9/20
第 9 話
「よぉ、直也!」
直也にそう呼びかけると、すぐにこちらを振り向いた。
「よぉ!じゃないよ!僕、倉庫の場所わかんなくてずっとうろうろしてたんだよ!それで、やっと見つかったと思ったら超巨大だったんだよ!」
「だから手伝いにきたんだろ」
「一緒に探してくれたってよかったじゃないか」
「俺、仕事あったし。それか、店まで来ておばさんに聞いたら一発でわかったんじゃねぇの?」
直也は、ハッ!とした顔になった後、ガーン!という顔になった。
表情がコロコロ変わるので、見ていると面白い。
「そっか、おばさんに聞けばよかったんだ…」
ちなみに、これは俺も今気が付いた。と言うと、また直也が怒りそうなので胸におさめておく。
「さ、じゃあさっさとやって早く終わらせようぜ」
そういうと、直也も「そだねぇ」と言って手を動かし始めた。
俺は、近くにあるものから整理していくことにした。




