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どこかのだれかがしゃべっているようです ~どこだれ~  作者: 子心
どこかの兄妹がしゃべっているようです
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96/175

339話~343話

少し長めです。

「ひゃっほー!お兄ちゃーん!」


「…何度でも言うがノックをしろ、ドアを勢いよ」


「おおー!お菓子食べてる!頂戴!」


「…まぁいいよ」


「さつがおにゃんちゃんっ…さすがおにゃっ…さすがお兄ちゃん!!」


「ぷっ」


「…」


「おにゃんちゃんて…くくくっ」


「ぬーそこはききながしれくてれも…」


「えー?なんだってー?くくっ」


「…笑うなばか!」


「はいはい…くふふっ」


「ぬー…」


―


「お前ちょっとコレ言ってみろ」


「なにー?」


「これこれ」


「この紙の…これ?」

『東京特許許可局許可局長』


「おー言ってみ?」


「…」


「はやく」


「…おにいって意外としつこくいじってくるよね」


「日頃の恨みだ」


「でも言うだけでいいんでしょ?」


「もちろん早口で」


「…」


「あと100円ね」


「え?」


「言えなかったら100円、言えたら100円、賭けよう」


「…私不利じゃん」


「チャンスは3回な」


「…練習は?」


「なしに決まってんだろ」


「…」


「どうすんの?やる?」


「…やる!」


「よし約束」


―


「ふぅー…よし、言うよおにい。ちゃんと聞いててよ!」


「おー」


「…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「…」


「早く言えよ」


「待って集中してるから何も言わないで」


「はよ言え」


「…」


「言えよ」


「あー!うっとおしー!おにい黙ってて!!」


「はいはい」


「…」


「…」


「…ときょっ」


「はい1回目」


「ぬぁー!これ読みにくいー!」


「ははは」


「きついでしょおにいこれ!せめてひらがな!」


「読めるからいいだろ」


「ケチ!」


―


「2回目な」


「…とうきょうとっきょきょかきょくきょきゃきゃきょくちょう!」

「どうだ!?」


「アウトです」


「くっ…」


「とりあえず早口で言えば俺をごまかせると思っているのか」


「…ラストくらいはひらがなで書いたやつで」


「まぁいいだろう」


「!」


「最後だし」


「よし!勝てるよ私!がんばれ私!」


―


「ひらがなにするとこうだな」

『とうきょう、とっきょ、きょかきょく、きょかきょくちょう』


「すぅー…はぁー…」


「言ってみろや」


「…」


「…」


「行くよおにい」


「どうぞいつでも」


「…きょっ」


「…」


「…」


「…」


「…ねぇおにいもう1回だけ」


「ダメです」


「もう1回!お兄ちゃんもう1回!」


「ほらさっさと100円よこせ約束だ」


「…はい」


「よし」


「…ぬー」


「さて俺の気が晴れたしゲームでもゆっくりしてくるわ」


「…」

「…でも」

「楽しかったからいっか」


―

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