第一話 帰ってきた男
「まさかこの地に戻ってくるとは思わなかったな。」
「主は、ここが嫌いだからのう(笑)」
「何笑ってんだよ!!さっさと行くぞ!!」
町外れで少年とちょこんと少年の頭の上に乗っかっている犬が会話していた。
「行くって主これからどこいくんじゃ?」
「あぁ〜そうだな学歴なしってのはかっこ悪いからとりあえず学校に通うかな」
犬がからかうように「実家からか(笑) ハゥ!!」
少年は犬の首を締めながら
「次そんな冗談いったら消滅さすぞ!!」
「でもまぁクソヤローにあいさつぐらいしとくか」
といって犬の首から手を放す
やれやれと首を横に振っている。
「何やってんだいくぞ!円」
「本当にいくのか?刹那」
「あたりまえだ!」
刹那と円は刹那の実家に向かって走り出すと見せかけ消えた。
刹那と円が上空から水連寺家を見下ろしている。
「すごいですね。主」
「あぁ」
イジメ時代を思い出しているのか刹那は悲しい顔をしている。
「それじゃ〜いくか!」と言って正門に向かった。
「これはまたすごいですね」と円が感心の声を上げている。
「どうでもいい、いくぞ!ごめんくださ〜い!おじゃましま〜す!」
「主、ごめんくださいとおじゃましますの間が開いてないんじゃが」
と円が呆れていると門番が出てきた。
「止まれ!!何者だ!!」
「あぁ〜え〜っとこの家の孝士っていう男の首を獲りにきた」
と刹那は敵意むき出しで言い放った。
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「ならばここを通すわけにはいかん!!」
門番は戦闘体勢にはいった。
「やれやれ、めんどくっさいなもう」と愚痴りながら戦闘体勢にはいる刹那
その時、刹那の後ろから『ただいま〜』と聞こえた。