ...まったくやれやれだな。」


もしかして山村に嫉妬でもしているのか...?


「まあいい。君ももしかして...僕のライバルになる可能性が......」

そう言って僕をじっと見つめる誠だったが...


「...いや、大してなさそうだな、この感じは。」

なにぃ!?人を見た目で判断するタイプかよ、こいつ...

そう思って少し睨みつけてみた僕だった。

すると、僕と誠の間に入って僕を守ろうとしてくれる山村。


「おい。外見と成績だけ人を判断するんじゃねえ!こいつは...!」


おお、山村って意外と男らしくてカッコイイところあるじゃん...

そう思っていた僕だったが、


「こいつはなあ、確かに勉強は平均ぐらいだ!けどよぉ...!」


...えっとー...


「友達想いで、優しくて...意外と人見知りだからって...

友のことをからかうんじゃねえよ!!」


褒めているのかけなしているのか分からない...

なんとも複雑な気持ちになる僕だった。


「なるほど、よくわかった。よほど君らは仲がいいようだね。

ああ、君たちに100点のテストを自慢するのが楽しみだよ、はーっはっは!」


そう言い残してさっさと歩いていく誠。

なぜゆえああもマウントを取りたがるのか...

それはともかく...


「な、なんか...ありがと...。」

「いやいや、何をいう、友よ。」

いつもの山村に戻っていた。


「友に手を出す奴はみんな敵だ。いいかい?君は僕のはじめての...

友、なんだから...な☆」

はじめての友達...かぁ。そういえば幸佳も似たようなことを言っていたな。

どうやらこの兄妹と僕には、絆というものが芽生えているみたいで嬉しかった。


「それはそうと...今日のテストはどうだったかい?

まあ君には難しかったかな?僕には余裕だったけど☆」


山村ぁぁ!!貴様もそっち側かーーー!!

さっきまでの感動を返せーーっ!!


---


家に帰ってきた。

まずい。このまま明日も50点でいいや、などと余裕ぶることができなくなった。

まだ昼間だし明日の教科を勉強しておかなければ...

すると...


ガチャン


「...あ、翔お帰りー。」

姉の声とともに大量の袋の音がした。

あれ、まだ昼の2時...そう思って姉のほうを見ると、


「うん?ああ、今日は高校時代の親友が外国から帰ってくる日だったからねー。

それで友達も一緒にみんなで予定合わせてついでにみんな会おうねーって...

つまりは今日は有給取っててー...」


なるほど。ではその袋はもしかして...


「はい、これお土産。ほら見てー、かわいい!このコアラのぬいぐるみ!!」

外国ってオーストラリアに行っていたのか。


「すごい、珍しいお菓子がいっぱい...」

チョコにクッキー、マカダミアナッツなど...


「って...こんなにたくさん。他にも配る相手がいたんじゃないのか...?」


「あ、いやあ。どれがいいかわからなくなっちゃってさ。

そしたら弟の分もまとめてもらっていいよーってことで

とりあえずいっぱいもらってきちゃった!アハハ!」


「アハハ、じゃねえだろ...」


まあ友達だから許されたのかな。

...友達、か。

たくさんのお菓子やコアラのぬいぐるみを見て、

僕もいつかは姉や山村たちにお土産をあげてみたいなと思った僕だった。


※...その後、ちゃんと勉強もしたんだとさ。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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