表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
並行世界  作者: ゆん
1/1

パラレルワールド

第一話勇気


俺は目が覚めた。時計は午前1時を指している。

「うーん、まだ1時か。」

俺は外に出る。太陽が出て、植物たちを照らしている。だが人は少ない。

「もうちょい寝よかな、、、。まあいいや勉強しよ」

俺は今年大学受験をする。全国共通テストだ。

あと2ヶ月しかないが、全く勉強していない。受験する大学は名門でもなく、偏差値が45の大学だ。中の下といったところだろうか。まあそこでも、すごく困るといったことはない。就職も高卒よりは楽だろう。下の階から凄く大きな足音が聞こえる。

「うるさいよ!」

俺は叫ぶ。

「ごめんごめん!!猫を追いかけてた!!」

そう言うのは、俺の弟の駿介しゅんすけ16歳だ。駿介は高校1年生で俺が入っているこうこうよりも断然偏差値が高いところだ。俺とは兄弟だが小さい頃に親が離婚してそれぞれ東京、大阪に住んでいた。俺は関西弁だった。最近は少し標準語に慣れてきているけどね。すまない俺の紹介がまだだったね。俺の名前は譲だ。18歳で大学の受験生だ。

今は兄弟で父の東京の家に住んでいるが父は海外にずっといて時々しか帰ってきていない。

「勉強してるんだよ。」

「こんな朝早くから勉強してたら頭痛くなるよ!それよりご飯できたけど食べる?」

駿介は去年受験生だったから家事やご飯などは僕がしていたけど今年は駿介がやってくれている。

「あれ、もうそんな時間か」

時計を見ると午前6時を指している。そんなに勉強が進んでいない。一階の食卓に行くとご飯が並んでいた。俺の好きな味噌汁がある。

「いただきまーす。」

ここまでは普通じゃないかもしれないけど普通の学生だ。まあ何も面白くないかもしれない。

外に出る。もう空は夕焼けだまだ午前6時なのに。

高校までは1時間かけて行く。高校に着くと、友達の光田こうたがいた。

「おはよー!!かな?笑」

「うーん。こんばんはかな?どっちでもいいや。」

光田は俺の親友だ。2年生でクラスが一緒になって3年生も同じクラスで仲がいい。

「また時間がおかしいな。」

「そうだな。光田は朝勉強したか?」

「俺はしてない。ずっと寝てたからな!」

全く大学に入りたくないのだろうか。

「そっか。勉強はしとけよ。」

「おう!!」

「おはよー!」

「おはよー。」

花奏かなでだ。彼女は3年生で同じクラスで初めの隣の席になって仲良くなった。

「花奏、遅かったな」

「えー!そうかな。」

「光田も人のこと言えないだろ笑」

「言うなよ〜笑」

「それよりなんで遅かったんだ?」

「今日は電車の終わりの日でしょ?ちょっと見に行っていってたの」

「なるほど」

今日は全国全ての電車の終わりの日だ。リニアモーターカーかフラッシュバスが今の主な交通手段だ。リニアモーターカーは500km/h出るし、フラッシュバスは900km/s出る。だが僕は酔うから乗れない。バス通いだ。

「そろそろ授業始まるよ。」

「大した授業しないだろ。」

「まあそうだね。」

先生が入ってくる。

「さて、今日は5年前に起きた大きな出来事について学びます。これはみんな知ってるね。今の時計のズレにも関係してるよ」

「隕石衝突ですか?」

「まあそうだね。詳しくは木星に隕石が衝突してそれの破片が当たったんだね。」

先生はプロジェクターに太陽系を映した。

「2124年7月25日午前11時に小惑星が木星に落ちた、木星は約30%が破壊された。かなりの衝撃だった。地球に光は約43分後に届いて大ニュースになった。NATAは地球に害が及ぶことは無いと発表した。破片は飛び散り色々なところに飛んで行った。物凄い速さで。2205年NATAは81年前の木星の破片が地球に向かっているが、当たる確率は0.1%だと発表した。アメリカはこれに対し、0.1%も確率があるなら、対策を練ると発言した。2210年1月25日NATAは地球に木星の破片が当たる確率は25%だと確率を上げた。だが人類はあまり悲観的では無かった。アメリカが対策を練っていると思っていたからだ。アメリカは何も対策を用意していないと言い、デモが多発。2210年8月28日、NATAは地球に木星の破片が当たる確率を79%まで引き上げた。ここまでで質問がある人。」

