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どこかのだれかがしゃべっているようです ~どこだれ~  作者: 子心
どこかの兄妹がしゃべっているようです
99/175

350話~352話

少し長めです。

「ついにここまできました!」


「…」


「山登り、頂上!」


「…」


「見て見て!すごい景色ー!」


「…」


「…おにい?」


「…」


「あー…燃え尽きてるねこの人」


「…」


「若い男が情けない」


「…なぜ俺はここにいるのだろう…疲れて思い出せない、いや思い出したくない…」


「…おにいが連休なのに1人でゲームばっかりしてるからお母さんが心配してねー」


「…初日に旅行」


「旅行は連休前だったよー」


「…」


「それで私がねー、おにい友達いないからー…そうだ!無理やり連れだせばいいんだよ!きっとおにいも喜ぶよ!って言ったからだねー!」


「…俺友達いるし」


「えー見たことないよおにいの友達ー」


「ゲームとかで通信してやってる…みんなインドア派…」


「でも親を心配させちゃだめだよおにい」


「…お前意外とませてんな」


「私だっていろいろ考えてるよ!舐めんなよ!」


「…なぁ」


「ん?」


「…下山って…」


「もちろん歩きだけど?」


「…ロープウェイは?」


「禁止」


「…乗る」


「はいだめー!さぁ下りるよー!」


「…」


「ほらかたまってないで!」


「…お前元気すぎ……」



「だめだ疲れた休憩」


「おにいまだ歩いてから3分も経ってないよーってもう座ってるし」


「…そういえば登るときにはいたうちのお母さんいないけど」


「ロープウェイで先に下りました!ざんねーん!」


「…今からでも戻って乗る」


「戻ってもいいよ?」


「よし戻ろう今すぐ乗ろう」


「ロープウェイって有料なんだよねー」


「…それがどうした」


「おにいお金持ってるの?」


「ちゃんとポケットに持って…あれ?」


「私が密かにとってお母さんに預けておきましたー!はいざんねーん!」


「…」


「…」


「…希望が…」


「落ち込んでないでとっとと下りるよおにいー」


「…はー……」



「やっと…」


「下りたねー」


「…」


「さすがの私も疲れたよー」


「…」


「…帰ろっか。お母さんあそこで待ってるし」


「…おー」


「楽しかったね!」


「…どこが」


「景色とかー疲れきったおにいの顔とか?」


「…ひでぇ……」


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