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 25話 ○ートと天使の電話。



目が覚めると俺は2人の美女に挟まれていた。


なんか、俺こっち来てからピンチと同じくらい幸せイベント多いな・・・。


掛け布団がめくれて姿を見せるのはブラウンのパジャマ姿のエルクさんと、赤いショートカットのスタイル抜群の・・・純白の下着姿の美女。


なんで、そんな格好!?


確かに寝る前はエルクさんのパジャマを窮屈だって言いながら着てたよね?


見ちゃいけない、見ちゃいけないと思いつつ凝視してしまう。


おーー!すげーー、なんて綺麗な肌なんだ。


おー!凄すぎるぜ!


「ん・・・とわー、もう起きたのか?」


目をこすりながら甘い声を出して美女が起きる。


「・・・お、おはようルビア。」


口を歪めながら俺は朝の挨拶を・・・あれ、なんでこの人目線が下に・・・ハッ!!


「とわ、朝から元気だな-。」


「いやーー!!」


俺はパンパンに膨れあがった働き者の息子を両手で押さえながらその場を逃げ出した。



はー、空が青いぜ。


とりあえず融合を解除したらルビアが人型になってました。


それもとんでもない美女に。

俺と同じくらいの身長にパッチリした黒い瞳の見た目は20代前半位の美女。


ちゃんと服は着てました。


黒とオレンジの和っぽい、くのいちとお姫様を足して2で割ったような格好かな。

谷間と太股がやばかった・・・駄目だ、思い出すとまたあいつが元気に働こうとしだす。


俺は首を振って気持ちを切り替える。


んで、昨日は人型ルビアと一緒に帰って何故かそのまま皆で寝たんだよな。

・・・ご褒美?


ちなみに人型になってもルビアは弱いままみたい、携帯でルビアのステータスを見れたけどほとんど俺と同じだった。

人型になった理由はよく分からないみたい。


契約を解除出来ないのか聞いたら、しないってさ、出来ないじゃなくて。



分かってるよ。

大切に思ってもらってる事。

力を犠牲にしてまで、そばにいてくれるんだから。


その分も俺が強くならなくちゃ、 ストレッチを1人でこなし走り出す。


はー、少しずつでも能力が上がっていくから、そんなに苦ではないんだけど、地道過ぎてため息が出る。


強くなろうとしても、いつもそれが間に合わなくて誰かに助けてもらってるんだもんな。


はー。




「エルクさん、おはよー。」


『とわくん、おはよー。また朝練?』


「・・・うん。」


『そう。昨日の今日なんだからゆっくりと休めばいいのに。』


「目が覚めちゃったからなんとなく。」


昨日自分の無力さを改めて知ったばっかりだから、じっとなんてしてられないんだよ。


『朝ごはん、これから作るから程ほどにして戻ってきてね。』


「うん、これから帰るね。」


『はい。気をつけて。』


「はい。じゃあ。」


エルクさんとの電話を切る。


リンゴ持って帰ろうかな。

・・・あれ?

今携帯の画面に変なモノが・・・ほら、電話帳に文広永遠観察室って・・・


「いや、なんだよこれ!!」


思わず電話をかける。


ドキドキドキドキ。


『はいはーい。こちらユリエルナナエル秘密基地ですよー。』


・・・何それ!?


「あの、文広永遠観察室、ではない・・・ですか?」


そうじゃないならそれはそれで良かった。

・・・うん、良かった。

観察とかされてたらシャレにならない。


『ああ。そうそう、そうとも言います。で、おたくどちらさん?』


がびーん!!まじで!?


「あの・・・そのふみひろとわなんですけど、俺、観察されてるんですか?」


『えっ・・・すいません、間違えました。』


で、電話切られたー!!


何これ!?

慌ててもう一度かけ直すけど、電話に相手は出ない。


マジで?本当に俺観察されてるの!?


恐っ!とりあえず帰ってエルクさんに相談だ!


っと、電話だ。

・・・さっきの観察室兼秘密基地からだ。


「はい、もしもし。」


『もしもし、とわっち?』


とわっち?

この淡々とした喋りとこの呼び方って・・・


「もしかして、チュートリアルの時の?」


『そう。ユリエル。』


「ユリエルさん?えっと昨日はありがとうございました。」


携帯を耳にあてながら頭を下げる。


・・・なんか、変な音が聞こえる。


『どういたしまして。』


「あの、なんか変な音が聞こえるんですけど。」


『ナナエルが横でせんべい食べてる。』


秘密基地だから、かな?

誰だろ。


『ナナエルは昨日とわっちの代わりに戦った。』


「あー、あの人。おかげで助かりました。すいません、なのに俺。」


『大丈夫、ナナエルも今聞いてる。気にしてない。今もせんべい詰まらせてむせてる。』


なんで!何やってんの、その人!?


『とわっち、少し話してもいい?』


「・・・はい、大丈夫ですよ。」




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