「アメリカはどんな対策を用意したんですか?」

「アメリカは水素爆弾を数十発当てるなどして軌道をずらすのがいいと考えたみたい。」

「2210年10月9日にNATAは100%地球に当たると言ったの、10月15日に地球に衝突するとね。10月14日人の肉眼で見えるほどになった。15日午前4時58分アメリカ軍は隕石に向けて水素爆弾二十発を発射した。命中したけど、隕石は軌道を少ししかずらさなかった。そのまま南アメリカ大陸のブラジリアに落ちた。南アメリカに穴が空いた。津波もきた。そして地球の軌道をかなりずらしたわ。それで時間もずれているのよ、地球の軌道は予測出来なくなって時間も分からなくなったし一年も変わった。1日も変わった。この衝突の損害額は世界で約3京と言われているわ。そして天候も変わって地球は雲におおわれていたりとかという事が多くなった。そして一番大変なのは、パラレルワールドへの扉が開いたこと」

「せんせー、パラレルワールドってなんですか〜?」

「パラレルワールドというのはある世界から分岐しそれに並行して存在する世界のこと。並行世界とも呼ばれるわ。例えばいま私がペンを持つとする。でもペンを持たない世界も存在する。そんな感じのことね。パラレルワールドが開いた事でこの世界の情報はぐちゃぐちゃになった。それと同時にいろんな生き物、いや化け物ね、化け物まで出てきてしまった。パラレルワールドのゲートはいつどこで開くのか予兆はあるけどここでも起こるかもしれないの。」

「キーンコンカーンコーン」

「チャイムが鳴ったわね。それじゃあ今日の授業は終わり。時間はまだ昼前だけど外はくらいからでちゃ駄目よ」

「はーい」

光田は俺のところに走ってきた。

「なんか今日の授業まあまあ面白かったな。」

「おまえ、あれと似た感じの前やってたぞ。」

「え、忘れたそんなの。」

「記憶力大事だな。」

「うるせぇ。」

ウゥーーーンウゥーーーン

突然サイレンが鳴り響いた。先生は急いで教室に走ってくる。

「みんな頭伏せて!!!」

その瞬間、

ガシャンガシャーン

地面が下がり始めた。窓の外を見るともう土の中だ。パラレルワールドのゲートが開くと建物は地面の中に降りるようになっているのだ。

ガシャン

止まったようだ。

ウーーーーーン

モーターの音が鳴り響いた。何故かこの建物は上に上がっている。

「どういう事だ?!」

気づくともう地面の上にいる。うちの校舎のグラウンドにゲートが発生していたようだ。先生はすぐさま緊急連絡をする。

「何故うちの校舎が地面の上に出ているんですか!?ゲートが開いているんですよ!!はい。はい。分かりました。早めにお願いします!」

そういうと電話を切った。

「機械の誤作動のようです。皆さん地下シェルターに避難します。急いで!!」

皆は急いで走り出した。だが既に時は遅かった。パラレルワールドから化け物が出てきた。

「キシャャャァァァ」

皆耳を塞いだ。物凄い声だ。それに黒い蜘蛛のような体。口から何か液体のようなものが出ている。生き物かどうかも見分けがつかないぐらいグロテスクだ。

「きゃぁぁぁぁー!」

誰かが叫んだ。共鳴するようにみんなが叫び出す。最悪だ。

化け物はこっちを向いた。

「グァァァァァ」

こっちに向かってくる。

「皆さんはしって!!」

先生が指示を出す。みんな走り出す。だが足がすくんで立てない人が何人かいた。

「早く!!」

「た、立てない!怖い、、」

化け物はもうすぐそこだ。

俺は決心をした。

「先生俺が囮になります。その間にこいつらを!!」

「そんな、、、。貴方を置いていけない!」

「いいから早く!」

「わかった!」

ダン!

化け物が校舎に衝突した。崩れそうだ。俺は割れた窓から出た。

「おーーーい!俺はここだ!」

化け物はこちらを向く。俺は全力で走り出す。

俺は特殊な能力は何もない。某異世界転生漫画みたいに強くもない。俺は主人公でもない脇役。

ここで死んでも物語のストーリーには関係しない。勇気があっただけだ。

化け物はこちらに向かって走り出す。

すぐに追いつかれる。捕まった。

「ぐっ!!ここまでか、、」

あまり長くはない人生だったが最後はいい奴になれたかな?これが走馬灯とかゆうやつか、まあこういう終わり方もい

グシャ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