635話~639話
「ねーおにいーそういえばさー」
「…何だ」
「我が家ってこたつ出さないよねーなんで?」
「…ホットカーペットとエアコンで充分だから」
「そーだけどさーほらー…その、冬と言えばこたつじゃん」
「…あっそ」
「それに猫にこたつっていうじゃん、ポンタもいるしさー」
「ニャー」
「…」
「…ゲームしてないで聞いてよーおー、ねぇー」
「…」
「ねぇーおーい、おにい、お兄様ー聞いてますかー?」
「…あーうっとおしいな」
―
「こたつって去年は押入れからだして使ってたよねー」
「…おう」
「でも今年は使ってないよねー…ででん!ここでクイズです!」
「…」
「なぜうちではこたつを使わないんでしょうかね!なぜなぜ!?」
「…知らん」
「えーしっかり考えてよーつまんないじゃーん」
「…そうだな、じゃあ考えてやろう」
「やったー!不正解だったらお菓子ちょうだいね!」
「…なぜそうなる」
―
「…あー多分あれだ」
「残念!おにい不正解です!」
「俺まだ何も答えてないだろ」
「不正解なので後でお菓子をもらいに行きます!やったね!」
「…むかつくわぁ」
―
「…俺の記憶が正しければ、今年こたつが出されなかった理由は」
「ふんふん」
「お前がこたつ占領して他に誰も使えなかったからじゃないか?」
「ふんふん」
「要するにお前のせいだな」
「ふーん」
「…お前話聞いてないだろ」
「こたつが出されなかった理由はおにいが原因ってことはしっかり聞いてたよ!」
「…聞いてないねこれ」
―
「しれっと俺のせいにするな」
「えーじゃあなんなのー教えてよー」
「…だからお前が原因で」
「もうそんな話いいからお菓子ちょうだい!プリーズ!!」
「…はぁー…」




