プロローグ
(は~、今日もまた学校か、
まだ入学したばかりなのにな)
なんて皮肉めいたことを思い、部屋の窓から覗く朝日に目を細め、そこから見える景色にまだ寝ていたいような憂鬱感を覚えながら外を眺めて起きる決心を頭のなかで着けていると、よこから、
「おはようございます、マスター。早く起きてください、でないと遅刻します。」
中性的で無機質な聞き慣れた声が聞こえ、
「ああ、わかっているよ。だが、イヤなものイヤだからね」
と、声に対して、そう答えながらしぶしぶ身体を起こし、“めんどくさいの歌”を歌いながら、朝食を食べずに顔を洗い、歯磨きをし、着替えて、朝の準備を終え。
時計の時間に焦り感じ、持ち物を確認して。
今度は、”学校行きたくないの歌“を歌いながら、自分の部屋を後にした。
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此処は、
『キャタル王国立学園都市』
読んで字のごとく、キャタル王国の国立学園のある場所である。
ここでは、必ず6歳の誕生日を迎えると脳内に〔自分の能力と設計図〕が、思い浮かびそれにより自分の人生を左右されるのである。
例えば、農具や工具の設計図で、農家や職人になったり、銃などの武器で、軍人や、日常で必要に成りそうな設計図で、それを開発、商品化することで莫大な富を築く者もいる。
そうした中で、自分の能力つまり世界の理を覆す力、すなわち『魔法』と、設計図をみきわめ、活用できるよう、それぞれの分野に分かれ自分の道具を使いこなすために、それらを学ぶための国立学園である。
ちなみに、世界ではいくつもの国があり、領土問題や宗教問題などがあったり。
人々を襲う強力な生き物から、家畜、ペットとなるような生物まで、さまざまな生き物で溢れており、人を襲う生物のなかでも魔法を使える生物もおり、それらを、『魔獣』と呼んだりする。
そんな世界である。




